青い春なんてくそくらえ!【BL?】 24
- カテゴリ:自作小説
- 2009/08/25 22:43:11
美羽にこれ以上心配かけさせないようにしなきゃな…。そんな風に思った時だった。
「あ、紅貴君が来たよ」「!?」
見るとベットの周りをぐるりと囲むカーテンの隙間から紅貴が保健室に入るのが見えた。
ヤバイ!!
なんの危機を感じたのか自分でもよくわからないが、今はあいつと会いたくない。
俺は再び頭まで布団を被ると美羽に「俺はまだ寝てることにして!」と頼んだ。
「?良いけど…」「ありがと美羽」
「結はまだ起きてないの?」
紅貴は美羽に問いかける。顔は見えないけど、不安そうな声からしてホントに心配してくれているんだ。
いや、たぶんこれも演技だ。俺は騙されないぞ。
「でも熱も下がってきてるみたいだからもう大丈夫だよ」
「そうか…」
紅貴は俺の被ってた布団を少しよけて俺の額に貼ってある粘着性のなくなった冷却材を剥がし、俺の額に手を当てる。
紅貴の大きな手は熱で茹で上がってた俺の頭には少しひんやりしてて心地良い。けれどいつタヌキ寝入りがばれるかと不安で心臓がバクバクしてうるさい。
「美羽、先生に言って新しい冷却材を持って来てくれるかい?」
「うん良いよ♪」
おい美羽、どこいくんだよ?!頼むからこいつと二人きりにしないでくれ(汗)
いや、同じ室内にいることだし、1分もたたない内に戻ってくるよな…?
「…俺が来てやったというのに、寝たふりとはいい度胸じゃねぇか…」
バレてる…!!何で??何でバレたの!?
俺様モードの紅貴にさっきの不安とは違う緊張感が込み上げてきた。
一瞬迷ったけどこのまま寝たふりを結構することにした。目を軽くつぶり、できるだけ動かないように、顔の表情筋にも気を配る。
てか、美羽はいつ戻ってくるんだよ!?
「……っ!!?…」
口に何か押し当てられたかと思うと、柔らかい物が入って来て俺の口内を好き勝手に動き回る。額に当てられてた手は俺の顎をしっかり捕えて離さない。うまく呼吸ができなくて苦しくて全身の力が抜けていく感覚に俺はたまらず抵抗した。
だが俺が動くより早く、口の中の物が出て行く。目を開けると紅貴の顔が間近にあった。
「…紅貴…おま…何を…」
呂律(ろれつ)回らなくて上手くしゃべれない。
「どうかしたの?」と美羽が微妙なタイミングで戻って来た。
戻って来た美羽に対して紅貴は天使様の顔で「何でもないよ」と返す。
なんで俺の時は常に俺様モードなんだよ!
「結城君、起きちゃったの?」
てか寝たふりがバレちゃったの。
「この分だと明後日の追試には治りそうだね」
「追試…?」
……そんなのあるのか。
「どうしたの結城君?さっきより顔が赤いけど…」
美羽の鋭い指摘に「何でもないよ」と笑って否定したけど…。
美羽は「結城君はホントにわかりやすいなぁ」と笑った。
【続】
























ちなみに寝たふりがバレたのはアイスの食べ残しがあったからなのです(^皿^*)
誰が見ても起きてるのは丸わかりww
バカキャラは書くの楽しいな~♪