名前の無いサークル(暴走クラブじゃないヨ) 1
- カテゴリ:車・バイク
- 2014/09/26 10:20:55
サークル活動ということで、車好きのメンバーが集まって、走行会というか、イッキ乗りみたいな企画。
車好きの輪を繋いでいったら結構な人数になったので、その中の有志というか今回休める人たちが山の中のホテルに泊まりこみ車に乗り合う企画だけど、可能な人は3泊4日、都合次第で2泊の人もいれば、1泊だけの人もいる。
ここはリゾートホテルなので設備はなかなか、お料理も美味しいし、お風呂はもちろん天然温泉。
冬は、スキー場になっているので、高貴なお客様も泊まることがあるなかなかのホテルなんだ。
フルで過ごしたのは私が乗ってきたポルシェ911(997)カレラS、ポルシェ911(964)カレラ、その他には日産GTR(2012・550PS)、トヨタ86、フィアット・アバルト595、ホンダS2000、それ以外にはついてきただけのトヨタ・アクア。
滞在期間に、それぞれの車に乗せてもらったり、運転したりで、あっという間に1日が過ぎて行く。
近くにカートのサーキットがあり、遊園地のゴーカートではなく、本格的なカートも借りられる。
カートのコーナリングはドリフトなので、コツを覚えれば楽しいが、ドリフトができなければ立ち上がりが遅いので楽しさはない。
サスガ、車好きの連中はコーナーをドリフトで駆け抜ける。一般道で全開できるチャンスが少ないうっぷんをここで晴らすのだ。
アクアに乗ってきた女性(看護師さん達)3人はエンストさせてしまうので、初心者用のゴーカートで、キャー・キャー騒いでいるが、全く遅い、狭いコースなので迷惑だったが、誰も口には出さない。
私が乗って来たポルシェ997Sは、同964に乗って来た私のお師匠様M先生ご夫妻が乗り出していった。その964にはアクアで参加した女性3人が「ポルシェに乗りたかった」というので、こちらは構わないんだけど、リヤシートは大人が乗るにはかなり苦しい。
「体験だけ」というわけでそこいらを5分ほど走ると、助手席からは「凄いです、左ハンドルでマニュアルの車自在にこなせるんですね。」と話しかけてくるが、後ろの2人は無言。多分、「もう降ろしてくれ」と心の中で思ってるはず。
ホテルではまだ出発前のS2000と86の助手席に彼女らが乗ることになって問題は解決。
さて、私は、1時間後にはS2000のハンドルを握っている。マツダ・ロードスターより固く、リニアでパワーもある。サーキットなら速いだろうが、操縦している喜びは初めのうちで、慣れてくると、遊びの要素が少ないことに気付く。スポーツカーとしては良い出来であることは認めるがドライブカーとしては楽しい車ではない。
その後に乗った86の方がしなやかさがあり、遊びの要素があり、改めて知った加速も結構なレベルだった。私のGTIに追いすがってこれるのがよく分かった。7000回転まで上げると正しくスポーツカーらしさが現れる。
人気のあるGTRはどこまで行ったのか、初日には乗りそこなったが、充実の1日だった。
初日の夜は皆で、フレンチレストランで宴会みたいになる。温泉に入ったり、カラオケもあるが、バーラウンジがスゴク良いムードなんだ。
車談義に花が咲いて、カメラとか時計も話題に上る。車の好きな人はこの手の機械も好きな人が多いがこの手の話が好きな女性は私だけだ。
他の女性群は別の話題で盛り上がっている。
翌日、本来の我が愛車ゴルフ7GTIが研修医N先生の運転で、同時にゴルフ5GTIもS先生の運転で、こちらはエンジン、足回りがモデファイされているので迫力がある。
私のGTIも、本日のためマフラーがABT(アプト)の4本出しに変更され後ろから見るとカッチョ良い。間に合ってよかった。
さっそく愛車のGTIをチョイ乗り。自分の車の試乗とは変な話だが、入院したり、ポルシェを手元に置いたりで、走行距離5000kmを超えた愛車に乗ったのは1000km程度なので、自分の車でもわくわく感があるとは。今回はマフラー交換で初めて乗るわけだし。
結果は上々、ターボラグで初期加速が気になったが、マフラーのヌケがよくなった分改善されたような(気がする)。
音は思見かけほど大きくはならないが、明らかに良い音(個人の好みです)になっている。
サーキットをたまに走ることがあればブレーキも交換した方が良いかなど思いを巡らすが、この車結構乗りたい人が多くて、この日の借り手はいっぱいになってしまった。
さて、私の本日のメーンイベントはGTRなのだ。500psを超える公道の王者、フェラーリもランボも敵わない、ある意味世界一速い車なのだ(スーパーカーの範疇に入れるとカッコ悪さでもピカイチ←私見です)。
何せ初めての運転になるので、持ち主の助手席でいろいろ教わる。それからドライバーズシートに移りハンドルを握りゆっくり走り出すと、足が固めの乗用車の感覚、どっしりした高級車?のようでもある。
直線でスロットルに力を込めるがフルではない。
4輪が地面をとらえ猛然とダッシュする。軽い感じではないが俊足。
車の重さを感じないほどよく効くブレーキを踏んでコーナーに入る。結構な横Gでシートベルトの有難さが分かる速度でも何事もなくひたすら速く走る。
全力で走ったらどんなだろうと想像をめぐらすが、チャンスは広い直線道路。
ポルシェの癖がついてるので、トラクションに合わせてスロットルを踏んでいくが、車輪が暴れることもなく4駆のポルシェターボと互角?いや、もっと早い。あっという間にここでは書けない速度に達する。
初めからベタ踏みでも車がコントロールしてくれるから危険はないそうだが、自分で制御できる範囲で走りたいし、車が助けてくれるのに慣れてしまうと、ほかの車で怖い思いをすることになる。
何だかんだ言っても凄い車に変わりはない。人より早く走りたければGTRは太鼓判なのだ。
但し、この性能を維持するには、メンテ費用が莫大なのを知る人は少ない。タイヤ交換はポルシェの2~3倍、定期整備だけでもポルシェより出費がかさむ、燃費が悪い、ポルシェは思ったより燃費が良い。
少なくとも私はポルシェを動かす方が喜びが大きい。ポルシェは止まっていてもカッコイイがGTRはカッコワルい(私見です)。
一般に0-100km加速が6秒台なら、初めての人は感嘆の声を上げる程の加速感。今回参加車ではポルシェ964カレラが5秒台、997カレラSで4秒台で100㎞に達する。
それがGTRは3秒で達するという。全くの別世界が達人でなくても体験できる。怪物と言われる理由がよく分かる。
暴力的な加速、コーナーでもよく踏ん張る。特別のテクがなくても無謀でさえなければ誰よりも早く走れる。ポルシェのカレラターボ4S、フェラーリやランボなどの600PSを超える車で最高の腕の持ち主だけが追いつくことができるかもしれないモンスターマシン。
だが、。速いことは魅力的ではあるが欲しいとは思わない。
全て日産任せで、自分の望む車にならない。車が走ってるのであって、走らせてるいる気持ちが薄い。テクで車と仲良くなれるような気がしない。
楽しめる車としてはGTRよりは86の選択肢はある。ところが、その後にやって来たスバルBRZを運転させてもらったら、86と同じ車のはずが、シフトの感じとかトルクの出方が微妙に違う。足も心持固めな感じで、迷うところだが、所有するならBRZが良いかな?(買わないけど)
その2へ続く