Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【BORDER】

BORDER
テレビ朝日 木曜夜9時~
【あらすじ】組織犯罪対策部に所属する元刑事・荒木が銃殺された。至近距離から眉間を撃ち抜く手口から、石川が銃撃された際に捜査していて、いまだ未解決の元警察官殺しとの関連が疑われた。しかも、殺された2人はかつて同じ組織対策犯罪部に籍を置いており、石川たちは事件に繋がるような接点がないか洗い始める。荒木の元妻に話を聞いたところ、彼が何らかの違法行為に手を染めていた可能性が浮上。10年ほど前に突然、生活が荒み始めたとの情報から、石川は当時関わっていた事件を調べたいと申し出るが、市倉に止められる。

【感想】次回は最終話だそうで。最終回かどうかはわかんないです。前後編てこともありうるし。まだ終わるには早いので、前後編であってほしいですけどね。さて今回はやはり視聴率ががくんと落ちましたねw 先週のフィーバーはやはりなでしこ効果だったことが実証されました。しかし落ちたといっても歴代3位の視聴率で、尻上がり気味なのは間違いないようです。ストーリーは、石川に霊を見る能力が発現するきっかけとなった、頭に銃弾を打ち込まれた事件。普通こういうメインストーリーぽい事件は、最終回で犯人が明らかになったりするものですが、最終話に大物ゲストを迎えてまったく違う事件を扱うので、事前にすませることにしたんでしょうね。そして、引っ張った割にはあっけないくらい簡単に解決しました。しかも普通の刑事ドラマみたいに。前から言っているように、ここまでBORDERを見続けてきた視聴者は、石川と霊が話すところを見たいわけです。断定してもいい。しかし今回はいろいろと障害があって、霊は姿を現したものの、なかなか話ができない。結局最後、2人のうちのどちらが犯人かってところまで、霊の力を借りずに石川1人で解決したようなもの。自殺を装った女性連続殺人事件の「苦悩」の回もそんな感じでしたが、やはり物足りない感は否めませんでした。殺された警察官たちは、生前に起こした不祥事を語りたくなかったようですが、殺されてまで口をつむぐものかね…。思うに、霊の使い方が巧妙だったのが、誘拐された少女を救い出そうとする「救出」、連続爆弾事件の「爆破」だったと思います。また、サラリーマンの悲哀を描いた「追憶」では、霊がべったりという珍しいケースで、面白かったですね。結局被害者の霊が犯人を名指しするというパターンは、初回しかなく、そういうパターンがもっとあってもよかった気がします。やはりこのドラマは、霊の使い方如何で評価が分かれるようで、今回はあってなきが如しのメインストーリーだったものの、霊の使い方に不満が残る出来でした。あと、疑問もありました。結局1億円が消えたガサ入れに関わった5人の人物のうち、3人までが殺され、残るは市倉か管理官の鴨川の2人のどちらかが犯人ということになりましたが、その前に石川が情報屋の赤井に、5人のメンツを尋ねた時、彼は3番目に殺されることになった警官の名前しか明かさなかったのは何故でしょう。その後のバーテンとの会話で、全員の名前を知っているようなことを言ってましたが、あえて1人しか教えなかったわけですよね。しかしそれが何故なのか伏線は回収されておらず、何となく雰囲気でごまかされた気がします。どうしても1人しか教えられない理由というものは見当たらず、むしろ1人しか教えてもらえなかった石川がその人物をマークしたせいで、そいつが鴨川に殺された可能性すらあります。ちなみにこの鴨川は、検視官出身の管理官で、以前自殺を装った連続殺人事件で、比嘉と対立したことがありますね。




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