妖刀　さゆきさんの日記 | ニコッとタウン

円安は謎の国内投資家が支えている　というニュース

カテゴリ：その他
2014/08/21 05:06:05

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0QL1XD20140818
記事の最後に「円高抑制が円安を抑える、という皮肉なパラドクックスが現実になる」という警告めいた文がある。
日本が無制限の円安を望んでいない、という事実を無視した無責任な発言と言わねばなるまい。
今年に入り１ドル１０１円の防衛ラインを死守する謎の国内投資家は極端な円安も望んではいない。
１ドル１０２円台を維持する事が、その者の目的なのだろう。
極端に円安になれば、輸入品にたよる国内消費者は高くなった食料品を買うはめになる。
それは未曾有のインフレの始まりかもしれない。
円安になれば国債の利率も上がり日銀の黒田総裁は倒れるだろう。
ある程度の円安は必要だが極端にソレが進行すれば日本経済は韓国のように物価高で国民が苦しむことになる。
謎の国内投資家が政府筋の組織であることは長期間相場を支えている事実から容易に想像できる。
不思議なのは、こんな芸当が出来るのならどうして今まで日本政府は為替に介入してこなかったのか。
昔は為替介入するとニュースになりアメリカから頭を叩かれる事が度々あったように思う。
８ヶ月も為替が固定相場になっているというのに、どこの国からも「日本政府が為替介入している」と非難してこないのもおかしい。
国際的な合意ができている、という事だろうか。