冬に食べたくなるもの
- カテゴリ:グルメ
- 2014/12/07 11:18:15
湯豆腐。
火が完全に通りきる前の、つるんとした舌触りがたまりません。
あつあつのそれを、めんつゆと刻みネギに付けてハフハフ食べる。
じいんと暖かさと素朴な味わいが胃に沁みます。
チゲ鍋なども好きですが、最近は肉より野菜が食べたくなります。
とかく日常のストレスにさらされていると、こういった飾り気のない優しい味わいに癒されるんだと、この歳にして知りました。
「しゃぶしゃぶ温野菜」に出かけたとき、食事の終わりに店員さんが、どのメニューがおいしかったですか?と尋ねたので、「湯豆腐がおいしかったです」と答えたら、苦笑されました。
一応、肉を売りにしているお店ですからね。でも下手な肉より豆腐ですな。
いまは穏やかな蒼雪の家ですが、むかしは一家の危機に直面したことがありました。
そのたびに、蒼雪は鍋を作りました。
みんなで鍋をつつくことで、家族のまとまりを取り戻したかったのです。
ストレスで疲労困憊した両親は、もくもくと食べてくれました。
同じものをひとつの鍋から取って食べる。その行為が、不思議と連帯感を持たせてくれたのだと思います。
鍋のあとは、ぎりぎりまで保たれていた緊張の糸が、すこし和らいだ気がしました。
冬に食べたくなる、もうひとつのもの。
それは干し柿です。
子どものころは全然好きじゃなくて、おやつに出るとがっかりしたものです。
それよかケーキが良かった。
しかしこれも年齢のせいでしょうか、干し柿の良さに急激に気づくようになったのです。
外側は薄くもっちりとした甘い皮に覆われ、中身はジャムみたいにとろり。
ただ干しただけで、あの渋柿がこんなに甘いおやつに変身するとは。子どものときは不思議でなりませんでした。
それと、ひとつが掌に余るほど大きなあんぽ柿にも、心惹かれるようになりました。
あんぽ柿は普通の干し柿と違って、鮮やかなだいだい色を残しつつ、外も中も柔らかいのです。
そうなる理由は、作り手が、皮をむいた実の一個一個に、刷毛で細かく傷をつけているからだとか。
なんという手間。だからあんなに値段が張るんですね。
でもその手間が、あの絶妙な食感と味わいを生んでいるんですね。
感謝して食べなくては(笑)
蒼雪の親父が今年こしらえた干し柿も、良い出来でした。
皮をむいてつるしておいただけの、普通の干し柿ですが、家族が作ったものとなると、売り物よりおいしく感じました。
冬は、しみじみと家族を感じる季節だなあと思います。
お~、愛知県は柿の生産が多かったんですか^^
これは愛知に限ったことじゃないでしょうが、柿の木は食糧難に備えて、昔の人が植えてたんですね。
それが現在はおいしいものたくさん売ってますから、わざわざ柿食べようって人も減少してるんでしょうな^^;
まして干し柿は、言ったらなんですけど不気味な見た目ですからねww
白い粉がカビに見える…wやはり、おそろしげな見た目が損をしているなぁ。
日本古来からのドライフルーツなんですけどね。
あんぽ柿は福島で作られることが多いので、関東から西にはあまり出荷されないのかもですね。
私もめったに口にしませんが、食べるとやはり「うまーい!」って言いますw
一個の果物が、それだけで完成されたスイーツになってるってのが感動です。
さっきウィキ見たら、硫黄で燻製すると、あの色と食感になるとありました。そうだったのか…。
でもテレビで見たのは、刷毛方式でしたw
あ、アイマールさんのお母さんも手抜き湯豆腐でしたかw
たぶん私は、豆腐よりその手抜きを嫌がっていたんだろうな。でも母もパートに出て忙しかったから、それでも食事を準備してくれたことには感謝しなければ^^;
中国の干し柿、干し芋、ひどいもんだと言っておりました^^;
たばこの吸い殻や、切った爪が入っていたこともあったとか。どんな呪いだ(笑)
生活のために、安さをひたすら求める我々庶民ですが、こういった現状を知らないとだめですよね。
安ければいいってものじゃない。漁業、農業が年々追い詰められていくのは、安さばかり要求する社会のせいなんだ…。その根っこは、日本が貧困状態にあえいでいるからなんですよね…。
どうすりゃいいのやら…。
つい、自分が食べて来たものを基準にしちゃいますね~。うっかり。^^;
愛知県って、昔は干し柿作りが割と盛んだったんですよ。最近は全然見なくなりました。
もしかしたら、今は超高級品として売られてるのかも。時代だわぁ…。^^;
そうそう、見た目が黒っぽくて地味だから、絶対損してますよね~。www
あと、食べたこと無い人が見ると、表面の白い粉がカビに見えるんだそうです。
…違います、カビじゃありません!www
実はあんぽ柿って、食べたこと無いんですよ。実物さえ見たこと無くて。www
私にとっては幻の柿です。食べてみたいなぁ。
お皿に盛りつけただけの湯豆腐、ウチのオカンも同じような事しましたよ~。www
働いてたうえに、料理嫌いだから、いかに手抜きするかって事ばっかり考るんですよ。
《美味いものが食べたければ自分で作れ》の世界でした。
まあ、おかげでちゃんと料理作る習慣が身について、結果的に良かったですけどね~。 (´・ω・`)
あ~、やっぱり中国の干し柿って、そんな現状なんですね~。…予想通りだわ。^^;
中国産に限らず、船便で送られてくる輸入野菜も、横浜港に水揚げされたら野積み状態なんだとか。
…その話聞いた時、そこらのホラー映画より怖いかもって思っちゃいました。 (T ∀ T;)エ~ン
ですね、豆腐は胃がもたれませんし、鍋のシメに雑炊やうどんを煮たりして、食後は満足しますし。ヘルシーで安上がりで、いいことずくめですねw
みそ汁にも豆腐入れるとは、豆腐好きなんですねww
私は大根と油揚げ派かなぁ。ジャガイモも好きですw
なんと、柿食べたことがないのですか(゜o゜)
干し柿は、うーん、まあ、柿の味を数倍濃くした感じですかね。さっぱりした甘さと、もちゃもちゃした食感が、好きな人にはたまらないようです(笑)
干しイモは私も好きですね。母は特に好物で、冬場になるとストーブの上にあぶってよく食べてますww
ほうほう、とろろ昆布載せですか。なんか懐かしいなあ…。
もうずっと我が家では見てないんですが、以前は我が家の夕食のおかずに、食卓に鍋を載せない、お皿に盛りつけただけの湯豆腐が出ていたことがありまして。鰹節にしょうゆとか、おぼろ昆布を載せて食べてました。
でも、私はこの食べ方が嫌で嫌で(笑)
豆腐より肉が食べたかったですからね。だから、子どもの時は湯豆腐も嫌いでした^^;
それが今は好物ですからね。嗜好が親に似て来たんですね。
鉄蜥蜴さんも干し柿お好きですか^^
そして給食に出てたんですか!私の子どもの時はその献立はなかったな。くじら汁なら食べたことあるけど…。
今は農業が真剣にピンチですから、干し柿生産者も数が減りますよね。
昔は、こっちの地方だと干し柿に使う妙丹柿を収穫するアルバイトもあったそうです。それくらいたくさん作られて売られていたんですね。でも今は離農が多く、柿の木も放置されているんだとか。
以前山形市に住んでいた時、あそこも庄内柿の木を植えている家が多くて、カラスがつつく姿が冬の風物詩でした。
地面にもやたら落ちてすごいことになるし、柿の木があったらあったで大変ですね^^;
干し柿って見た目がなんというか、地味ですよね。あんぽ柿ならともかく、普通の色黒のは、よほど好きじゃないと手を出しにくいのでは。食べたことのない若い人、多いんじゃないかな…。
中国産のは、農薬問題ももちろんですが、出荷状態もかなり悪いのだと、市場で働いている人から聞きました。
ゴミとか平気で混じってるとか…なんてこった…。
こんなの聞いたら絶対買いたくなくなりますよね。
味噌汁には必ず豆腐を入れてますよ^^
干し柿・・・私、食べた事ないかな。。単なる食わず嫌いですw
柿自体、食さないもので^^;
干し柿も柿の味がするんですか??
干し芋でしたらこの時期は食べたくなります♪
夏に冷奴ばかり食べてたせいなのか。
オイラはとろろ昆布のせて食べるのが好きかな。今度やろ~っと♪^^
そうそう、干し柿! これ、オイラも今、凄く食べたい物っす!
柿は生も普通に食べれるけど、だんぜん干し柿の方が好きですよ~。
あの、もちっとした食感と、しつこくないほのかな甘さで、どれだけでも食べられる。www
でも、国産の干し柿って、作る農家さんが減ってホントに高くなりましたよね~。
安い中国産の物なんて、怖くて食べれるわけないじゃな~い…。 (T ∀ T;)
昔は、給食で時々出るような庶民の食べ物だったのに。寂しい話です…。
最近は柿の木がある家って、採るのが面倒で木に実らせたまま放置するから、鳥が凄い事になって
ますよね。^^;
他に美味しい果物がスーパーで年中買えるから、誰も食べなくなったんですかね。ちと寂しい…。
まあ、鳥が美味しく頂くなら、それはそれで有りですけど。役には立ってる。www
豆腐の旨味って、実はあまり実感したことのない蒼雪です。
大豆のおいしさ凝縮、おぼろ豆腐も、やはり冷たい状態でしょうゆかけて食べると戻しそうになりますww
何がそこまでさせるんでしょうね。そして湯豆腐なら食べられる理由。謎です…。
春菊に限らず、植物は栄養豊富な場所で育つと巨大化しますね。
癒しのイメージが多い植物系統ですが、結構どうもうな生き物じゃないかと思います。
どんな生き物も、生きるってそういうことなのかなと。
ハルさん、柿にトラウマが(゜o゜)
そりゃ罪作りなおばあ様ですな~^^;
でも好き嫌いってそういう暗い過去が原因であることが多いです。給食で嫌いな食べ物を残して先生に怒られたとか。思い出したくないですもんね。
でも、食べ物に罪はないですから。そんな思い出を拭い去ってくれるおいしい柿に出合えますように…。
(( 。>艸<)-3
でもおとうふって少し温めると甘みが増しますよね♬
ゆうべはあっためたおとうふ食べました♬
お味噌汁に入れても旨みが出るし、やっぱ冬はおとうふですな♬
あら〜、春菊お嫌いでしたか(笑)
何年か前に春菊を作ってるから好きなだけ切ってっていいよと親戚が言ってくれたのでご厚意に甘えてそこに行ったら、私の背丈ほどにがっつり育った春菊の群れがありました(笑)
完全に野生(;^ω^)
柿は、幼い頃にばあちゃんに無理矢理食べさせられているうちに、嫌な思い出として分類されるようになり、食べられなくなりました(笑)
きょうだい全員がトラウマですから、ばあちゃんの業の深さが窺い知れますな(笑)
あはは、湯豆腐は準備が楽ですよね!豆腐切って、適当に野菜も切って。
昆布だしも鰹と違って、適当に煮るだけで良いし。
簡単で心も身体もあったまる、良いメニューだと思います^^
そして手作りの料理というのは、湯豆腐に限らず人に気持ちを伝えやすいものなのかもしれません。
最初に悪い印象がある食べ物は、そのトラウマが次にチャレンジさせるのをためらわせますよね^^;
しかし、過去にも書きましたが、「本物はうまい」のです。
たとえば生臭くて青魚が苦手という人。それは新鮮な魚じゃないからだ。捕れたて、もしくは高級缶詰を食してみなさい、目からウロコがおちますから(笑)
全く不味い食材ってこの世には少ないと思います。新鮮じゃなかったり、調理方法が間違ってたり。そんな理由で良さを消され、誤解されているんじゃないでしょうか。
なので、もし食べる機会がありましたら、安いやつではなく、ちょっと値の張る出所の確かなものを選んでくださいね!
干し柿は中国産のもありますが、それは絶対に選ばないように(苦笑)
さえらさんの選んだその品が、味覚の新発見を開いてくれることを祈りますw
決して『用意するのがラクチンだから』という理由だけではないですよ(笑)
素朴であったかいもの。
家族と一緒に味わうもの。
そういったものが、心身をあたためてくれますね^^
特に心をあたためてくれるものは、作り手の思いやりを感じるものでしょうか。
柿については……実は、生でも干し柿でも苦手なのです。
食べず嫌い? かもしれません。
というか、最初に食べた経験が美味しくなかったから、それ以来、敬遠しているのです。
いつまでも嫌っていないで、今度、試してみようかなぁと蒼雪さんのブログを読んで思いました^^
うんうん、干し柿おいしいですよね。あんぽ柿は干し柿の王様ですw
あれは意外と、大人の味わいかもしれません。自然の甘さが心地いい。
子どものうちは、ケーキやスナック菓子に強く惹かれますから。
同じ理由で、あんこも今では好物になりました。
干し柿がつるしてある光景、良いですね^^
のどかで、柿のオレンジ色が青い空に映える、冬の光景が大好きです。
昔の農家は、保存食や売って利益にするために、たくさん干し柿を作ったらしいですが。
農業をやる人が少なくなって干し柿作る人も減り、柿が大量に成りっぱなしの現状だとか。
干し柿ひとつに、厳しい農業の現実を垣間見ました^^;
私も鍋の豆腐は好きですね^^
鍋はと言い切るのは、普通に食べる豆腐が好きじゃないからww
生の木綿豆腐は吐きそうになるし、冷奴なんてもってのほかですが、湯豆腐だけはおいしく感じます。
一丁ぺろりと頂ける(笑)
水炊きもいいですね~。鶏肉はうちの犬も大好きなので、食卓にまとわりついて(いつもだけど)くれくれと大騒ぎして大変なことになりますがww
ああ、でも春菊は苦手。どうやっても苦手。ハルさんはお好きなんですねぇ。尊敬しますw
一家のストレスの原因は自分にもあったので、鍋作りは贖罪の気持ちもありました。
家族を守りたい気持ちは、今でも強いです。みんな大事。
料理は、どこかしら人を癒す力があるのかもしれないですね。
生の柿苦手なんですか!(゜o゜)
パリパリするのもいいけど、熟柿もおいしいと思います。口のまわりと手が汚れるけど…。
干し柿は、手作りだと食べるタイミングが早すぎて、食べた時にちょっと渋味が舌に残ったりして。それもまた味わい深いですがw
私も、あんぽ柿の作り方をNHKの日本風土記みたいな番組で見て、びっくりしました。こんなに手間が!と。
生産者の人が、一個一個手で皮を向き、ひもにつるし、そして毎日刷毛でまんべんなくこするんです。
福島県の会津地方だったかな。寒さと手間が、あの色と味、食感を生むんですね。値段も納得です。
そうそう、よくある干し柿は、手でときどき揉むんですよね。それが中身を柔らかくする。
あまり実が小さいとだめで、適度に大きくないと干しプルーンみたいになりますww
今年私の親父が作ったやつも、好評につき親父が知人に半分あげてしまいました。
なので、我々が食べた数はほんの少しです^^;
今はというか、今冬はもう作る予定がないそうです^^;
余暇を食べ物づくりに励んでいて、干し柿も趣味の一環でしたw
ご親戚に食べ物を送ってくれる方がいるとありがたいですね。
母方の親戚もそういう人で、こちらが送ると送り返してくるので、贈り物合戦になってしまいます(笑)
まあ、きりのいいところでやめていますけどww
うちの親父も湯豆腐大好きなんですよ。これだけで良いとか言うから、母が「楽でいいけど」と苦笑していますw
今近所のあちこちの軒先に吊るしてあります
あんぽ柿美味しいですよねぇ そんな手間が掛かっているとは知りませんでした(´∀`)
熱いから取り皿にとっといて、ポン酢がちょっとしみた位のがよきかな♡.+.(♥´ω`♥)゜+.゜
おとうふには、滋養、みたいなものを感じます♬
でもできれば水炊きで、トリモモの骨つきのぶつ切りが入ってて、白菜、春菊がたんまりあるとホクホクです(欲張る笑)
お鍋は蒼雪さんちの救世主だったんですね♬
家族を守るなんて、その気持ちが尊いです。
きっと、ご両親もあたたまったことでしょうね(o^-^o)
私は柿は生で食べるの苦手なんですが、干し柿だけは食べられるようになりました♬
蒼雪さんの言う通り、おいしいやつは中がジャムみたいに甘いんですよね♬(*´ω`*)
刷毛でやるのは初めて聞いて、干し柿ひとつにそこまでの手間をかけるものなのか!と驚愕しました。
あんなに柔らかくて甘いのは、やはり手間暇かけてある証拠なんですな♬
まあ、お値段もそれなりだし(笑)
でも普通の干し柿も干しっぱなしだと硬くなるから、毎日ひとつずつ柔らかくなるように揉むんですよ♬
なので干し柿自体、かなり贅沢なものだと認識してるハルですヽ(=´▽`=)ノ
うちの父は、塩梅を見るフリしてちょくちょくお味見してますけどね(笑)
だから出来る干し柿は、最初よりだいぶ少ないです(笑)
信州の叔母が作る干し柿が絶品で、毎年贈ってもらっています。
で、こっちでチョコの詰め合わせなんかを贈ると、とっても喜んでくれます。
湯豆腐、これがあると、ダンナは他のものを食べなくてこまるWW