Nicotto Town



春夏秋…冬がない歌


この季節に聴きたい音楽とな。少し前から社会主義時代のポーランドの音楽にはまってます。

きっかけが少々情けない。YouTubeで観たヘタリアのファンメイド動画です。

良い曲だけど、何だか短い。一部カットしたかな?と思って、フルバージョンを視聴。関連動画でこれが出てきました。

    Wiosna, ach to ty(春、そう君のことだよ)

オリジナルはマレク・グレフタ。1987年リリースです。リフレインは春・夏・秋と続いて、冬はない。

「かつての春」というポーランド語のコメントがついてます。他のコメントも私がわかる範囲で解釈すると「理不尽な冬だから、あえて歌わなかった」かな。

1983年の映像では編曲が違うけど、メロディなどはほぼ同じ。戒厳令下の作詞・作曲と思われます。

この曲が社会主義時代の扉になりました。第二次世界大戦前後に生まれた人が活躍した時期でもあり、バックグラウンドにも驚かされました。

歌う詩人ヨナシュ・コフタはボルイーニ地方(現在はウクライナ領)出身。父親はユダヤ人。ウクライナ民族主義団体がポーランド人とユダヤ人を大虐殺した地域です。

驚異の歌声を持つチェスワフ・ニエメンは1939年2月、東部のノヴォグルデク県で誕生。生まれた年に第二次世界大戦が始まって、村はソ連領になり、ドイツ軍占領の時代を経て、ベラルーシ領に。

ソ連に併合された地域では住民交換や「送還」が行われました。コフタとニエメンもディアスポラです。

社会主義時代はミュージックビデオ的なものをテレビで何度も放送したのか、当時の映像がたくさん残ってます。




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