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シン・ドラマ汁


ドラマ【戦力外捜査官】

戦力外捜査官
日テレ 土曜夜9時~
【あらすじ】著名な恋愛小説家・高村が自宅で死体となって発見された。閉め切った仕事部屋で古い灯油ストーブをつけ、椅子に座ったまま事切れていたのだ。死因は一酸化炭素中毒で、事故かと思われたが、遺体から睡眠薬が検出されたため、殺人も視野に入れて捜査が行われることに。千波設楽は家政婦の三田山から、事件直前に高村と編集者の佐渡が言い争っていた声を聞いたという証言を得るが…。

【感想】今回はちょっと面白かったですね。事件そのものは単純で、三田山がさんざん妄想をかきたてたおかげで、50分持ったという感じでしたが、「未必の故意」が扱われていたことには興味を感じました。「未必の故意」は特に法廷物のミステリーでよく使われる言葉で、一般人が知る機会は、運転免許を取得する時だと思います。繁華街など人通りが多く狭い道で、スピードを出して運転した場合、積極的に人を轢くつもりはなくても、ぶつかって死んでもいいや、的な考えをした場合、この「未必の故意」に当たると、免許持ってる人は習ったことがないでしょうか。私が取得した時にはそうでした。この説明が多分一番身近でわかりやすいと思うのですが、ドラマのスポンサーに自動車メーカーがいますのでねw 相棒と同じで自動車事故は絶対に出てこない法則ですね。相棒はさすがにそれでは話が成り立たなかったりするからか、車ではなくバイク事故がたまに出てきますね。苦肉の策ですが、それでもバイクだと不自然なこともあります。ここが民放ドラマの弱点とも言えますね。実は以前からちょっと疑問に思っていたことがありまして、それは「未必の故意」と「保護責任者遺棄致死」の違いです。「保護責任者遺棄致死」は、ネグレクトの虐待で死なせてしまった事件でよく聞く言葉です。調べてみたところ、その違いは故意かそうでないかの差であって、後者の場合、どんなに世間的に見て殺意があるように思えても、本人に殺意がなかったら、致死ということになるそうです。なので今回のケースは確かに「未必の故意」にあたるのかもしれません。また似たような言葉で「救護責任」というのがあります。「救護責任」というのは、放置したら死ぬような状況に置かれた人を放置するというもので、こうなってくるともう素人の私にとっては、「未必の故意」との差がよくわかりません。ただ、「未必の故意」は自分から何か行動を起こした結果、相手に何らかの危害が及ぶ場合で、「救護責任」はすでに相手が何らかの危険な状況にあり、それを知った人物が放置した場合かな、とも思います。となると、自ら睡眠薬を飲み、ストーブをつけ、閉め切った部屋にいた被害者が死んだ今回のケースは、後者に当たるような気がしないでもありません。ただ、事前に被害者が「寝ていたら寝室に運んでくれ」と頼んでるんですよね。こうなるともっと複雑になってきて、何が何だかわかりませんw これ、裁判でも相当揉めそうな気がします。さすがの千波も、今回は罪がない人に手錠をかけることはできませんでしたねw 個人的には三田山にかけたかったですがw あと、いつものクイズですが、今回はやたら簡単で、私は2つの方法を思いついたんですよね。1つはドラマでも言っていたのと同じ回答で、もう1つは羊羹て大体四角いので、その対角線で切るというもの。これだと定規がなくても簡単に半分にできますよね。ただ形がイマイチ羊羹ぽくないのが欠点ですけどもw クイズがどんどん簡単になってってるのが気になります。鴻上、ナレとかしてないで、本の方でもっとがんばれよw




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