Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【相棒12】

相棒12
テレビ朝日 水曜夜9時~

【あらすじ】杉下は、なじみの紅茶店で紅茶に詳しい毒島と知り合った。 毒島から自宅アパートでのお茶会に誘われた杉下は、を連れて出かけると、毒島は2人の目の前で杉下のようにポットを高く上げて紅茶を注ぐのだ。毒島には紅茶と犬しか楽しみがなく、ほかは信用できないという。杉下同様、少々変わり者のようだ。杉下を気に入ったらしい毒島は「警察はバカばっかりだと思っていました」と、ある事件の話を始めた。

【感想】今回は一風変わったストーリーで、ミステリーではあるのですが、謎解きというタイプではなく、過去にあった事件を架空の人物を主人公とした小説の形式で、せつせつと語っていくという感じでした。正直、ミステリー部分は大した話ではなかったと思います。事件そのものよりも、孤独な主人公と、そのあまりにも控えめな恋心を描いたストーリーのように見えました。なので今回はミステリーよりも、右京に気が合う友人ができたという話を楽しむ回だったと思います。最近は女子会という言葉をよく聞きますが、右京・亨・毒島のお茶会は、言ってみれば男子会ですねw 気が合った者同士、気兼ねない者同士の、とりとめのないおしゃべりを楽しむ会です。思えば以前から男子会というのはあったような気がします。まぁ私は女なので参加したことは当然ありませんがw 男も女も、気を遣わずにすむ同性同士の集まりを、以前から楽しんでいたのではないでしょうかね。何故か以前はそういう集まりを、寂しいとか花がないとか、どちらかというとネガティブなものとしてとらえる風潮があったように思いますが、草食男子が増え、恋愛に飽きたり疲れたりした女が増え、同性同士の集まりを肯定的にとらえるようになったのが、女子会という言葉なのだと思います。話がだいぶ逸れましたが、10年以上テレビに出続けている右京ですが、いまだにプライベートは謎に包まれていて、イギリスに住んでいた時期があったとか、たまきと結婚していた時期があったくらいしかわかっていません。いまだに日本で右京がどこに住んでいるのかわかりませんしね…w(イギリスではアパートメントに住んでいたらしいシーンがありましたが) 当然、プライベートで職場以外の人間とのつきあいがあるかどうかはわからないのですが、どう考えてもあの性格では友達がいなさそう。一言で表すと「鼻持ちならないやつ」ですからねw その右京が毒島と紅茶やミステリーやイギリスのことについて語る時は、本当に生き生きとしていて、こりゃいい友人が出来たなと思ったのですが、やっぱり彼が犯人でしたか…。何故犯人なのに捜査を促すような発言をしたのかとか、気になる点はあったのですが、今回の話はそういうのを超越してましたよね。実は以前にも右京は友人になれそうな人物に出会ったことがあります。その人物は、クラシックをこよなく愛する点で右京と気が合ったのですが、闇金を経営する暴力団の幹部で、やはり右京の手により逮捕されてしまいました。どうも右京の友人になれそうな人物は、犯罪に走りやすいタイプなのですかね…。その実右京もひとつ間違えば犯罪者になってしまうタイプなのかもしれません。遵法への強いこだわりが、彼を踏みとどまらせているのかも。さて、実に印象的だった今回の話を書いた人は、真野勝成というあまり名前を見たことがない脚本家さんです。相棒の話を書くのは初めてなんじゃないでしょうかね。他でもメインで脚本を務めたドラマはあまりなく、誰かとの共著だったりする場合が多いです。初めてなのにこれだけ右京の性格を把握し、キャラクター性の強い本を書けるのは意外でしたね。もっと慣れた脚本家さんかと思ってたのに。ただミステリー部分が弱かったので、次回はもう少し興味を惹けるミステリーを書いていただけると幸いですな。

アバター
2014/01/25 12:00
尾美は私の場合、地元だからか転校生のイメージが強いですね。
映画は見てないんですけどねw
それと、近年は尾道が舞台となったてっぱん、
まだ記憶に新しいあまちゃんなど、一見いい人なんだけど、
実は一筋縄ではいかない人物のイメージもあります。
鬼平犯科帳は実はほとんど見たことがないです。
そうです、若松さんでしたね~。あの人の名前、いつも失念してしまいますw
右京の友人になれそうな人って、やっぱり友人いなさそうな人ですよねw
関係ないですが、最近私はレモンティーにハマっています。。
アバター
2014/01/24 22:16
右京は孤高の人。
それもよしかも。
今回の話は、尾美としのりが、良い雰囲気で演じてました。
紅茶の注ぎ方も見事です。
尾美さんは、鬼平犯科帳の木村忠吾のイメージが強いけれど、
現代劇もそつなくこなせる、良い役者さんですね。

かなり前の闇金の方よりは、良い感じ。
演じた若松武史も、雰囲気があって、好きな役者さんです。
音楽の趣味も合ったのに、残念な終わり方をしたから、今回の彼は、
そう言う意味では、友人になりえる相手でしょう。
彼が作った特製の紅茶、美味しそうです。

いつもと毛色が違うと思ったら、脚本家が違いましたね。
また、書いて欲しいです。
今度は、ミステリー色の漂う話で。



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