Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【科捜研の女】

科捜研の女
テレビ朝日 木曜夜8時~
【あらすじ】1軒の町家で、女性の死体が見つかった。現場は、天井近くまでうずたかくゴミの山が積まれた、いわゆるゴミ屋敷だった。ゴミの山を乗り越えて、遺体と対面したマリコ。被害者は、その町家を貸している大家の滝田育代で、検視の結果、窒息死と判明する。だが、首に絞められた痕はなく、耳の後ろに謎の赤い物質が付着していた。育代から町家を借りているゴミ屋敷の住人・早川涼子と連絡がつかないことを重視した捜査一課の土門刑事たちは、まず彼女の行方を捜す。

【感想】いや~、今回も面白かったな。まずゴミ屋敷と近所づきあい、そして認知症の徘徊による行方不明者と、身近な社会問題がクロスする形でテーマとなっていて、登場人物の数もちょうどいい感じ、誰が犯人でも不思議ではない状況で、捜査は二転三転するめまぐるしさもなかなかよかったです。チョイ役っぽい畳屋の親父が有薗だったので、多少出オチ感もありましたけど、白骨死体となって発見された女性の娘も怪しい雰囲気を漂わせていたので、この2人のどちらかが犯人だろうとは思ってました。安達祐実演じるソーシャルワーカーと、ゴミ屋敷というかゴミ部屋の主の女性は、逆に怪しすぎて犯人ではないだろうなと。しかしゴミ部屋の軒下から白骨死体が出てきた時には驚いたな~w つい声を出してしまいましたよ。大きさからして死体とは思ってませんでしたからね。人間、白骨化したらあんなに小さくなっちゃうんだね。畳屋は母親の死体をどうやって白骨化させたのかなぁ。腐ったりすると相当臭いと思うんだけど…。あと、ゴミ屋敷の表現が相当穏やかでしたね。あれだけゴミがあって、なおかつ1ヶ月も部屋の主が留守をしていたとなると、腐臭はもちろん埃も相当積もってると思うし、Gなどの虫などが巣食ってるだろうし、恐らくセットでは正確に再現できないと思うのですよ。まぁ見るだけで不快になるので、そこまで正確に再現する必要はないと思いますが。特にG関係w また、ぐちゃぐちゃのようでいて、部屋の主にはどこに何があるかわかっていて、ここにはゴミを置いてなかったとか把握しているのが、リアリティあるなと思いました。作者が相当ゴミ屋敷について取材した跡がうかがえます。ゴミ屋敷を見世物にし、ゴミ屋敷の主をただ奇人として扱うのではなく、社会問題としてとらえ、主の心に一歩踏み入れようとするところまで描いたのは評価できると思います。普通はまさに相馬クンの反応をしますよねw ゴミ屋敷でも平気でずかずかと入り込むマリコは、やはり変人なのだなと思いましたw ただひとつだけ、ゴミ屋敷やゴミ屋敷から持ち出したゴミの捜査をする科捜研のメンバーに、手袋だけでなくマスクをさせてほしかったなぁ。マスクすると顔がわかりづらくなるし、ニオイが防げるわけではないですが、ああいう場所ではカビの胞子などがたくさん漂っているので、やはりマスクは必需品だと思うんですよね。実際は撮影用に即席に作ったゴミでしょうから、そんなに臭くはないかもしれないけど、そこだけちょっと不自然に感じてしまいました。




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