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法華経

 法華経(ほけきょう)は、万人(ばんにん)成仏(じょうぶつ)解き明かした(ときあかした)大乗(だいじょう)仏教(ぶっきょう)精髄(せいずい)経典(きょうてん)です。ここでは、法華経(ほけきょう)について、その意義(いぎ)、あらすじと構成(こうせい)主要(しゅよう)法理(ほうり)について説明(せつめい)します。

 

万人成仏の経典

 仏教(ぶっきょう)創始者(そうししゃ)である釈尊(しゃくそん)釈迦(しゃか)無二世(むにせ)(そん))です、釈尊(しゃくそん)は、(しょう)(ろう)病死(びょうし)という人間(にんげん)にとって根本的(こんぽんてき)苦悩(くのう)から、どうすれば人々(ひとびと)救える(すくえる)のか、解決(かいけつ)(みち)探求(たんきゅう)しました。

 そして、自身(じしん)胸中(きょうちゅう)備わり(そなわり)宇宙(うちゅう)生命(せいめい)貫く(つらぬく)根源(こんげん)(ほう)、すなわち妙法(みょうほう)目覚めました(めざめました)。それゆえ、釈尊(しゃくそん)仏陀(ぶっだ)(目覚めた(めざめた)(ひと)」「開花(かいか)した(ひと)」の(い))呼ばれる(よばれる)ようになりました。

 釈尊(しゃくそん)教え(おしえ)は、はじめは(くち)伝え(づたえ)伝承(でんしょう)され、やがて整理(せいり)されて、幾世紀(いくせいき)もの(あいだ)様々(さまざま)経典(きょうてん)としてまとめ(あ)げられていきました。

 釈尊(しゃくそん)知恵(ちえ)慈悲(じひ)根幹(こんかん)とする教え(おしえ)継承(けいしょう)発展(はってん)させた経典(きょうてん)が、大乗(だいじょう)仏教(ぶっきょう)諸経典(しょきょうてん)です。その精髄(せいずい)が、「(きょう)(おう)」とたたえられる法華経(ほけきょう)です。

 “一切(いっさい)衆生(しゅじょう)自分(じぶん)同じ(おなじ)境涯(きょうがい)高めたい(たかめたい)(如我等無異(にょがとうむい))”というのが、釈尊(しゃくそん)自身(じしん)(ちょう)(おん)過去(かこ)からの願い(ねがい)であり、法華経(ほけきょう)説く(とく)ことで満たされた(みたされた)法華経(ほけきょう)示されて(しめされて)います。

 釈尊(しゃくそん)弟子(でし)たちに、(ほとけ)永遠(えいえん)願い(ねがい)継承(けいしょう)して実践(じっせん)していく、慈悲(じひ)行動(こうどう)繰り返して(くりかえして)呼び掛けられて(よびかけられて)います。

 法華経(ほけきょう)は、釈尊(しゃくそん)本意(ほんい)、すなわち「万人(ばんにん)成仏(じょうぶつ)実現(じつげん)する最も(もっとも)根本(こんぽん)教え(おしえ)説いた(といた)経典(きょうてん)です。

 (た)経典(きょうてん)は、根本(こんぽん)(ほう)至る(いたる)ために、(とき)場合(ばあい)相手(あいて)応じて(おうじて)説いた(といた)部分的(ぶぶんてき)教え(おしえ)にとどまっています。したがって、生命(せいめい)全体(ぜんたい)蘇生(そせい)させることになりません。部分的(ぶぶんてき)教え(おしえ)執着(しゅうちゃく)することで、かえって歪み(ゆがみ)生じて(しょうじて)しまうのです。

 これに対し(たいし)法華経(ほけきょう)は、(とき)場合(ばあい)相手(あいて)応じて(おうじて)説いた(といた)部分的(ぶぶんてき)教え(おしえ)統一(とういつ)し、きちんと位置づけ(いちづけ)生かして(いかして)いく「根源(こんげん)一法(いっぽう)」を説き示して(ときしめして)います。

 インドの大乗(だいじょう)論師(ろんし)である竜樹(りゅうじゅ)天親(てんじん)世親(せしん))は、法華経(ほけきょう)思想(しそう)をふまえたすぐれた論書(ろんしょ)作成(さくせい)しました。

 法華経(ほけきょう)中国(ちゅうごく)伝わり(つたわり)幾度(いくど)漢訳(かんやく)されましたが、鳩摩羅什(くまらじゅう)らが5(5)世紀(せいき)翻訳(ほんやく)した「妙法(みょうほう)蓮華(れんげ)(きょう)」が最も(もっとも)優れた(すぐれた)名訳(めいやく)として広く流布(るふ)しました。東アジア(ひがしあじあ)では、法華経(ほけきょう)というと、一般(いっぱん)には鳩摩羅什(くまらじゅう)の「妙法(みょうほう)蓮華(れんげ)(きょう)」をさします。

 中国(ちゅうごく)天台(てんだい)大師(だいし)智顗(ちぎ))・(みょう)(らく)大師(だいし)(たん)(ねん))、日本(にほん)伝教大師(でんぎょうだいし)最澄(さいちょう))は、法華経(ほけきょう)対する(たいする)注釈書(ちゅうしゃくしょ)著して(あらわして)諸経典(しょきょうてん)(なか)法華経(ほけきょう)卓越(たくえつ)していることを明らか(あきらか)にするとともに、法華経(ほけきょう)基づく(もとづく)実践(じっせん)広めました(ひろめました)

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2014/11/16 21:42
あとでゆっくり読もう~^^



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