ビートたけしさんの被災への思いに感動
- カテゴリ:人生
- 2014/03/12 09:25:43
もうあの大震災から3年も経ったのですね。あの瞬間の恐怖は今でも忘れられません。気づいたら外に飛び出してました。
ビートたけしさんが震災直後に書いた文が非常に共感できる部分が多いので抜粋してみました。
『「悲しみの本質と被害の重み」
なによりまず、今回の震災で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。こんな大惨事になるとは思ってもみなかった。
ちょうど地震の時は調布のスタジオで『アウトレイジ』続編の打ち合わせをしててさ。オイラ、普段は大きな地震でも平気な顔して座ってるタイプなんだよ。
だけど今回は、スタジオの窓から見えるゴミ焼却炉のデカい煙突がグラグラしててさ。今にもこっちに倒れてきそうなんで、たまらず逃げたね。こんなこと初めてだよ。そんなの、震源地に近い東北の方々の被害に比べりゃ何でもない話だけどさ。
どのチャンネルつけても、報道番組一色で、オイラはすっかりテレビから遠ざかっちまった。こうなってくると、ホントにお笑い芸人とかバラエティ番組にできることは少ないよ。
地震発生から間もないに、『世界まる見え! テレビ特捜部』の収録があって、スタジオに客まで入れてたんだけど、直前に取り止めたんだ。所(ジョージ)と相談してさ。こんな時に着ぐるみ着てバカやれないよって。とてもじゃないけど笑えないよってさ。
よく「被災地にも笑いを」なんて言うヤツがいるけれど、今まさに苦しみの渦中にある人を笑いで励まそうなんてのは、戯れ言でしかない。しっかりメシが食えて、安らかに眠れる場所があって、人間は初めて心から笑えるんだ。悲しいけど、目の前に死がチラついてる時には、芸術や演芸なんてのはどうだっていいんだよ。
オイラたち芸人にできることがあるとすれば、震災が落ち着いてからだね。悲しみを乗り越えてこれから立ち上がろうって時に、「笑い」が役に立つかもしれない。早く、そんな日がくればいいね。
常々オイラは考えてるんだけど、こういう大変な時に一番大事なのは「想像力」じゃないかって思う。今回の震災の死者は1万人、もしかしたら2万人を超えてしまうかもしれない。テレビや新聞でも、見出しになるのは死者と行方不明者の数ばっかりだ。だけど、この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。
人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。
本来「悲しみ」っていうのはすごく個人的なものだからね。被災地のインタビューを見たって、みんな最初に口をついて出てくるのは「妻が」「子供が」だろ。
一個人にとっては、他人が何万人も死ぬことよりも、自分の子供や身内が一人死ぬことのほうがずっと辛いし、深い傷になる。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ。
そう考えれば、震災被害の本当の「重み」がわかると思う。2万通りの死に、それぞれ身を引き裂かれる思いを感じている人たちがいて、その悲しみに今も耐えてるんだから。だから、日本中が重苦しい雰囲気になってしまうのも仕方がないよな。
逆に言えば、それは普段日本人がいかに「死」を見て見ぬふりしてきたかという証拠だよ。海の向こうで内戦やテロが起こってどんなに人が死んだって、国内で毎年3万人の自殺者が出ていたって、ほとんどの人は深く考えもしないし悲しまなかった。「当事者」になって死と恐怖を実感して初めて、心からその重さがわかるんだよ。
それでも、オイラたちは毎日やるべきことを淡々とこなすしかないんだよ。もう、それしかない。
人はいずれ死ぬんだ。それが長いか、短いかでしかない。どんなに長く生きたいと思ったって、そうは生きられやしないんだ。「あきらめ」とか「覚悟」とまでは言わないけど、それを受け入れると、何かが変わっていく気がするんだよ。
オイラはバイク事故で死を覚悟してから、その前とその後の人生が丸っきり変わっちまった。
今でもたまに、「オイラはあの事故で昏睡状態になっちまって、それから後の人生は、夢を見ているだけなんじゃないか」と思うことがある。ハッと気がつくと、病院のベッドの上で寝ているんじゃないかって思ってゾッとすることがよくあるんだ。
そんな儲けもんの人生だから、あとはやりたいことをやってゲラゲラ笑って暮らそうと思うんだ。』
地震で被災された 方々に 原点に帰れば 発想も違うと言いたいのだろう。
死を土台にして 語る口 インテリよりまし。
ゼノブレイドいいですねー。ただ僕はゼノシリーズではやはりゼノギアスが一番好きです、古いですけれど。
ベセスダですか、一条さん洋ゲー好きなんですね。僕はベセズダ社のソフトはやったことないんですが、おもしろいですか?何がおすすめですか?
洋ゲーだと僕はかなりグロいですがDead spaceとか好きですねー。
知っているかもしれませんが、本当に怖いですよ、これは。でもスートーリーもよくできていてすごく面白い。日本語版はグロすぎて発売できなかったらしく今だにないようですので、英語版でしかプレイできないのですが。
たけしさんですか。
僕もお笑いは好きで、ツービートの漫才とかたまにyoutubeで見たりしますね。関西人なんで古いのだとやすきよとかやっぱり上方が好きなのですが、なんでも見ますね。京都は学園祭とかよく来るのでタダだしってことでひやかしに(笑)よく見にいったりします。
ただ生きているだけではなくて、死を意識して生きることが実際本当に「生きる」ことなのかもしれないと僕も思うことがあります。
プラトンの言葉に「生きることは死の練習だ」というものがあるのですが、一条さんのブログを見てその言葉を思い出しました。
今日は頬に触れる風がこころもち柔らかく温んでいるように思います❀
やはりもう三月ですね♪
ビートたけしさんの文章、語り掛けてくるような調子といい、何かとても考えさせられますねvv*
想像力……私にはあったろうか、なあんて思ったり^^
あれから三年、少しづつよくなってきていればいいのですが……