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ドラマ【金田一少年の事件簿N】

新番組 金田一少年の事件簿N
日テレ 土曜夜9時~
【あらすじ】名探偵・金田一耕助を祖父に持つ金田一はじめはお調子者だが、事件が起これば天才的な推理力で解決する高校2年生。幼なじみで同級生の七瀬美雪、後輩の佐木竜二とともにミステリー研究部に所属している。ある日、美雪が映画研究部の部長・蔵沢光から新作映画のヒロイン役にスカウトされ、主演を務めることに。しかし、映画研究部には、スコーピオンの呪いと呼ばれる噂があった。それは、自主制作の映画・殺人鬼スコーピオンに関わった人間は死ぬという噂だった。

【感想】始まりました! 今期2番目の話題作。しかし、何故このエピソードだったのか。確かドラマ化はされてなかったと思いますが、最初のアニメシリーズで「銀幕の殺人鬼」というタイトルで映像化されたエピソードで、内容もよく覚えています。金田一少年ファンならよく知っているエピソードですね。最近新作も次々と発表されているのに、何故この古いエピソードを使ったのか。新作を初回に持ってきたほうが、明らかに引きが強いと思うのですが。ただ、現在新アニメシリーズが放映されているため、映像化されていないエピソードとなるとまだ少ない上、映画を扱い、視覚的な衝撃も強く、なおかつ舞台がハジメたちの通う学校であるため、登場人物の紹介もできるという、様々な要素から、このエピソードが選ばれたのではないかと思います。しかしまぁ、よく殺人事件の起きる高校ですよねw おどろおどろしい雰囲気と、大胆なトリックが特徴の金田一に、ミステリーとして苦言を呈するのはあまりにバカらしいことなのですが、やはり疑問はいろいろ出てきますw まず、第一の殺人で死体がフィルムで体育館の壇上に吊るされていた意味が説明されていませんでしたよね。犯人はスコーピオンに関わった4人の男子高校生を全員殺そうと考えていました。あのように死体を披露すれば、次は自分かも…と、次の標的が用心してしまう可能性もあります。何故意味もなくあんな派手なことをしたのか。意味があるならそれを説明してほしかったですね。確か原作にもその説明がなかったような気もしますがw 3、4人目の殺人のトリックは暴かれましたが、1、2人目の殺人を彼女がやったという証拠は特になかったような…。夜の事件なのに何故か部員全員にアリバイがないという不自然さw それから、ダミー人形まである本格的な映研なのに、何故ビルの間にクッション用のマットを置かなかったんでしょうね。映研にはなくても、蔵沢の父だか祖父だかが有名な映画監督なのだから、そのツテで撮影所から借りることもできそうです。角度的に絶対マットが映りこむ可能性はないんだから、何故安全を期してマットを置かなかったのか、謎です。それから、密室のトリックですが、あのトリックには途中で鍵が何かに引っかかって落ちると、犯人が鍵を回収できなくなり、トリックが成立しない、もしくはトリックがバレる可能性も大きい、かなり博打要素の高いトリックなんですよね。特に蝋燭のどれかを倒して火が出たりすると、後から睡眠薬を飲んだ犯人や無関係の部員まで焼死する可能性もある、危険性の高いトリックでした。金田一の場合、そういうトリックが多いですね。たったこないだ最新作の単行本を読みましたが、あれもすごかったなw でも夏クールの放映ではあのエピソードをやるのは無理があるので、今回ドラマ化はないでしょうね。金田一を見るにあたっては、そういう細かい部分を気にせず見る必要があります。むしろそういうところに突っ込むのを楽しみとしなければなりません。また、捕まってヤケになった犯人の心を金田一がほぐすというシーンもありましたが、例え死んだ兄が主役だったとしても、映研の4人が彼の死を悼んでいる様子がまったくなかったという事実は変わらないので、あまり説得力がなかったですね…。あと、今回のエピソードで原作と違う部分は、金田一二三(ふみ)という姪っ子が出てこなかったところですね。なので彼女の役割をファンにはおなじみのイヤミな先輩・真壁誠にやらせてましたね。原作では可愛くもなんともない女の子だったので、別に出てなくてもどうでもいいですが、恐らく初回からこのエッジが立ったキャラを出すのを控えたんでしょうね。あと、映研の女優部員に岡本あずさが出てましたね~。この子どっかで絶対見たことがあると思って見ていたのですが、調べたところ、ヨシヒコの妹役で出てた子でした。また、メインゲストの神木隆之介といえば、山田がレギュラー出演していた「探偵学園Q」で、主役を演じた仲ですね。志田未来が出て入れば完璧でしたね。もう皆21歳かぁ。あれがもう7~8年前になりますからね。山本太郎とか出てたんだよねw 今考えるとすごいねw




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