Nicotto Town


Freiheit von Dunklemeer


Ceui ~空と愛と星と・・・~

当時はまっていたものを思い出すと、それらと結びついた当時の記憶も一緒に呼び起こされる。
いろんなアーティストに手を出したけれど、「これだ!」っていうのとはなかなか出会えなかった。

そんなある日、毎週欠かさず聴いていた文化放送の『こむちゃっとカウントダウン』から妙な曲が流れ出した……。

「――此れは、終端の王と異世界の騎士達との、壮大な戦いの序曲である……」

!?
なんだ今のは……。
まさにそんな感じ。
この時は何も感じず、変な曲だなあ程度にしか思わなかった。

それから一年後くらいかな。
もうなるけみちこ担当ではなくなっていたけれど、【ワイルドアームズ クロスファイア】を当然プレーしていた俺は、サントラも当然購入。
主題歌がいい曲で、はじめは歌っている人が『織田かおり』ということしかわからなかった。
そしてサントラに載っていた彼女のプロフィールを読み――ついに出逢ってしまったッ!

【S o u n d H o r i z o n】

――気になって最初に店頭で買ったCDは、【少年は剣を・・・】というシングル。
そこから流れてきたのは、以前聴いた覚えのある印象的な語り。
これは……ッ!!

そこから【Revo】という深淵に堕ちるまで時間はかからなかった。
これだ! という想いがありましたね、実際。
だって買うCD買うCD、全てが素晴らしいんだもの。
ロマン、イベリア、エリュシオン……。
この人についていこう、追いかけてみようと、自然にそう思えたというか。

一方、その頃私はガールズラブというものにもはまっておりました、ええ。
もちろん今でも百合オタだと自認しているわけだが。
『繋がる世界』とはよく言ったもので、百合にはまっていなければ、俺が『彼女』をここまで好きになっていたかは微妙なラインだと思う。

百合アニメ【青い花】のエンディングテーマ『センティフォリア』。
歌っているのは――せうい? ちぇうい? セイセイセイセイ、【Ceui】ッ!!
あーいい曲だー、澄んだ声色だー、と。
その流れからの → 【Märchen】参加!!

メルヒェンが発売される前に、【Glassy Heaven】を買いました。
今とは全然違う歌い方というか、初々しさを感じますね(笑)
もちろんCeuiさんはもっともっと前から歌を唄っていたと思うし、俺達の知らない苦難の時代があったのでしょう。
グラッシーヘブンからは今とは違う、表現が難しいけれど、冷たく尖った氷柱のようなCeuiが感じられます……。
とにもかくにも、俺はCeuiの魅力に惹かれつつあったのだ!

そして2010年12月。
俺はついに見てしまった。
動くCeuiを。生のセイ子を。走り踊る『継子』をッ!!
かーわーいーいー。
惜しくもDVD・BDではカットされた【Märchen ~キミが今笑っている、眩いその時代に・・・~】メンバー紹介。
メルに弄られセイセイ頷く継子。
せーいせーい!
何あの可愛い生き物!?

俺魚がCeuiの魅力にノックアウトされた瞬間であった。

Sound Horizonには――Revoには一生ついていこうと心に決めているけれど、もし、心に余裕があるのなら、「一生好きでいるため、心の棚に飾っておくもの」に、【Ceui】も加えようと、そう決めたのはその頃だったかもしれない。
ちなみに心の棚にはほかに【Frei】と【百合】、【野球】が飾ってあります。

せいちゃんはニコニコで生放送をしてくれるけれど、頻繁に俺の変なコメを拾ってくれる!
Foo↑↑
せいたそ~

【First Eden】、【Labyrinthus】、【Rapsodia】を通じて、小高光太郎氏の作曲センスが優れていること、そしてCeuiさんの作曲能力もただごとじゃないことに気づき。

【L i n k e d H o r i z o n】

――【ルクセンダルク大紀行】への参加が決まり、横浜アリーナで彼女が歌う姿を結構近い距離で見つめ。
やっぱりせいちゃんはいいなあ~と思いました。

2013年には【ガブリエル・コード 〜エデンへ導く光の楽譜〜】が発売され、Ceuiの作風はますます独自路線に。
たぶん、彼女がRevo作品の影響を受け、『物語音楽』というものにこだわりを見せ始めたのもこの頃からだと思う。
「音楽は自由なんだ。革命を起こしたい!」と、そんな感じのことを言っていた。
俺にとってはほんと大歓迎な変革で、『花になった少年の神話』や『人魚姫と王子の物語』を聴いた時、ますますCeuiが好きになった!

人魚姫の心の在り方は、よだかやエリーザベトにも通じるものがあると思う。
「光が射して、泡になっても、僕は祈り続けてるよ」
「愛を偽って生きるくらいなら、真実と共に死すことも厭わないわ」
「死んでもいい。生きてるなら燃えてやれ!」

2014年、【パンドラ・コード】が発売。
タイアップなし、自分の創作意欲に従い生み出したもの。
個人的にせいちゃんのアルバムで一番好きなのはラビュリントスなんだけど、それに匹敵するレベルの神盤!
『雨降る森で、待ち合わせ。』に至っては好きすぎてラノベ書いちゃったくらいだし。

2014年11月8日、【パンドラ・コード エデンツアー】!!
仕事の都合で行けるかどうかわからなかったものの、とりあえず買っちゃえーという衝動でチケット購入。
無事観に行けてよかったァーッ!!
RLBDコンサート以来の生Ceui!!
しかもあの時より近い! 近いよセイ子さん!!
小さい箱でのライブって初参加だったので緊張したけど、後ろのほうで大人しく盛り上がっていました(笑)
何が感動したって、上に書いたような、「俺はCeuiのこの曲に惹かれたんだぜ!」という曲を唄ってくれたこと。
特に『雨降る森で、待ち合わせ。』 → 『人魚姫と王子の物語』の連続攻撃は泣くわ!
しかも『センティフォリア』まで聴けるなんて!
嬉しいなあ。

CeuiもRevoも、完璧でも完全でもないと思うんだ。
どこか苦手な部分もあるだろうし、ほかの歌手に比べたら劣る部分もある。
でも、それと「応援したい! ついていきたい!」という気持ちは関係ないんだよね。
サンホラ風に言えば要は――そこにロマンがあるかどうか、だろ?(笑)

同じの下、たくさんのを繋ぎ、いずれとなる僕達の物語。
アンコールのあと――終演間際に聞けた、マイクを通さない彼女の生の声。
その声を耳にして、エデンを旅してよかったと心の底から思いました。

ありがとうCeui!!




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