「４月にはくるんぞ？すらっと背が高くて、イケメンな先生が。」

高校一年生の最後。授業中に口を開ければイライライライラした調子で
「刺すぞ」「絞めるぞ」「はっ倒すぞ」と独特なノリの先生、通称「みゃーじ先生」が珍しく陽気に話し始めたのは正体も知らない先生の話でした。
生徒をやる気にさせるハッタリなのか、それとも単なる予想なのか。
３月の初め、まだ辞令なんて出てない頃の話。でした。


４月８日。
新しい教科の先生が紹介された。
そのときに、元みゃーじ先生クラスだった生徒は確信する。
「すらっと背が高くて、イケメンな先生……キター！！！！」


…というわけで、新しく入ってきた商業の先生。
彼の名前は、まあ、仮に鷹先生とでもしておきましょう。

文芸部のミーハーな後輩は、うれしげな表情で、「私も商業にすればよかった。鷹先生の授業受けたかった…」とおっしゃいます。つまり、そんくらいには人気者…かなぁ？

そんな鷹先生を、みゃーじ先生はからかうからかう。

みゃーじ「ほら言ったろ？背が高くてイケメンな先生が来るって。」
鷹「ちょ、やめてくださいってばみゃーじ先生ｗｗｗｗ本気で思ってないでしょうｗ」
みゃーじ「いや、思ってる思ってる。」
鷹「うそやろ…」

※授業中です。


みゃーじ「そうそう、鷹先生は私の元教え子なんやけどな、昔は私にまつわりつくみたいについてきては『俺、みゃーじ先生みたいな先生になりたいんです！』とか言ってきてなぁ…昔は可愛かったのに…（ぶつぶつ」←といいながら満面の笑顔
鷹「本当やめてくださいってば！！おまえらもニヤニヤすんなっ！！！！」

※授業中です。

鷹「みゃーじ先生、駅向こうに手打ちうどんの店出来たの知ってますか？あそこの店の味が……それで、一緒にいきませんか…？」


※しつこいようですが授業中です。

生徒の前で繰り広げられる、イケメン（笑）とおっちゃんの深読みすればどこまでも深読みできそうな会話たち。

…なんでこんなに仲がいいの…



しかし、みゃーじ先生曰く
「鷹先生はちょっと自分に自信がありすぎて手を焼く」
だそうで。しかも、ナルシストなんだそうです。

みゃーじ「まあ…若い頃はそういう、自分に絶対的な自信がある時期ってあるわな…私もけっこうあるけど、そんなミスせんもんな？…なあ「せれーの（私の本名のほう）」さん？」

…いえ、私にふられましても。正直似たものどうｓ（ｒｙ

みゃーじ「なあ、せれーのさん？、そうよなせれーのさん。」

…はい。（そういうところだとおもいますが）

↑今日、みゃーじ先生監督のもと居残り補習してたときに、なぜか個人的にみゃーじ先生に振られた会話。なぜ私。


ちなみに、みゃーじ先生と鷹先生の受け持ち教科は情報。
二人体制という豪華キャストで教えてくださいます。

ただ、みゃーじ先生は鷹先生の教え方を生暖かい目で見守りつつ、たまにダメ出しくらいしかしないから、本質的には鷹先生の授業。

鷹「俺の完璧な説明でみんなわかってるよな？わかってるよな？…なんでわからないんだよ…（落ち込み」

みたいなところが超めんどくさいです鷹先生。
なんでこの教師二人はもう…

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