Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


そうだ、はなれ山へ行こう


機会に恵まれて、映画「ホビット~思いがけない冒険」ならびに、「竜に奪われた王国」をレンタルで観ることができました。

原作は数回読んで話を知っていたので、映画は「ああ、ここはこうなったのか」と訳知り顔で観ていました。

私が読んだのは「新版 ホビット 上・下ゆきてかえりし物語 」です。
挿絵や解説がたくさん載っていて、トールキンの世界観を知る上で助けになりました。

ただ、この翻訳をした山本史郎氏と、「指輪物語」を翻訳した瀬田貞二氏との、翻訳に関するスタンスがあまりに違いすぎて、指輪物語から入った人は、山本版の翻訳は少々ぶっとんだものに感じられるかもしれません。

というのも、山本は原文をいかに忠実に和訳するかに苦心したせいで、飛躍した訳が多かったこと。(サーラバイバイとか)
原文にないセンテンスも、雰囲気づくりに必要として入れています。
言語では物語の世界を「ミドルアース」といいますが、瀬田は「中つ国」と訳しました。
この古風な言い回しはとても美しく、和訳の真骨頂とも呼べると思いますが、山本は原文の語感を尊重したいとして、原文ママのミドルアースとしていました。

人物名の発音も原文尊重してしまったので、この人誰だっけ?というような名前もいくつかあり、混乱もしました。
(スロールがトロールになっていたり、ボンブールがボンバーとか)
あと、ドワーフの王族トーリン以外の12人のドワーフの一人称が全員「ボク」なのも閉口しました。
会話に個性が出てなくて、誰が誰だか…(略)

しかしながら、原作の持つであろうコミカルさやリズム感は発揮されているかと思います。
かなり読みやすかったので、まだ一度もトールキンを読んだことのない方には、これを、とおすすめできる本です。

そして映画ですが。
一作目は純粋に面白かったです。
まずビルボがカッコいい。のどかな村に住み、金持ちで暇を持て余している若旦那、というのがビルボの設定です。
そんな彼が、ある日魔法使いガンダルフと13人のドワーフたちの訪れにより、長い冒険の旅へといざなわれていきます。

原作を読んでいると、映画に知っている有名なセリフがポンポン出てきたので、にやけてしまうところが多かったです。
ファンには外せない名シーンというべきでしょう。

冒頭でビルボがガンダルフとかわす「グッドモーニング~ごきげんよう!」のやりとり。
歓喜したのは、「一難去ってまた一難」の部分。
これは章のタイトルで、原文は「フライパンから火の海へ」。一難去って~のことわざです。
映画ではガンダルフとトーリンのかけあいで「フライパンから~」「火の海だ!」と、英語でやっていました。
原作にはこのようなかけあいはありませんが、作品の持つ名調子をよく表現していました。

一作目は、全体的な印象が、良くも悪くもディズニーぽかったです。
それを印象付けたのが、茶の魔法使いラダガストの登場のせい。
彼は原作では名前しか出ませんが、映画では個性を与えられて活躍していました。
動物と自然を愛する変わり者という設定になっております。

巨大な悪が目覚め始めたせいで、毒気にやられて森の生き物が次々死んでいく。
自然を守る役目を持つ彼は、森を奔走して動物達を助けようとするのですが、彼のかわいがるハリネズミ「セバスチャン」を救うシーンが…なんともアメリカのアニメみたいでした。

あと、ガンダルフ・トーリン一行を敵の目から逸らすために、ウサギのソリに乗って草原を走る場面は、CGのにおいが強くて、ああ、CGだなぁって(苦笑)
悪かないんですけど、イギリスではなくアメリカの空気を感じてしまって、なんか違うなぁと。
CGでしか表現できない魔物、トロルやゴブリンもそんな感じでした。

とはいえ、アメリカものの長所も多く、アクションシーンは楽しいの一言。
旅の仲間であるビルボが危機に陥った時、彼らが一丸となって助けに入る場面では、哀愁のあるテーマ曲「はなれ山の歌」が流れ、ドワーフって友情に厚い種族なんだ!と、見る人に感情移入させてくれます。

ゴブリンの巣から脱出するシーンでは全員が力を合わせて闘い、テンポもよくて、見ていて気持ちがいいです。
原作では埋もれていたキャラにも注目してもらえるよう、スタッフが腐心していたことがよくうかがえます。

腐心といえば、物語全体の統一感も苦労しただろう印象がありました。
ガンダルフが滅亡したドワーフの王族トーリンに出会い、彼に故郷を取り戻させようという場面が、続編で語られていますが。
とにかくトールキンの話は、あとから「実はこの裏付けはこうだった」と語られるものが多いのです。
本編には出て来ない、もしくはうっすらとしか語られていない内容を、あとから後日談や外伝としてねちねち語るという(笑)

しかしその裏話が重要なために、映画でどう説明するか苦労しただろうなあ、と見ていても伝わってきました。

「竜に奪われた~」では、原作であったのどかなシーンは全てカット。
ガンダルフが実は世界の均衡を守る使命を帯びていて、ラダガストが感じた悪の予兆が、指輪物語に出てくる諸悪の根源だったということ、そしてビルボがゴラムから奪った指輪が、非情に強い悪の力を宿していた…ということを一番に伝える内容になっています。

話の流れが重視されていて、スピード感はあるけど、やや物足りない感じでした。
完結編への途中という雰囲気で、時間も一作目より10分ほど短いです。

飢え死にしかけたビルボとドワーフ一行が、ガンダルフの案内で訪れる熊人ビヨルンの家の描写は、ごくあっさりしたものでした。

原作では、ガンダルフも恐れるビヨルンの強大な力や、彼に使える動物達、ビルボとは逆の様式で訪問してビヨルンを懐柔する手管などが語られるのですが、観客にのどかになってもらっては困ると、全部カット。

印象深い場面だっただけに惜しかった。
あまりそういうの削ったら原作の持つ温かみもなくなるんじゃ?とあやしみながら見ていれば、かなり大胆にアレンジしつつも、「原作の良さ」も大事にしていて感心です。

見ていたみんなが「(原作に)ねえよ!」と突っ込んだであろう、闇の森の王に使える女エルフと、ドワーフきってのイケメン、キリとの淡いロマンスがあったり。
湖の街エスガロスも設定が少し変わっていて、トーリンと同じく竜に滅ぼされた王族の末裔、バルドにかくまわれたトーリン達が、バルド家の厠から家に侵入したりと、なごませてくれました。

闇の森のエルフ王の息子レゴラスは、冷徹なドワーフ差別主義者として登場しています。
その後の話である指輪物語では、朗らかで優しい青年ですが、彼の過去はこんなだったというww

原作を読んでいると、このあとトーリン達がどうなるのか知っているので、彼らの結末を思うと胸が痛くなります。誰と誰が死ぬのか分かってるのはつらい。
レゴラスも、その過程でドワーフへの偏見がなくなり、やがて我々が良く知るレゴラスに変化するんだろうなと。
完結編が楽しみです。人物一人一人を大切に作っていますから、おそらく期待は裏切らないでしょう。

目が肥えてしまったせいか、CGとロケ地との区別がつくようになってしまい、CGの背景を見ると違和感を覚えるようになってしまいました。
それでも、この作品は面白いです。もうひとつの世界へ、ぐいぐい引き込んでくれます。

トーリンのカッコよさに関しては、格別です。
背の低さなんて関係ない!
彼の男の生きざまに惚れ惚れしました。

というわけで、この夏はファンタジーの世界へ旅立つのはいかがでしょう。
お題でした。

アバター
2014/07/21 01:32
外国の作品はあまり読んでないもので、国柄の作風というのが私にはピンとこないんですが、作法みたいなのは感じたことはあります。
怪盗紳士ルパンがそうでした。
推理小説の先駆けであり、傑作とされるルパンシリーズですが、読んでみると、始めから筋道立てて論理で解決する、というのとは違うんですね。
一人称の使い方や描写でミスリードを誘う技法が、かなり多い。読者に勘違いさせたことを、あとから伏線として回収していて。
こういうのも、後だしジャンケンかもですね。ルパン書いた人はフランス人ですけど。

あとドラキュラとかもそうだったかな。推理小説の技法が確立してなかった時代、その原型を作った彼らはバリバリの近代小説の旗手だったと。
作家の研究家って必ずいますから、小説作法について研究している先生もいますよね。途方もなく大変そうです。

アン・ライスは、夜明けのヴァンパイアと、続編をいくつか読みました。
昔の作品を意識して書いてたとは。それって、現代日本人の作家が、たとえば明治や大正時代の作風を真似て書くのと同じですよね。みんなやることは同じだな。
夜明けのヴァンパイアは、私はちょっとイライラして読みましたね。
特に必要ないシーンが多すぎたため、展開が遅くて。
大河ドラマだと思えば、その長たらしい展開も悪くはないのかな。
映画と比べると、映画はかなり見どころを絞り込んでいて面白かったです。

あと米人作家といえばシドニィ・シェルダン。この人は構成も書き方も天才ですが、初期の作品は比喩が下手でしたよ。
訳のせいだけじゃないかも。美女を例えるのにギリシャ神像のような、とか書いてるし。直喩すぎるだろう。

説明がまわりくどい…うーん、それは覚えがあります。
指輪物語で言えば、旅の仲間の上中がひどすぎる。一度読んだら二度と読みたいと思わないまだるっこしさです。
これはトールキンの作家としての技量のせい…かもしれない?

でも、こんなものだろうと思ってます。私は嫌うほどでもないですw
国ごとの言い回し、これはしょうがないですよね。風土も文法も違うし。
ケンカになった時、米映画では互いが大声で言葉を重ね合いますけど、日本人がそれをやらないのと同じようなものかと。
口から生まれたってのはそういうことかなww
アバター
2014/07/20 14:54
↓コメ書いた後に気付いたんですけど、「後出しジャンケン的な伏線の張り方」って、トールキンの癖って
いうより、この時代の作家の作法なのかも…?
確か、同時代の作家さんも似たような書き方をしてる人が居たような気がします。
誰だったか思い出せないけど、…イギリスの作家さんだったかなぁ?
時代ごと、国ごと、によっても、小説の作法って変わりますよねぇ。
きっと、こういうの研究してる大学とかあるんだろうなぁ。

あ、そうそう、アン・ライス! 同時代の作家さんじゃないけど、この人も古い時代の小説の作法を意識して
書いてる節が見受けられて面白いです!^^
ヴァンパイアクロニクルシリーズは、絶対に意識して書いてると思う。
ただ、あまりに文章が回りくどくて、時々イラ~っと来る時もありますけどね。www

最近分かったのは、私はイギリスの作家がどうも苦手みたいです。^^;
とにかく回りくどくてイヤ! 一つ一つの説明が長ったらしくて、どこに読み手の視点を持っていかせたい
のか分からない!
読んでる途中、ものっ凄くイライラする事が多くて、本放り投げそうになりますよ…。www
(アン・ライスはアメリカ人だけど。…ああ、だからキライじゃないのか、納得♪)
あと、イギリス人の比喩は下手くそ! 例えも的外れだし、入れる箇所も多過ぎて邪魔。www
(これ、全体的に言えることだから、翻訳家さんの腕のせいじゃないはず)
アメリカ人の作家の方が相性が良いみたいです。読んで心地よいと感じる文章は、大抵アメリカ人の
作家ですねぇ。
アメリカ人は比喩が上手すぎて、「やっぱり口から生まれた人達なんだ」って、凄く思う。www
アバター
2014/07/20 13:21
アイマールさん、コメント感謝です。

ははぁ、これは癖なんですかね?
確かに、作家特有の癖ってありますよね。
でも、後だしは私も嫌ではないです。一回で出せよという気もしますが。
その分、世界観が広がって感情移入できるという利点はあります。
トールキンも思い入れが強くて、いろいろ想像せずにはいられなかったんでしょう。

映画のアレンジは、嫌じゃなかったですよw
ただ、レゴラスファンは眉をひそめたかもしれませんね。
彼は女性ファンが多いし。女っ気がなくてギムリと仲が良いところが魅力でしたから。
彼が想うタウリエルはキリに惹かれ…。原作にはない三角ロマンスは、製作者にとっても賭けだったろうなと。
原作通りだと、ドワーフはちょっとずるくていざというときあまり頼りにならなかったりするので、こういう人間的な(?)エピソードは一般受けすると思ったんですかね。

指輪から続きで見てくれる人のために、ファンサービスもあちこちありました。
(フロドの登場や、ブリー村でニンジンをかじるピーター・ジャクソンの再来など)

ラダガストの演出も、指輪物語「旅の仲間」でガンダルフが語ったできごとを、アレンジしてこちらに入れていました。
制作者も原作を読みこんで、時系列をきっちり調べた上でそうしたんだろうな。

日本の映画は、とにかく売ることしか考えてない作品が多いので…原作もので満足したためしは、私もないかも。
ハリウッド制作でも、日本の原作を別物にしちゃったケースもありますからね…。
作り手の作品への思い入れと、いかに客観的に作るかで、出来が決まるんでしょうね。

翻訳による違い、読み比べて楽しめればいいんですけどね。

翻訳家は原文を読んだ時に、自分なりの世界観を見ると思うんです。
でもそれは他の読み手が持つ世界観と違う。本の感想が人それぞれ違うように。
そこで違和感を感じるんでしょうね。
ホビットで言えば、山本は別にトールキンが嫌いではなく、むしろとても好きな人。
原文一つ一つに思い入れがたっぷりあるので、楽しみながら全力で改訳に取り組んだだろうことが、あとがきで書かれてます。それが訳に入りすぎてて、むしろ彼の世界観を押し付けてる気もしましたが。
ハリポタでも同じようなこと言われてたし、ズレというのは難しいところですね。
でも素晴らしい翻訳に出会うと感動もしますよね^^



アバター
2014/07/19 22:49
>とにかくトールキンの話は、あとから「実はこの裏付けはこうだった」と語られるものが多いのです。
ああ~、確かに。
私も指輪物語読んで、トールキンにはそういう癖があるって思いました。
そういう「後出しジャンケン的」な伏線の張り方が嫌いな人はとことん嫌いみたいですけど、私は別に
嫌いじゃなかったです。

>見ていたみんなが「(原作に)ねえよ!」と突っ込んだであろう、
イヤ、そこは許してあげても…。www
監督さん(というか、脚本家さん?)も、自分なりの表現を入れたいって欲求はあるだろうし。www
私は、原作をより良くするためのオリジナル演出なら、嫌いじゃないですよ~。
…まあ、原作レイパーは最悪ですけどね。www
(最近の日本映画は、最悪を越えて極悪w)

翻訳家さんも、向き不向きな作品がありますね~。
私も、「風と共に去りぬ」で同じ経験しました。
途中で他の出版の方に読み替えたら、あまりに表現が違いすぎて、がっかり…。
標記の違い以上に、「風と共に去りぬ」の時代感に合ってない、現代的な表現をする人だったんですよ。
気持ちが萎えちゃいました。^^;
アバター
2014/07/19 12:30
ハルさん、コメント感謝です。

あはは、実際は何カ月もかけないとですよねw
山越え谷越え、彼ら必死でたどり着いてましたから。
映画では山の稜線を歩いたりして、その様子だけでも見ていて癒されます。
ただ歩いてるだけなんだけど、美しいニュージーランドの風景が、まさに中つ国なんだなあと感じます。

レゴラスはエルフだから、何千年も生きてるんですよね。ビルボ達が闇の森を訪れた時代にいなかったはずはない。
ということで登場させたんでしょう。
レゴラスは相変わらずカッコ良かったですよ。特殊メークのおかげか(笑)
芝居も上手くて、女エルフの近衛隊長タウリエルを好いている設定なんですが、視線だけで観客にそうと分からせるすごさ。

タウリエルさんは典型的なアングロサクソン顔で、これもディズニーぽいと感じたひとつです。
いい役者さんとは思いますが、作品の持つ中性的な色気に合わない感じが…^^;
スランドゥイルは非常にエルフっぽい印象でしたね。高慢ちきなところが特に。

レゴラスのやりとりといえば、こんなのが。
ギムリの父親グローインと初めて会った時に、グローインの持っていたギムリの幼い肖像画を見て、「これはゴブリンの子か?」
なんて言いぐさでしょう。
でも、それは息子のギムリだと聞かされたとき、微妙な表情をするんです。
これから先を知る人には、彼の未来を予想して、変化を予感して安心する名演技ですね。

ちなみにレゴラスとギムリは、原作ではとても仲が良いんですよね。のちにアマンへ2人で旅立つほどでした。
サムとフロドとか、他にも多いですが。これほど男同士の愛情が強く描かれた作品は珍しいかもしれません。

瀬田の和訳は素晴らしいですよね。子どもの時「中つ国」という言葉を初めて知った時、胸にズキンと来ましたから。
山本はビルボの盗賊的な役割を「押入(おしいり)」にしましたが、「忍び」の方がカッコいいですよね。
山の精髄アーケン石を、映画の吹き替えでは「山の大御霊(おおみたま)」としていました。
指輪物語も、ホビットも、和訳によって、日本語の持つ美しさを再認識してくれた作品ではないかと。

これは、瀬田版の「ホビットの冒険」も読まなくてはなぁ。
アバター
2014/07/19 12:06
ざくろさん、コメント感謝です。

ですね、本や映像、ゲームなんかは、そうやって現実世界から引き離してくれるのが良いです。
完全に自分だけの世界に入れるっていうのは、人間にとって必要なことだと思います。

原作読んでから映像を見るっていうの、久々にやりましたww
昔は、たとえばドラゴンボールなんかで、マンガを先に読んでからテレビを観るのがあたりまえだったので、原作とのズレに一喜一憂してました。
話が違う!とガッカリもしたり。
大人になって、小説とか書いてみると、作り手の考えもよくわかってくるので、そういった作品に関しては一応の理解を示しつつ、「なんか違う…」とか言ってます(笑)

ホビットの制作者も、映画製作を楽しみつつ、苦労もしてたみたいです。
脚本によくそれが表れてました。
ロードオブザリングのコメンタリーにあったんですが、彼らは映画として面白くしようと努力していて、原作に忠実に作りすぎるのを避けていたそうです。
ジャンルによっての作り分け、大事ですよね。

大草原の小さな家、昔、なぜかうちの親父が好きでよく観てました。NHKの海外ドラマを…。
あれは今の私が見れば面白いのかな。子どもにはわかりづらい内容だったかもしれません。
児童文学にも指定されているんですけどね^^;

訳者による表記ゆれ、なんとかならないものかと思いますが…。
山本は瀬田との区別を付けたくて、あと、彼も英語に造詣が深いために、トールキンの良さを引き出そうと考えた末で、あえて「中つ国」としなかったとありました。
山本はかなり酷評を受けていて、いろいろ反省も込めて新版に臨んだそうですが。
ゴクリ(ゴラム)の一人称を、山本は「愛しいしと」じゃなく「いとし子チャン」にしたとか、微妙すぎる妥協も多くて。
同じ世界なんだし、そのくらいは統一してもいいと思いましたね。

原文ママにするかどうかは、翻訳者の個性と機転が出ますね。
ムーミン谷の11月の青い鳥文庫の訳は、そのまま訳すと固くなる虫の名前をアレンジしてました。でも違和感はなかったです。要は、作品とのバランスですよね。


アバター
2014/07/18 16:41
京都行くみたいに気軽に行けたらなあ(笑)

ホビットの冒険、早く買いに行きたい〜!(>_<)
レゴラスも出てくるんですね!
ギムリとのコンビがとても好きなので、相反する種族をどうやって理解しようとしていくのか、楽しみです♬
ていうか、もうオーランド・ブルームがオッさんになってないか心配(笑)

中つ国やホビット庄といった名前は、本当に素敵だと思うひとりです!
趣がある!
現代と同じでなくていいんだもの♬
むしろ古めかしい方がいいのに…ミドルアース…残念です^_^;
アバター
2014/07/18 15:35
こんちわー!
ファンタジーの世界に旅立つっていいっすねぇ^^
基本引きこもりの俺でも、出かけられるっすw

DVDも本も、想像力ひとつで、どんな世界にでも旅立てるのはいいなって思うっす^^

指輪物語も、原作とその世界観を知ってから見るとまた一味違った面白さがあるんでしょーね!
作成する側は、映画で初めて触れる人にも原作を読みこんでる人にも、期待に応えられるようにさじ加減が大変そうだ(^m^)

そそ! 翻訳で、作品って全然違うっすよねー!!
大草原の小さな家のシリーズが好きなんすけど、あれも翻訳してる方によって結構表記が違うんすよー;;
で、苦手な表記の人でしか出てない本もあったりして^^; 

ミドルアース⇒中つ国は、ほんと流麗で美しい訳っすね^^



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