参加したい秋の行事とひとりごと
- カテゴリ:イベント
- 2014/10/09 09:53:07
もう行事とか縁遠い人間ですが、家族で決めている年中行事があります。
それは春と秋の遠足。
わんこ2匹を連れて、花見と紅葉狩りに行くことです。
といっても、紅葉狩りの方はもう、両親が同行することはなくなりました。
いまでは、妹同伴で犬と遠足に行くのが毎秋の恒例となっております。
蒼雪ひとりの(運転など)スキルでは、とても連れて行けないので。
犬たちも遠出は特別な楽しみで、出かけるときはめちゃくちゃ大騒ぎします。
とくにダックスの方は、車で移動中ずっと吠え続けるというやっかいなクセがあるので、やたらにうるさい(笑)
しかしやかましいのも元気な証…。
犬の寿命を考えると、彼らがこの世にいる間は、めいっぱい楽しい思い出をつくりたいと思っています。
夜寝るときに、いつもと言っていいほど、彼らがいなくなったときのことを想像するんです。
でもそうやって覚悟を決めていても、いざ現実が来たら、相当衝撃が来て落ち込むんだろうな…。
最近はペットに解放された場所ができているとはいえ、全てではありません。
むしろ敷地が汚れるのを嫌ってか、ペット進入禁止の看板がある公園などもあちこち見かけます。
一部の心無い飼い主のせいで、ペットの落し物や迷子などに困らされた結果でしょうが…。
犬たちを連れての遠出で、毎回「どこ行こうか」と悩むのはそこです。
敷地に広い公園があるのに、ペット進入禁止にしたとたん、さびれてきた道の駅もあったなあ。
それだけ飼っている人が多く訪れていたことと、自由に遊ばせられる場所が減っているということですね。
今年は、いつも行っていた奥入瀬渓流はやめて、別の場所にしようと考えています。
奥入瀬は犬と歩くにはとても不便なことと、廃ホテルが多すぎて、いつも殺伐としているから。
以前は、廃ホテルの敷地にあった足湯(こう書くと、知っている人はどの場所かわかる^^;)で、ハイカーたちが足湯を楽しみ、なぜか手打ち蕎麦屋さんも露店を出していて、けっこう客も来ており、それなりににぎわっていたものです。
でも規制されてしまったのか、足湯は封鎖、蕎麦屋も撤去。
人が訪れなくなったその場所は、みるみるすたれていきました。
それはもう、殺伐とした風景です。
観光事業や自然の保全を掲げるわりには、そういった根本的対策…つまり、点在する廃墟の撤去をしないという問題が根深い土地です。工事費やら何やら、めんどくさいことが山積しているためなのですが。
予算を組んででも、その辺頑張ってもらいたいです。
廃墟がなくなるだけで、ずっと良い雰囲気になるんじゃないかな。
それにしても、こうした廃墟を見るたびに、昔の人は、この場所の永遠の繁栄を疑わなかったのだろうなと、苦笑に近い感情がこみあげます。
それくらい当時は景気が良かったし、人々の娯楽には「行楽」という文字もまだ生きていました。
今は、何かイベントがないと人がやってこないです。
永遠の繁栄幻想は、今もなくなっていないかもしれない。
政府の事業などにはとくに、そういう雰囲気が見られます。あと、地方の公共事業とかも。
高い予算を組んで建てたハコ物が、もくろみを外れて赤字のかたまりになった、なんて珍しくありません。
ものごとはいつか終わるのだということ、商機は時節に応じて流動するものだということを、お役人さんは感覚として持っていないのでしょうね。
つまり、先見の明というやつです。
あと、テレビの人間もそうかもな…。
バラエティ番組で、芸能人の豪華な私邸や洋服、装飾品をうらやましがる企画がまだありますが、ああいう企画を作っている人はバブル世代に違いない。
昔の栄光を懐かしみ、また取り戻そうとやっきになっているのかもしれないですね。
ダウンタウンの番組で加藤茶が何百万もする腕時計を見せたときに、「どうせ墓まで持っていけやしないのにな…」と、諸行無常を感じました。
そんな金があるなら寄付しろって話じゃなくて、生き方について思ったのです。
とても漠然とした感覚でしたが。
どう生きて、最期を迎えるかってことに。
生きている間、どんなことを学んだか、気づいたか。
私も、人生の残り時間を数えています。