Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


今年の夏祭りに思うこと

蒼雪の在住する青森県は、夏が本番。

八戸三社大祭と、青森ねぶた、五所川原立佞武多、弘前ねぷた祭…と、豪華4本立て。
日本の山車の四天王とまでおそれられる「ワッショーイ!」な季節のはずだったのですが…。

三社大祭は神馬の暴走事故でけが人が出ました。
ねぷた祭でも不幸な事故があり、死者が出てしまって翌日から中止に…。

祭りとは神やご先祖をお祀りする神聖なもの。
そういう行事に不幸なことが起こると、なにやら不吉な気持ちがしてきます。

6日の広島の平和祈念式典では豪雨だったというし、何か警告めいたものがあるような、ないような…。
まるで涙のようだと、共同通信が記事に書いていたっけ。

思えば、安倍政権が集団自衛権を掲げたときから、戦争反対を暗示させる事故が去年多く発生した気がします。
偶然かもしれないけれど、その事故を見たとき、ひどくそんな気がしました。
(あえて事件名は書きません)

安倍首相が今回の式典で被爆者代表の訴えをすごく嫌な顔で聞いていた写真を見て、本当にこの国の行く末が心配になってきました。

こうしてのんびりネットやったり、ごはん食べたり買い物したり…当たり前の生活ができていること…。それがどんなに貴重なことか。

血を流して戦うことを正当化してはいけない。前提にしてもいけない。
そういう状況下に陥ることがまず異常事態なんだと気づかなくてはならない。

集団自衛権に賛成だという人、じゃあ、あなた達はもし自分やその家族が徴兵されたら、喜んで従うのか?
戦闘に出されるのは自衛官だけだから、自分達は関係ないと思ってはいないか?
外国で戦闘になるのだから、日本は絶対攻撃されないと考えていないか?

絶対なんて、あり得ない。

たとえそれが彼らの仕事でも、自衛官だけが犠牲になっていいはずがない。
彼らの数が減ったら、強制的に国民が徴兵されるのは目に見えています。
そのうち徴兵が臨時的なものではなく国策になって、少子化に拍車がかかり、経済政策と称して安い労働力、つまり奴隷を外国からたくさん連れてきて国内の生産を任せ、今まで外国人とほとんど交流のない日本人はそれにとまどい、日本人の雇用も減って非正規ばかりが増え、民族間のヘイトが上がって虐待や貧困がまん延するだろう…ということは、容易に想像がつきます。

自分だけ生き残ろうと財産蓄えたって、国土が焼け野原になったらなんの意味もない。
そうまでして生き残って、また国が戦後のように立ち直ったとしても…根本から考え方を改めないと、何十年かしたら、また同じことが繰り返されるでしょう。
(そのためにも、日本に根強くある悪い考え方…特に男尊女卑の風潮は絶対改善すべきだろう)

私達がこうして生きているのは、過去に莫大に失われた、かけがえのない命の犠牲の上に成り立っているのだということを忘れてはならない。

それでも自衛権に賛成だという人は、おめでたい人ですね。

自分や家族が戦争に出されて苦しい思いをすればいいさ、と私は思います。
それがその選択を指示した責任というものでしょう。

世論で反対意見を言う割合に女性が多いのは、彼女達が本能的に悟っているからです。
戦争で真っ先に被害に遭うのが、自分達だということを。

過去の戦争体験において、虐殺より残虐かつ卑劣な行為が何か知っていますか?

それは性的暴行です。

人間の最もおぞましく恐ろしい部分を、戦争は簡単に引き出してしまいます。
国土に上がってきた敵兵達に真っ先に餌食になるのは、女性と子供です。

虐殺よりもある意味深い傷を残すこの犯罪ゆえに、国同士のわだかまりも解けぬまま。
憎しみと悲しみの連鎖が永遠に続きます。

それが少しでも理解でき、共感するなら、戦争は絶対反対だと誰もが言えるでしょう。


……楽しい記事にしようと思ったのですが、話題が逸れて思わず言葉があふれてしまいました。
こういうことを書くのはとても勇気が要りますが、ひとりひとりが声をあげていかないと、何も変えられないと思います。

ここまでお読みくださってありがとうございました。




月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.