理想的な部屋って?
- カテゴリ:家庭
- 2014/10/30 14:26:51
部屋の模様替えより、もう家全体を改築したい蒼雪です。
親父が建てた家ですが、業者が3流以下だったために、設計はめちゃくちゃ、大工の仕事も超テキトウでした。
(無意味なドアの数、換気扇、狭すぎる間取り、新築してすぐ雨漏り、電燈を引いている電線穴が、形を整えずにドリルでただ空けたやつ、おまけに庭の土には廃棄物を混ぜ込んで行きやがった!)
金がないのでリフォームは夢のまた夢ですが…。
しかし、最近の改築デザインて、どれも同じようなものばかりじゃありませんか?
昔は芸能人ぐらい金持ちじゃないと住めなかったスタイリッシュな空間が、今では一般家庭でも建築可能になっています。
古い家を改築すると、どこもかしこも、寸胴の四角い洋風の家になっちゃってます。
裏を返せば、建築費用を安く済ませるにはその形態が一番いいことと、和建築を作れる職人が激減しているからだとか。
そもそも、シンプルかつスタイリッシュさに、親近感が湧かない蒼雪です。
本当にあんたら、こんな空間で落ち着くの?と言いたい。
建築会社がスポンサーの、「お宅の新築拝見」みたいな番組があるんですが…(どこの県にもあると思う)
ああいうのを見ると、よく、「こだわりの空間」が出てきます。
中には「ほうほう」とうなずける素敵な部屋もあるのですが、この間見た、ある夫婦の新居はいただけなかった。
親の実家の庭に建てた離れなのですが、細長いのはまだしも、内部構造がだだっぴろいのです。
玄関入ってすぐ、間仕切りもなく応接間兼居間になっている。
玄関と居間が繋がっているので、靴箱の脇がキッチン。おいおい…。
申し訳程度の2階(ロフト)には、夫婦の寝室と未来の子ども部屋があるのですが、部屋と呼べるのはそこだけ。しかも夏暑く冬寒いことうけあいの屋根裏です。
個人を守れるプライベート空間がない環境というのが印象的でした。
でも、アパートやマンションでプライベート部屋がない家族暮らしをしていると、そういう意識が薄くなるのかもしれません。
かくいう蒼雪も、長いこと団地や官舎ぐらしで、子ども部屋を持っていませんでした。
一人になれる部屋を持てたのは、親が家を建てた高校生の時。
今では、一人になる時間がないと精神に異常をきたすくらいです(笑)
よく、いままでプライベート空間のない生活を送ってこれたな…と、逆に不思議に思います。
さっきの夫婦の離れに戻れば、彼らも、部屋が2つしかないアパートで暮らすのと同じ感覚で新居を作ったのでしょう。
でもあの住まいじゃ、いずれどちらかに居場所がなくなるよな…とお節介に思ったり。
もし私がその夫婦のどちらかだったら、全力で設計をやり直させますがね(笑)
人間、一人になれる時間は絶対必要です。
私の理想とする家は、ムーミンやしき。
ムーミンの家は、パパもママも自分の部屋で寝ているんです。
みんな自分の時間を大切にしているから、自立心も育って、のびのびとしています。
日本は土地や住宅事情で難しいですが、みんな見習っていいと思います。
模様替えの話なので、部屋や置くものについてもっと書きたかったのですが、字数が千字を越えて長くなったので、今回はここまで。
うんうん、昔の日本の家はいいですよね。
床の間とか、父の実家にもありました。そんなに立派なものじゃなかったですが…、あの雰囲気は集合住宅じゃ見られませんからね。
でも、最近老朽化に伴い建て替えたとかで、私は見ていないんですが、相当近代的な様子になったようです。
おそらく床の間も消滅しているでしょう。それはもったいないですよねぇ…。
和建築はふすま仕切りだから、個室ってほぼないんですよね。上記の父実家もそうでした。
だから後で改築して、息子らの部屋作ったりしてましたね。
うーん、だから個室の分化、個人尊重の考え方が薄いのか。もっと昔になると、長屋とかありましたからね。
そこでもやはりプライベートはなくて。なかなか、日本文化は根が深いようです。
そうそう、新婚さんだからか、あのような作りでも不満はまったくなさそうでしたね。ラブラブでしたし。
我ながら良い家を建てたと思っているのでしょうw
靴箱といっても壁と一体化した棚の中に隠されているので、靴は煮ないと思いますが、玄関と食の空間が1つっていうのは、どうにも違和感が…よそごとですけども(笑)
大工の件は、大工の意識が低い業者に当たってしまった運のなさですかね。
工期が短くて、急がないとならなかったのかもしれないし。それでも、手を抜いたらいかんですよね。
でも、屋根の塗り直しをしてくれた別の業者も、屋根に足あと残していったりして、けっこうてきとーでしたww
って、笑いごとじゃないですよね。高いお金払ってるんだから、職人としての誇りを失わないでもらいたいです。
うちの実家は築60年なんですが、建てた当時材木問屋だったため、いい木材を使っていて(職権乱用笑)、未だに使えてます。
おうちそのものも大事だけれど、昔の日本家屋には欄間やら床の間やらお庭やら色々あって、住む以外にも愛情や自信を持てたような気がします。
子どもの頃は『古くて日本家屋でカッコ悪い!マンションとかアパートがカッコいい!』と思ってましたが、大人になるにつれ、自分ちが好きになっていきました^_^
開かずの扉とかあるけどね!(笑)
でもプライベートはなくて(笑)
個室なんか、ほぼずっとなかったですよ(笑)
新婚さんのうちは同じ部屋で一緒にラブラブでいいんじゃないすか(笑)
そのうち、何とでもなるんだもの♬
でも、靴箱の脇がキッチンじゃ、いつか靴を煮てしまいそうで怖いですな(笑)
しかし、蒼雪さんち作った大工さん、ひどいなあ…!
そんなことをした罰は必ず受けるはずですよ。
ですよねぇ、親父は訴えてもよかったのに^^;
でも設計に関しては自分が建築士に注文をつけたのもあってか、出来上がってこういうもんだと諦めたのかも?
いまとなっては後の祭りです。
大工さんも、工期のことだけ考えて、しかも経験の浅い人ばかりが集まってたとしか…。
上に挙げた以外にも、ミスっぽいところたくさんありますよ。これで料金だけはいっちょまえに取るんですからね。
まったく、訴えても良いレベルでした(笑)
一人になる時間、誰しも必要ですよね。
世の中のお父さんがパチンコにはまるのは、あれが個人の時間をつくれるからだと、だいぶ昔に聞いたことありますが。
でも居場所を外に求めるだけじゃ、ストレス解消にはなりませんよね。
ふうこさんがおっしゃるように、家族同士でも気を使いますからね。
完全に個室で一人になれるのって、トイレだけだ、とも以前から指摘されてますよね。もうみんな、わかってるんです。
でも住宅事情や、日本人の生活習慣に「個人を大切に」する考えがないものだから、プライベート個室について理解がいまだに浸透してないんですよね。
男は書斎だ、と、男だけ特別扱いもされていますが。
その点、ムーミンを書いたトーベ・ヤンソンは先進的な考えの女性ですよね。
しかしお節介ながら、テレビに紹介された若夫婦(新婚さん)が、将来良い家庭を築けることを願ってやみません^^;
テキトーなことして金はしっかりとって、
それでうまく儲けようとしても、一度やると評判も下がるだろうに。
そもそも、ものを作る心が無いし、そこに家族が長く暮らすとか考えないんでしょうね。
ある夫婦の新居は、他人事ながら心配になっちゃうなぁ・・・。
私も、一人の時間がないと精神に異常をきたしますよ~^^;
血の繋がった家族と言っても、気を遣ったり合わせたり距離置いたり…。