こころ
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/01/22 17:55:17
夏目漱石「こころ」
大学を出て仕事もせずぷらぷらしているニートに
大学生「わたし」が出会う。
そのニートが哲学を語る。
「わたし」ニートに心酔してニートを「先生」と呼ぶようになる。
ニートの家にも出入りする「わたし」。
その「先生」には奥さんが居た。
実は「先生」の若かりし頃、Kって親友が居て
奥さんお互いに好きだったけど「先生」が
先に奥さんに告白して婚約した。
それが元かどうかKは自殺した。
その頃から少しずつおかしくなる「先生」。
「わたし」の父親が危篤でもういくばくか無いかも知れないので
「わたし」が実家に戻ってた時に「先生」から
手紙が来ます。
「遺書」でもう「わたし」が読んでいる時に
この世に居ないと書かれているにもかかわらず
病床の父親を捨て
「先生」の元へ帰る「わたし」だった。
奥さんの顔を見てはKに対する罪悪感を思い出したり
自分のした事を呪ったりした「先生」。
明治天皇の死、そして乃木大将の殉死。
そんな事が重なり死を選んだ「先生」。
遺書にはそんな感じの事が書かれてました。
「こころ」は、授業にて今やっています。
読み方によっては「先生」とKと「わたし」
三角関係。
同性愛と取れなくも無いです。
個人的に思うのですが
「先生」からしたら「わたし」の存在なんて凄く軽い存在です。
ただ懐いて来るから可愛がっていたと思うのです。
「先生」はKの事が一番好きだった。
奥さんは多分人間の女として好きだったのではなくて
アイドル化。偶像化みたいな感じで
可愛がる対象として居ただけでは無いだろうか?
ただのニートを「先生」呼ばわりして
父親まで捨てた「わたし」。
そこまで心酔する恋に似た心。
「わたし」は「先生」に受け入れられなければ
ストーカーになっていた気がします。
Kが自殺した原因は多分・・・
「お嬢さんとの結婚も出来ず親に反対された学業も中途半端。
こんな自分が嫌い」ではないかと思ってます。
そしてトドメは親友が自分を裏切りお嬢さんと結婚する。
だと思います。
夏目漱石の「こころ」はこのように
色んな解釈が出来るから
面白いです。
一目惚れしてストーカーしてた「わたし」・・・
「先生」が「わたし」を受け入れてくれたから良かったです。
男同士の一方的な愛??
文学は難しいです。
でもこれ腐った女子の眼鏡フィルターで見たら
完全なるBLものかも知れないです。
しかしニートを「先生」って心酔する大学生って・・・なんなの??
クラスの友達が分からないと言うので
この「こころ」の私なりの解釈を四コマ漫画にして描いたら
かなり受けました。
コメントありがとうございます。
「こころ」 と 「それからは」 は
友人と同し人を愛してしまう設定が同じなんですね。
漱石は兄嫁と仲が良かったらしいです♪
太宰治もそうですが
読んでると頭がおかしくなりそうです(-""-;)
特に学生の多感な時期だと尚更。
でも色んな考えや世界を知るのは大切ですね^^