Nicotto Town


アザミのつぶやき


サラの鍵

映画「サラの鍵」見ました。

原作が話題になっているので、それの映画化ということで楽しみだったのですが、原作の重みからすると、やや物足りない印象でした。

第二次世界大戦でのユダヤ人の迫害の話なのですが、ナチスではなく、ナチスからの要請をうけてフランス警察が2万近くのフランス在住のユダヤ人を捕まえて、強制収容所に送ったというフランスの黒歴史を雑誌で取り上げるため取材中に、起きた出来事。
パリ在住のアメリカ人の雑誌記者が、自分の結婚相手の家族が住んでいる家が、その強制収容所送りにされたユダヤ人の元お宅で、逮捕される時、一番下の幼児が押入れに隠されていたのですが、収容所から逃げ帰ってきたおねえちゃんが戻ってきて、別の人達が住んでいる元自宅で、押し入れを開けてみたら、弟はとっくに死んで、・・・


という残酷なお話。その記憶を抱え込んだユダヤ人のおねえちゃんの生涯の足跡をジャーナリストが追いかけながら、その体験を共有していくという物語。
この手のテーマとしてはとてもめずらしいタイプの作品でした。☆4つかな。




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