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シン・ドラマ汁


ドラマ【HERO】

HERO
フジテレビ 月曜夜9時~
【あらすじ】久利生千佳コンビはエリートサラリーマン・勝俣大毅の痴漢事件を担当する。勝俣は夜道で衝動的に見ず知らずの女性・宮原祥子に後ろから抱きついたが、キックボクシングをやっている祥子に蹴られた上、ちょうど巡回していた巡査に逮捕されたというもの。取調べが一段落した頃、勝俣の弁護を担当する桜井丈太郎という弁護士が訪ねてきた。桜井勝俣の一時帰宅を求め、被害者と示談交渉をしたいと言う。更に勝俣が取り調べの時録音した、恫喝する刑事の声を聞かせ、要求を飲ませようとした。

【感想】えらく話のテンポが遅いなと思ったら、今日もまた15分拡大でした。来週も15分拡大らしいよ。もう10時10分まで放送!でいいじゃんw この拡大は本来なら次の番組が始まる10時という時刻をまたぐため、「またぎ」と呼ばれており、視聴率を稼ぐ手段の1つとしてよく使われています。HEROは、最近不調のフジテレビのドラマの起死回生という使命を帯びているため、何が何でも視聴率を稼ぎたいんですな。2000年に放映された第1弾は、全回視聴率30%超というオバケドラマで、キムタクファンだけでなく、HEROというブランドのファンも生み出しました。今期の初回が26.5%と、全盛期には及ばないまでも、今のドラマ事情を考えると充分高い視聴率をたたき出したのも、ブランドのファンがいたからだと思います。しかし残念ながら、2回の視聴率は19%と、20を切ってしまいました。初回から比べると7ポイントのダウン。これは、ブランドのファンが半分以上のレギュラー入れ替えに拒否反応を示したと考えられます。ここ数年のキムタクドラマの視聴率を見ても、彼のファンってもうこのくらいになっちゃってるんだよね。HEROのファンでもキムタクのファンでもない単なるミステリー好きの私から見ると、ミステリーとしての内容的には及第点くらいですから、さほど面白いというわけでもなく、2回は初回ほど盛り上がりもなく、ウリの芸達者な脇役陣によるセリフの応酬もあまりなかったので、下げるのも仕方ないかなと思います。ミステリーとしての質がこのくらいなら、脇を含めもっとキャラクタードラマに走った方がいいね。あと、最近のドラマの悪い癖なんだけど、新事実が分かったと見せかけ、その内容はそこでは描かず、次以降のシーンに持ち越し…という手法がありますよね。1回のドラマにつき1回ならまだいいとしても、2回続けてやられるとちょっとイラッとします。HEROに限らず、この手法を多用するのはやめてほしいわ~。それと、印象に残ってるのは、久利生と千佳が被害者女性の家を訪ねた時、女性がやたら物を落としていたことw さすがに落としすぎだろう。あまりに落とすからかえってギャグっぽくなってたぞ。それから、今回は痴漢事件という、女性からの反感が強い事件だっただけに、千佳が悪目立ちしてましたね。彼女の元ヤンという性格を活かすには、もっとメリハリをつけた方がいいと思うのです。前作のコンビ・雨宮がどんな女性だったのかは知りませんが、北川自身はがんばってると思うけどね。ただ、前作に阿部寛、勝村政信など、女性が見て楽しめる検事もいたのに、今回それが皆無なのは、明らかにマイナス要素ですよね。女性の北川だけではフォローできません。やはりキムタクの容姿の劣化を考慮した上でのキャスティングなのでしょうか…。2回目にしていろいろ残念な感じになってしまいましたが、逆に言えば19%に踏みとどまったとも言えます。これから巻き返してくれないと、見る予定がなかっただけに、見るのやめちゃうぞ^p^




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