母親の業績
- カテゴリ:日記
- 2014/07/29 21:07:05
1 入院中に慣らし運転
入院中愛車は病院の駐車場に止めたまま。
納車されてからお天気の都合でまともに走れたのは1日だけ、後は片道数キロの通勤の足程度で、距離が稼げてなかったのダ。
母親が暫く仙台に居ると言うので、適当に使ってくれるのを期待したけど、元々運転は下手だし、よほどのことが無い限り自分で運転する事は無いから、何処へ行くにもタクシーだ。
今の車は慣らし運転は必要ないと言われているけど、出来れば1000km以上走った所でオイル交換をしておきたいのに、この分だと何時になるかも分からない。
それと雨ざらしで放っておくとブレーキローターが錆びて、ただでさえフィールの良くないブレーキに拍車がかかる。
熱がある状態で母親に訴えたら「車の事より体の方を心配しなさい。」返って来たのは当然ながらの言葉。
ところが母親は「S先生の通勤用で使ってもらう事にしたよ。」S先生は私が何時も参加させて頂いている研修医の勉強会のお世話係をしている外科の3年目のDrだ。
今時の若い男性には珍しく車に夢をはせ、会話の殆どは車の話。暇さえあれば車の本を読んでいる。私も嫌いな方じゃないから話が弾む。ズングリタイプで外観は好みじゃないが、話し相手としては悪くない。
そのS先生は、2世代前(ゴルフ5)のGTIで隣の市から往復50kmの通勤をしていて、最近車をドック入りしたいと言っていたし、私の(ゴルフ7)GTIにスゴク興味を持っているのを知っていたから、S先生が見舞い方々勉強会欠席確認に来た時の短い会話で母親が勝手に決めてしまったのだ。
愛車は仕掛けが多く、借りても簡単に動かせなかったりだけど、車好きのS先生は知識も豊富で、母親が話したら「願ってもないです。」と大喜びだった。
かくして、愛車は私の入院中に走りに走って私に返って来た時はナント2000km達成。オイル交換で慣らしの第一段階は終了。体調が良くなったらサーキットで目いっぱいブン回してオイル状態を確認しその後どうするか決めれば良い。S先生に感謝だ。
2 病室がVIPルームに
私が入っていた病室は特別室ではあるもののただ広いだけ。それを見た母親は理事長、院長と事務長に何やら話していたが、張り切って出かけたり、時々私の所には来るがそれ以外は院内に居るらしい。夜は仙台のお友達との付き合いで出歩いてるらしいが、毎日私の病室に顔を出してくれる。
安静の時期に「ラジオの音が悪い。」と言えば『ボーズ』のラジオを調達してきた。大勢の観客を集めてコンサートホールで鳴らしたと言うだけあっていい音だ。安静が解除されてからはこの部屋に有った薄汚いソファーの替わりになかなか上等なソファーを運びこんで、ついでに「小さなテレビは目が悪くなる。」とかでまっとうなサイズのテレビをセットした。
「如何にも病室では気が滅入る。」とかの理由で、ホテルで使っている冷蔵庫がビルトインされたキャビネットを特注しておいたとの事だったが、退院するまでは間に合わなかったが、ちゃんと備え付けられ、壁紙とカーテンも変えられて見違えるようになっていた。
スペシャルルームとして差額ベッド代が幾らになるかは知った事じゃ無いが、費用は母親の寄付という事になったらしい。
母親を見た職員は、ここでどんな存在なのかを感じたと思うけど、親は親、私は私、ここではまだ新米の薬剤師ナノダ。
3 マンションのエントランスがリニューアル
私が住んでるマンションのスペースは所有者が私ではなく、母親になっているので、自治会の発言権は本来母親であるので、以前からの検討課題に母親が参加して、『エントランスの改装後に設置する椅子をどうするか』のテーマが殆どゴリ押しの発言で簡単に決まってしまった。
外部の待ちうけロビーは住人でなければ入れないホールにあったソファを置く事で決まっていたが、ホールに置く椅子は母親の一存で某有名デザイナーのものを購入することで決まり。早速入れ替えが始まり観葉植物の配置換えなどで見違えるようになった。
テキパキと解決していかないと気が済まないのは昔からの性分で、シカモ周りを説得させる能力に長けているから思い通りになる確率が高いノダ。
これで、掃除とかお料理なんかをテキパキと出来れば尊敬なんだけど、この分野は口ほどにも無い。
かくして、私の看病に来た母親は、その間に複数の物事を片付け、存在感をアピールして本日東京へ帰って行った。
発言力と実行力が伴うっていいね^^
何時もこの調子で
パワフルな母親です。
まだやり足りない事があるらしく、近いうちにまたやってくるそうです。
セレブなお話を垣間見たクポ!
いつかは私もセレブ?に…なってみたいもんだクポォォ~~(^o^)丿クポッシュ☆☆
まるでTVドラマを見ているようでした!?(特に後半)
母親の存在は、今回は大きかったようですね。今回の件は、親に感謝ですね。親がいなければ、無理な事ばかりでしたから、こういう時の親は、頼りに成りますね。
今は、安静にして正解だったかも知れません。
車の事も、病室の事も、マンションの事も親が出て来て、解決出来てしまいましたね。
流石は、親という存在です。
今回は、感謝の感謝ですね。
うちの親にはとても出来ません、でもそれだけ心配していたのだと思いますよ。
一度レースを見に行ってみたいです。
お母様も鶴の一声ではないですが、すごいですね!
さすが頼れるのは「母」ですね^^