Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【すべてがFになる】

新番組 すべてがFになる
フジテレビ 火曜夜9時~
【あらすじ】神南大学工学部建築学科3年の西之園萌絵は、同学科の准教授・犀川創平に、ある報告をした。“もっとも神に近い人間”と犀川も絶賛する天才プログラマーの真賀田四季に、面会して来たというのだ。四季は、事情により幽閉されているが、萌絵は、県知事の叔母に頼んで面会にこぎつけた。犀川がそれをうらやんでいると、助教の国枝桃子がやって来る。犀川国枝に、これから同大学の極地環境研究センターに出かけると話す。犀川に好意を持つ萌絵は、一緒に付いて行く。2人を迎えた工学部土木工学科准教授の喜多の案内で、萌絵犀川はマイナス20度の低温実験室を見学する。

【感想】原作が発刊された頃、ちょうど私は新本格派にハマっていた時期だったので、最初の「すべてがFになる」から、森博嗣の作品は数冊読んだことがあります。確か最初の作品が発表されたのが1990年代で、この頃はまだ一般にパソコンがさほど普及しておらず、携帯も通話しかできないような時代だったので、先進的な内容には興味を惹かれました。今ではこういう作品もあまり抵抗なく見ることができて、ようやく時代が森氏の作品に追いついたな、という感じです。森氏は当時から現役の名古屋大学の教授で、典型的な文系の私にはちょっと難解な部分もありましたが、いざ殺人のトリックとなると、それほど理系の知識には関係なかったのを覚えてます。調べたらどうやら今回の「冷たい密室と博士たち」が処女作で、輝かしい第1回のメフィスト賞を受賞した「すべてがFになる」は実は4作目なんだそうですね。その頃はそんな知識もなく読んでましたが、確かにこの「冷たい密室と博士たち」は、推理物としてはわりと平凡な内容だった印象があります。もう15年以上も前の話なので、よく覚えてないんですけどねw ただ、森博嗣の作風自体はそれほど好きではありませんでした。というのも、犀川はともかく萌絵のキャラがあまり好きじゃなかったんですよね。ドラマではまだ出てきませんが、親が大学の元学長だったり、親戚に県知事がいることからもわかるように、かなりの金持ちで、確かマンションを持っていてその最上階に執事と大きな犬と一緒に住んでいる…という設定だった記憶があります。これだけならまだいいんですが、いろいろ推理するけど結局肝心なところは犀川に助けてもらうという、要するにワトソン的な存在なんですね。でも頭はいいことになっている。総合すると、あまり可愛げがないとw でも、武井がその役をかなり魅力的に演じているので、原作にあったうざさはなくなってる気がします。犀川の方も頭は抜群にいいですが、原作ではかなり不安定な性格の男でした。それがこれからどうドラマに出てくるのか楽しみです。ただ、ヒゲはいただけないなぁ。犀川にヒゲのイメージはなかった気がします。もうちょっと、美青年だったような?w で、ストーリーの方ですが、ところどころ覚えてはいるのですが(しばらく人が入っていないような場所から死体が発見されるとか)、まぁものの見事に忘れてますね。もう15年くらい前に読んだだけだから、仕方ないですね。数年前に読んだものだって忘れてますからねw なので、原作を知らない人と同じように楽しめると思います。トリックについては、まだ何とも言えないですね。でも、そんなにわかりづらいものではなかったと思います。探せば多分原作本が出てくると思いますが、そんな無粋なことはせずに、次回の展開を楽しみに待つことにします




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