ドラマ【私の嫌いな探偵】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/02/22 15:19:34
【感想】今回は、ご近所で起きたミニマムな事件の感じで面白かったですね。残念ながら田所老人は死んでましたが…。これで死んでなければ、めでたしめでたしで終わるとこだったんですけどね。実は今週は自分の病院通いや(もうじき快癒)、母が腰が痛いと寝込んだりしたため、ちょっと疲労が溜まっていて、8時間寝た後に見たのですが、それでもボケていて、その上途中で乱入した父親がドラ声で騒いだため、あまりよく聞き取れず、推理どころではなく、もういいやと思ってぼけーっと見てたので、自分の推理というものはまったくありませんw しかし、老人の失踪を中心に、ビールケース盗難事件、轢き逃げ事件、窓の器物損壊事件などが、数本の道を隔てたご近所で同時多発し、それがすべて1本の線にまとまっていったのが実に面白い!でしたw 途中、朱美が路上に座って、コナンのまねをしているところなど、乱入した父も声を立てて笑ってましたよw あそこはツボでしたねw 結局、細い行き止まりの道を、2つの自販機とビールケースで遮断してしまったことで、様々な事件が起きてしまったわけですが、考えてみれば確かに逆開きの自販機というのは珍しいかもしれませんね。しかし狭小な場所に置くために、逆開きのものがあっても不思議ではありません。この、壁がないところに壁を作ってしまうというトリックは、今までのミステリーの中にもありまして、タイトルもいくつか挙げられるのですが、ネタバレになってしまうので控えておきますw このトリックにはいくつか条件がありまして、同じような扉や部屋が等間隔で並んでいなければならない(今回の場合、道と家)、トリックにハメる人物は、そこに来慣れてない人である必要がある、現場の視界が悪い方がよい、などがあります。今回はそれのどれもが当てはまりましたね。今回の場合、自販機で壁を作ってしまうというのが独創的で面白かったと思います。ただいくつか疑問がないわけでもなく、例えば事件は酔っ払いがご機嫌で帰ってくる丑三つ時を過ぎてから起きたものでした。なのに、何故田所老人の家に、テレビを見ながら食事をしていた形跡が残っていたのか。もちろん鵜飼が言うように、食べ残した後だったのかもしれませんが、それでも普通は食器くらいは片付けますし、鍋に蓋くらいはするでしょう。テレビがつけっぱなしだったことから、出て行く直前まで食卓にいたと考えられます。何故田所老人は、翌朝鵜飼を家に迎える約束をしていたのに、そんな深夜に食事をしていたのか。それとも、食事は夜7時くらいにしていて、犬の声を聞いてそれからずっと深夜になるまで近所をうろついていたのか。いやいやそれはないでしょうw 雪が積もっていて路面の状態も悪く、寒さも老体に響きそうでしたしね。要するに、マリー・セレスト号を髣髴とさせるようなミステリーを狙い過ぎ、逆に不自然になってしまったというのが、真相のような気がしますw 雪で思い出しましたが、ちょうどロケを予定していた日に、関東が大寒波に襲われ雪が積もってたんでしょうね。映像をつなぎ合わせるため、苦肉の策が使われてましたねw 最後の謎解きのシーン、皆寒そうだったなあw あと、朱美から好みのタイプだと聞いて、わざわざ酒屋まで看板娘の顔を見に行ったツンデレ女刑事がちょっと可愛かったですw 疑問はもうちょいあったのですが、もう長くなったし、書いているうちに忘れちゃったのでw 以上で終わりますw