ドラマ【ＭＯＺＵ２】
- カテゴリ：テレビ
- 2014/11/14 14:33:17
【感想】何でも映画にすればいいってもんじゃないぞクソッタレ！ まぁ充分予想はついてましたけどね。まだ原作のストックはありますし、元々映画っぽい作りではあったし、話題にはなりましたし受賞もしてますし、まだ解けてない謎が残ってるし。でも、地上波での視聴率が散々だったのに、よく映画化を決意したなぁと思いますよ。シーズン２の視聴率が悪かったのは、すでにWOWで放映済みだったことと、裏にドクターＸという強力なソフトが来たからだけど、シーズン１もそこそこ酷い視聴率だったのにｗ ただ熱狂的なファンがいることも確かで、こういうドラマの映画化ってわりと成功したりするんですよね。同局のＳＰＥＣもそうでしたし。
さて本筋。今回のラスボスだった池沢は勇者・和彦によって倒され、その和彦は姿をくらまし、裏面のボスだったイワン・タイラーもオメロスとともに沈み、とりあえずの収束はありました。しかしまだ解けていない謎と問題点がいくつか。まず問題点は、名波が津城に捕まり、事実上拘束されてしまっていること。しかし彼女の元には和彦が描いたマークが届いたということは、そのうち彼女は和彦により助け出されそうですよね。元々名波は津城と取引して、池沢を追い詰める計画を実行していたはず。なのに津城はその取引を無視して彼女を拘束しました。津城が和彦を殺そうとした時、彼女がかばったから、かもしれませんが、元々名波に記事を書かせるつもりなんかなかったんでしょうね。敵に回すと怖い男ですよね、津城は。和彦を名波がかばったということは、彼らの間には単なる協力者以上の感情がありそうです。そういえば和彦は名波の命の恩人でしたよね。また、和彦の双子の弟・宏美が、葵美に恋愛に似た感情を抱いていたこともあり、和彦も名波にそんな感情を抱いていても不思議ではありません。これは、和彦が津城に復讐することもありえるな。
解けていない謎は、やはり何といってもシーズン１から出ていたダルマでしょう。今回、鳴宮が見た夢では、ダルマの上に大杉が乗っていたらしいですが、何か意味があるのでしょうか。いろんな要素を詰め込まなければならない最終回に、このエピソードを差し挟んできたということは、何かありそうな気がします。また、東の存在も気になります。シーズン２では池沢に協力していましたが、何故か前回から美希パパことイワン・タイラーの後を追っていました。美希パパが彼の尾行に気づかないわけがないし、とすると、あえて泳がせていたのか、どうでもいい存在だと思っていたのか、はたまた追っていたのではなく行動を共にしていたのか…。都合よく倉木たちが駆けつけた時、美希パパが潜水艦の中にいたのは、東があの車で送り届けたからとも考えられますよね。てことは、東は日本の公安にも、ロシアの諜報員にも協力する、ダブルスパイだったということか。何か目的があるのか、それとも単に金で動いているだけなのか。本当に謎の存在です。
今回の結末を見て、映画版のラスボスはひょっとしたら津城になるんじゃないかと思いました。公安に室井も池沢もいない今、津城の勢力はかなり拡大したでしょうし、序盤での主人公の協力者がラスボスになるのはよくあること。だとしたらかなり手ごわい相手です。そして彼は、ダルマとは何なのかを知っている…？ 確か、ロシアにのっとられた国民監視システムは、すでに形骸化して使い物にならなくなっており、新システムが稼動しているのとのことでしたよね。ダルマとは、その新システムに関与しているのでは…。その謎については、映画化まで待たなければなりませんね。それでは、チャーオー!!!
