祖母の思い出
- カテゴリ:学校
- 2009/08/26 00:58:20
小学生の頃、夏休みになると父の実家に2週間くらい泊まっていた。
まだ祖母が元気だった頃で
祖母の隣にふとんをひいて寝ていたし
祖母が8時に寝るので、8時に寝かされた。
だから朝は5時くらいに目が覚めた。
することがないので、早朝の虫取りに行った。
カブトムシもクワガタも面白いくらいにとれた。
あの時、虫取りをした山には巨大な道路が貫通していて
すっかりあたりの景色は変わってしまっていた。
祖母は21年前に亡くなった。
私の結婚式に呼びたかったのだが、間に合わなかった・・・
祖母の名はアイ
小学校にも満足に通えないくらい貧しくて
字が書けなかったらしい。
女手一つで8人の子を育てて、紡績の工場で働いていたという
私の父は8人兄弟の次男にあたる。
父のすぐ下の弟は後に養子に出された。
父も小学校を出ると、すぐに堀江に丁稚奉公に出されたという。
夫を早くになくした祖母は
その後別の男性との間に子どもを3人作った。
だから兄弟8人のうち3人は姓が違う。
祖母は昭和63年の夏にこの世を去った。92歳だった。
葬式の時に集まった親戚一同を見て私は思った。
こんなに大勢集まることってもう二度とないだろう・・・って
たしか私のお婆ちゃんもこのくらいの年齢で亡くなりました
大正の生まれで写真なんかみると
髪型が時代劇に出てくるような結わえ方だなっと^^;
しかし、昔の方はホント辛抱強く逞しいなとシミジミ思いますね