Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【相棒12】

相棒12
テレビ朝日 水曜夜9時~
【あらすじ】辛口で知られる評論家の山路が、自室のトロフィーで撲殺された。山路は様々な分野で持論を展開、雑誌界のご意見番とも呼ばれていた。かつては人気俳優の有村を「実力ゼロ」とこき下ろし、人気が低迷した有村は逃げるように日本を離れた。その有村が数年ぶりに帰国し、舞台の凱旋公演を行うという。過激な発言を繰り返す山路なら敵も多いはず、と興味を抱いた杉下は、山路の部屋を調べるが、キレイに片づいている室内に違和感を覚える。

【感想】結論から言うと、つまらなかったです。そう感じた要因はいくつかあります。まず、ミステリーとしてはまったくの駄作だったこと。これが一番大きいです。そして構成がありきたりでつまらないストーリーをさらにつまらなくしていたこと。それからカイトが単なる右京の腰巾着となっていてまったく活躍していなかったこと。終盤演技がオーバーアクトでまったくリアリティが感じられなかったことなどがあります。まずミステリーとしての駄作っぷりが解説しますと、結局俳優の有村が犯人である証拠はまったくと言っていいほどなく、有村の良心に訴えかけて自白させるという、ミステリーとしては最悪の手段で逮捕に導いたところが最低でしたね。女優の父親である大倉が証拠を隠滅したとはいえ、科学捜査でテープよりもっと微細な証拠が見つかったかもしれないし、監視カメラの話が一切出てきていないのも気になりました。また右京が何故大倉の自白に納得しなかったのか、今ひとつわかりづらかったです。トロフィーが取りづらいのは、大倉も有村も同じだと思いますしね。そして何故大倉がイトウのトロフィーなどと余計なことを言ったのかも謎。魚の形をしたトロフィーでいいじゃないですか。まぁ、自分が犯人であることを印象づけようと、わざと細かいことまで言ったのかもしれませんが、実際手に取って指紋を拭いたりつけたりしているのに、何故HOT1をITOHと勘違いしていたことに気づかなかったのでしょうw また、有村を救いたいなら、自分が犯人であるという証拠を捏造するだけでなく、通報して犯人だと名乗り出ればこんな面倒なことにはならなかったのにとも思います。それとも警察が来なかったら名乗り出ないつもりだったのでしょうか。しかしそれだと有村が捕まってしまう危険性もありますから、思惑を遂げるためには、名乗り出たほうが確実だったでしょう。構成については、冒頭にロンドンでの演劇のシーンを持ってきたり、大倉が途中で捕まったりと、犯人は有村としか考えられないような構成が、駄作ミステリーをさらに駄作にしていたように思います。なんかもっといいやり方はなかったものかなぁ…。演劇なのでオーバーアクトは仕方ないにしても、天野の顔はかなり情報量が多いのでw ああいう演劇用のメイクをするとかなり濃くなってしまいますねぇ…。そして演劇やその稽古中ならともかく、杉下が有村の良心を煽るところでも、演劇のようになってしまい、なんだかもう白けてしまいました。監督はベテランというかメインの和泉監督だったようですが、どうしてこうなった…と言いたいところですw ちなみに脚本はゲゲゲの女房や八重の桜の山本むつみ。解説しますと、NHK専属と言っていいくらい、ほとんどNHKの仕事しかしてない作家さんで、本格的なミステリードラマはこの相棒が初、もちろん相棒の脚本を書くのも初めてです。特徴は時代劇を得意としているところですね。いろいろ挑戦してみるのも勉強になっていいかもしれませんが、やはり得意な分野を伸ばした方がいいんじゃないですかね。いきなり相棒の脚本はちょっとハードルが高すぎたかなという感じでした。あと思ったのですが、俳優がその役柄のイメージがついて、バッシングされるなんてことがあるんですかね? 私はどちらかというと、俳優のプライベートと演技はまったく切り離して考える方なので、悪い噂があってもあまり気にしないのですが、世の中にはそうじゃない人も多いということなのでしょうか。例えば今話題の渦中にある佐村河内氏なんて、その典型ですよね。確かに彼のやったことは誉められたことではありませんが、だからといってそれで楽曲の価値が変わってしまうんでしょうかね。ま、これについては書き始めると長くなりそうなのでこのへんでやめておきますw

アバター
2014/02/14 13:37
ありましたね、女王の宮殿。私もサブタイはうろ覚えですがw
実はあの回、私が相棒を初めて見た回でもあります。
といっても当時はまだ相棒を見る習慣がなく、
途中で見るのをやめてしまった記憶がありますw
もったいないことをしたものです。
後で再放送で2~3回は見ましたがw
女王の宮殿は、今調べましたが脚本は戸田山ですね。
あの方はこういった本格推理っぽいゴシック調の回もたまに書いてますね。

佐村河内氏についてですが、私は広島在住ですが、
今回の一連のニュースで初めて存在を知りましたw
広島県民なら誰でも知ってると思ったら大間違いですよ。
まぁ私の場合、親族にまったくと言っていいほど被爆者がいないので、
広島県在住でも原爆投下にほとんど興味がありませんからね。
人並みに平和は望んでますけどね。
楽曲に罪はない…のは当然なのですが、佐村河内氏の場合、
彼自身が付加価値を利用して知名度を上げていたフシがあるので、
擁護できないんですよね。ただ現段階では新垣氏側の言い分しか
公表されていないため、鵜呑みにはできないかなと思います。
さんざんバッシングされていた引越しおばさんに、
実は切実な理由があったみたいなこともありますからね。
アバター
2014/02/13 20:55
私的にも、あまり、面白い話ではなかったですね。
脚本家のせいもあるかな。
相棒は初だったのですね。
知りませんでした。

かなり初期の話になりますが、女王の宮殿のような話、また、見たい物です。
タイトル、間違ってたら、ごめんなさい。
あの話、結構好きで、プライドの高い女主人が印象的で、終わり方もお洒落でした。
粋と言うのでしょうか。
右京が彼女をエスコートして、軽やかに退場するんですよね。

佐村河内氏のパッシング、まあ、これはねー。
でも、売れているからこその問題で、音楽業界でのパクリって、良くある事みたい。
無名で売れていなかったら、記事にも話題すら、上る事はなかったでしょうに。
曲に罪はないから、良い物は良いとすれば良いのだと思います。
ちょっと、変な言葉の羅列で、申し訳ございません^^;



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.