Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【BORDER】

BORDER
木曜夜9時~
【あらすじ】団地に囲まれた広場で、若い男の刺殺遺体が見つかった。検死の結果、男はどこか別の場所で殺され、着替えさせられた上で広場に放置されたらしい。第一発見者は、町内の自治会長を務める藤崎という初老の男。藤崎によると、男は町内の住民ではないらしく、身元は不明だった。そんな中、石川の前に死者となった若い男が現れるが、遺体とは明らかに顔つきが違う。ミカに遺体の顔をよく調べてもらったところ、整形手術の痕跡があることがわかる。

【感想】今回は、被害者がまったく同情できない人物というパターン。刑事ドラマにはよくこういうパターン出てきますが、本人が霊となって出てくることはまずないですよねw しかし、コイツはどうやら自分を殺した犯人が誰だかわからないらしく、別人が犯人だと思いこんでいたらしい。それならそうと、はっきり言ってほしいよね。私も5年前妻と娘を西本に殺された島村は、なんとなく犯人ではないような気はしてたんだけど、西本本人が犯人だって言ってるからなぁと、なかなか藤崎を疑う気になれなかったんですよね。この事件のモデルケースは、恐らく光市母子殺害事件でしょう。ですが実際光市の犯人の方が鬼畜度が高いですね。ドラマでは、麻薬の副作用で殺人を犯してしまったという、少しは同情できる設定もありますが、光市のケースは改めて確認すると本当にまったく同情の余地がありませんな…。この2つのケースでの違いは他にも、同情できる設定があったからこそ、早くに社会復帰ができてしまったところと、死刑が確定したところですね。今回のパターンでは、下手に社会復帰が出来てしまったからこそ、遺族の怨恨が激しかったと見ることもできます。ただ思ったのですが、犯人は結局殺された妻の叔父でしたが、正直甥や姪、叔父や叔母が殺された場合、その犯人に対して自ら殺してやりたいと思うほど強く恨めるものでしょうか。もちろん差はあれ恨むとは思いますが、自分の子や親ほどではないんじゃないでしょうか。たまにドラマで実は叔父でしたとか、実は姪でしたとかいう血縁関係で、復讐殺人をする話がありますが、イマイチピンとこないんですよね。親子同然に暮らしていたとかいうなら話は違ってきますけど、それはどちらかというとレアケースだと思います。光市のケースでも、今回のケースでも、犯人は親から虐待を受けていました。暴力は連鎖する…という意味でのサブタイが連鎖だったと思うのですが、いつも思うんだけど、何故自分に暴力を奮った人間に対して復讐をせずに、別の人間に暴力を奮ってしまう人が多いんでしょうかね。石川が最後に、殺されて当然の人間なんかいないと言っていましたが、私は光市の犯人の場合、死刑になって当然だと思います。それどころか今もまだ税金で食いながら彼が生きていることに疑問を感じます。彼だけでなく、今まで死刑判決を受けた受刑者には、罪のない人を何人も殺した殺人鬼がたくさんいます。そういう、人と呼ぶにはふさわしくないくらいの鬼は、1回くらい死刑にしてもまだ足りないくらいだし、社会に放流すればもっと罪を重ねそうだけど、税金で食わしていくのは納得できない。それなのに何故死刑を廃止しようという機運が高いのか、私には理解できません。それならまず、戦争をやめればいいのに。




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