Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【東京スカーレット】

東京スカーレット~警視庁NS係
TBS 火曜夜10時~
【あらすじ】カレーショップが強盗に襲われ売上金数十万円が奪われた。客がおらず店員がひとりになる時間を狙っての犯行だ。防犯対策を全くしていないこの店はサカキフードサービスが経営母体だった。以前、系列の居酒屋で起きた殺人事件を早期解決したこともあり、NS係が捜査をすることになる。係長のいずみらはカレー店付近に設置されている防犯カメラの映像などから犯人の風体を特定、現場周辺での聞き込みを開始する。一方その日非番のは、上京した父とホテルのビュッフェで食事をしていた。

【感想】えらく社会派な内容だなぁ、櫻井氏かなぁと思いつつ見てましたが、岩下氏の本でした。まぁ、櫻井氏の社会派にしては、救いがありすぎましたかねw 彼の評価が高い社会派作品は、本当に救いようがなく、内容的には優れているのですが、見た後しばらく気分が重くなってしまいますからね。最後、強盗事件で傷を負ったカレー屋の店員が、社長を狙ったところで、そうとは知らない社長が秘書に彼を見舞いたいと言ったのが、まぁせめてもの救いですよね。今回出てきたサカキフードサービスのモデルは、ワンオペや大量退職などで今年ブラック企業の名をほしいままにした、すき屋などを経営するゼンショーだと思うのですが、こちらは経営改善の意思は見られたものの、それは株主に対するポーズだったり、人手不足で足元をすくわれることになったという、あくまで経営サイドの都合であり、中身は全然変わってないと思うのです。社員は屋台骨であり家族であるというような、古きよき日本企業の理念は、バブルが崩壊するとともに弾け飛んでしまいましたね。使い捨てにできる即戦力を求め、アウトソーシングたら言う耳に心地よい横文字だけど実のところ丸投げというシステムが浸透した挙句、少ない人数で働かされてきた40~50代は疲弊しきり、あまり育成されていない30代以下は指導者たるべき管理職になれる人材がいないという社会になってしまいました。阿部総理がしきりに女性を労働力としたがっていますが、どうせ安い給料でこきつかえる人材を増やしたいだけでしょう?と、穿った見方をしてしまいますね。さて、ストーリーそのものに対する感想はあまりないのですが、ちょっと気になったのは杏の見合い相手ですね。普通ならこれで話はお流れ…という展開になるのですが、父親は相手がいつまでも待つと言っていると言ってました。見合い写真を見ただけで、そんな気になれるものかどうかは疑問ですが、次回最終回ですし、この視聴率なので、結婚退職もありえるかなと思ってしまいました。今回、あの低視聴率で話題となった、あすなろ三々七拍子に僅差ながら負けましたからねw ほんと、今期はHERO1人勝ちで、他は散々ですよ。そのHEROだって20%前後をうろうろですから、恐らく期待されたほどは取れなかったんじゃないでしょうかね。夏はドラマの視聴率が低くなるシーズンとはいえ、今期は本当に酷すぎました。




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