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失われた10年の本質とは-70年代に戻って(7)

現在の日本の社会をめぐる状況は、端的に申しますと
「70年代のオイルショックによる立ち直りの早さが、結果として環境に過剰適応してしまい、そこからの乗換えが困難になっている」
ということでもあります。

逆にアメリカやヨーロッパでは、かなり長く後遺症を残していましたが、その状況や内容などを顧みることによって、色々と見えてくることがあると考えます。

また日本では、ドルの変動相場制やオイルショックなどは、まったく別個のものという印象がありますが、実は深く関わっているということができます。


70年代のアメリカで起こったこと

1.60年代からの米企業の海外進出が、ドルの流出を招いて国際収支を悪化
2.他国ではたぶつくドルに対して、金に交換するため、準備高は現象
3.ベトナム戦争の本格化に伴い、戦費からドルの価値が低下
4.ドルと金の交換制と、固定相場制の維持が困難になり、金とドルを交換停止し、同時に変動相場制に移行
(ニクソンショック)
5.ニクソンショック後も基軸通貨のため、経済は衰退するアメリカに対して世界的に大きく影響されるように。

6.やがてドル建てで原油代金を受け取っていた産油国が不満になり、第4次中東戦争によりオイルショックが勃発
7.74年ではアメリカで2桁のインフレに
8.ベトナム戦争の敗戦・帰還兵の失業/薬物などの社会不安
9.70年代後半には、インフレと不況が同時に進行し、年率15%のインフレに

というような経緯になりました。

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