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シン・ドラマ汁


ドラマ【隠蔽捜査】

隠蔽捜査
TBS 月曜夜8時~
【あらすじ】15年前に発生した4人の未成年による女子高生監禁・殺人事件に関わった者たちを殺害したとして、警察に連行されていた現職の警察官・山田が犯行を自供した。竜崎は、警察庁長官官房参事官・牛島が、上層部とこの事件に関しての対応策を秘密裏に検討していることを知り、総務課長補佐・谷岡に動向を探らせると共に、捜査本部にいる伊丹に情報の素早い公開を迫ることになる。しかし、長官官房総括審議官・上條を含む上層部の判断は、自供した警察官の話に信用性がないと、今一度慎重な捜査をと伊丹にせまるものだった。

【感想】意外や2回でこの話は終わりでしたね。次回からは、左遷された竜崎が署長として赴任した、竜崎のいる所轄署が舞台となるようです。前回の畳み込むような緊張感のある展開と違い、今回は警察官の手による犯罪を隠蔽しようとする動きに、真っ向から対立する主人公の戦う様子を描いてました。そして一方では、家族の理解も得られていなかった竜崎が、息子の不祥事により、逆に家族がまとまっていく様子も描かれてましたね。いやでもしかし、あんな出来た妻はいませんよw 前回まではちっとも家庭のことを顧みてくれないと、不満げに思っていたのに、今回は何故か家のことは私に任せて、あなたは国のために働いてと、まったく逆のことを言っていたようなw まぁ、男性による理想、つまりは想像の産物ですな。そして息子もタバコのみならずヘロインまで手を出していたにしては、あまりにあっさり反省しすぎでしたね。まぁ、父親が職を失ったり、姉の縁談が破談になるとか、そこまで考えてなかったんでしょうな。元々育ちのいいおぼっちゃまだったってことでしょう。父親が東大を目指せというばかりで、私大に受かっても通うことを許されず、浪人に身を落としたのが、かなり響いてたんでしょうね。大人から見れば人生の中の短い試練ですが、それまで挫折したことがない子供にとってみれば、まさにこれが挫折だったのでしょう。最初、竜崎は典型的な仕事バカで、家庭を顧みないのかと思いきや、ただ言葉が足らなかっただけで、本当は家族のことも真剣に考えていたことが、事件があって初めて家族で話し合い、理解しあえたのでしょう。賢い家族ですよ。一部ファンタジーが混じってますがw そして仕事上のトラブルの方は、最初は四面楚歌だった竜崎ですが、何とか幼なじみの伊丹を説き伏せることに成功。2人で真実を発表するため記者会見に臨むが、刑事局捜査第一課課長の坂上がそれを止めにきた。だが事件を警視総監に報せた上條が、長官は隠蔽などとんでもない、真実をすべて発表しろと言いに来たことで、それまで主流だった隠蔽派は一気になだれてしまう。ここがよくわかんなかったのですが、何故上條は寝返ったのでしょう? 彼が警視総監にタレこんだせいで、一気に真実公表に方針転換してしまったわけですよね。しかし上條も最初は隠蔽派だったはず。取調室のマジックミラー越しに竜崎の決意の固さを見て、これは止められないと思ったのでしょうか。つまり彼が隠蔽派から寝返ったのは、彼の本意ではなかったと。取調室でも、最後に竜崎や坂上に公表することを伝えた時も、親指の爪をカリカリやってましたよね。あれは彼がストレスを感じている時の癖。しかし、ほとんどの官僚たちが隠蔽を推し進めていて、最初に寝返ったとなると(その前に竜崎と伊丹がいるわけですが)、かなりポイント高いですよね。そういう計算もしていたのかな。出世するわけだ。ちなみに公式サイトを見ると、上條は警視総監に告ぐ警視監という階級で、竜崎と伊丹はそのもう1つ下の警視長だそうです。警視長が所轄署の署長になるのは珍しいそうです。つまり所轄署には警視長以上の階級はいないということになりますね。そして竜崎の秘書みたいな感じだった総務課長補佐の谷岡ですら、警視です。あの若さで警視ということは、確実にキャリアですね。いつも私たちが見ている刑事ドラマには、大体警部か警視以下の登場人物しか出てきません。このドラマに出てくる登場人物が、どれだけお偉いさんか、よくわかりますねw




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