青い春なんてくそくらえ!【BL?】 25
- カテゴリ:自作小説
- 2009/08/30 23:59:22
今日は土曜日。本来学校はお休みの日で、全寮制の桜学は寮に残る人もいれが実家に帰る人もいる。部活で学校に来てる人もいれば遊びに出かけてる人もいる。
ちきしょー、良いなぁ。
テストを受けてない俺は一人寂しく教室で追試。あ、一人じゃないや、教卓で担任の咲ちゃんが先日行ったテストの採点をしている。
「結ちゃん、俺、今日合コ…飲み会だからでくるだけ早く終わらせてねー♪」
「結ちゃんて…おふくろと同じ呼び方しないでくれよ」
「へー結ちゃんて呼ばれてんだ」
ぅ、墓穴掘ったか…。
「じゃ俺もそう呼ばせてもらお」
「恥ずかしいからやめてくれ」
「いいじゃん、減るもんじゃないし。女の子みたいで可愛いのに」
だから嫌なんだよ!
「俺は子供の時からみんなに咲ちゃんて呼ばれてたから別に抵抗ないけどなぁ」
そうつぶやく咲ちゃんを相手にするのはやめて、問題用紙に目を通す。
一連のドタバタと熱で寝込んでたせいでせっかく得た知識もすっかり抜け落ち、どの問題もさっぱりわかんねぇ。
目の前の文章問題をやっつけようにも頭の中には紅貴の顔が浮かんできてイライラする。
何で俺がこんな思いをしなきゃならないんだ?
美羽には悪いけど紅貴が誰と組んだって俺には関係ないことだし、どうでも良いことなのに、しかも俺のことなんかオモチャにしか思ってないのに…。昨日の保健室でのあれはなんなだよ?
わかんなくてイライラする。新手の嫌がらせだと結論づけようとすると苦しくて悲しくなる。一番わかんねぇのは俺の気持ちだ。
なんとか追試を終わらせ、俺は昨日メールしたヒロちゃんに会うため、外泊許可(紅貴には内緒)を出し、待ち合わせの場所に向かった。
【続】
【おまけ】
時間は午後4時。
追試を終えた結城の採点を最後に、花村 咲人はいそいそと身支度をはじめる。
合コンの時間にはまだ早いが、ここを早く出ていかなくてはならない。
教員用の寮をできるだけ誰にも見られないよう気を配りながら、車を止めてある駐車場まで急ぐ。
「あら、花村先生お出かけですか?」
話しかけられドキリとしたが、相手が保険医の先生だとわかり、ほっとする。
「はい、友人たちと素敵な出会いを求めて飲みに行くところです」
いつもの調子でおどけて言うと保険医はクスクスと小さく笑った。
「佐久間さんもご一緒ですか?」
「え…?」背筋が凍りついた。
後ろを振り向くと桜華星章学園理事長、桜川 聖司の秘書、佐久間 秋広(さくま あきひろ)がいた。
「いつの間にいたんだ…です、か?」
「たまたまですよ。仕事が早く片付いたので、よろしければ一緒に食事でもどうですか?」
自分より二つ年上の佐久間は高校の時からの先輩後輩にあたる関係。
花村は佐久間が苦手だ。だが、嫌いではない。ただ一緒にいると蛇に睨まれた蛙の気持ちになる。佐久間はいつか自分を食い殺しにかかるのではないか、あるいは壊されるのではないか…。それほど強く求められることがある。
花村は「今日はちょっと、大事な用が…」と言ったが、聞き入れてもらえなかった。
合コン楽しみにしてたのに…と心の中で泣いた。
【おまけ・終わり】

























他の先生がいたら真面目にやってるんでしょう(* ̄ー ̄)
ていうか追試中の生徒に話しかけて良いのか咲ちゃん(笑)