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シン・ドラマ汁


ドラマ【信長協奏曲】

信長協奏曲
フジテレビ 月曜夜9時~
【あらすじ】サブローは楽市楽座に続いて、領内での異国人によるキリスト教の布教を認める。光秀は延暦寺の僧たちの反対を心配するが、サブローはキリスト教に影響されクリスマスパーティーを開こうとおおはしゃぎ。そんな時、家康が急を報せに来た。武田信玄が全国の武将たちに織田討伐を訴えたのだ。すでに武田勢は織田領に向かって進軍を開始していた。家康は自分が浜松で食い止めると三方ヶ原に軍を出すが、あっと言う間に蹴散らされてしまう。

【感想】冒頭にちょっとだけルイス・フロイス、前半は信玄西上、後半は叡山焼討ちという内容で、ストーリーとしてはよくまとまっていたと思います。が、残念ながら前半と後半が逆ですねw 叡山焼討ちが1571年、が1573年ですので真逆ですね。まぁそのくらいの違いはこのドラマにとって屁でもないですが! あと、ルイス・フロイスと書きましたが、合ってますよね? ザビエルではなかったですよね? フロイスは信長と会ってますが、ザビエルはそもそも来日した時期が違いますので。フロイスと信長の出会いは、信長が義昭を奉じて上洛した頃の1569年でしたので、順番としては間違ってはないですが、そんなことはこのドラマにとってどうでもいいことですよね!
ストーリーがよくまとまっていたなと思ったのは、サブロー、光秀、秀吉の3人の心の動きを史実に織り込んで(順番違いますが)、今後のストーリーに持ち込むのに自然な流れを作っていたからです。信玄の突然の死で、窮地に陥っていた織田は奇跡的に事なきを得るも、次は比叡山が立ちはだかる。まぁ実はもっと前から対立してたんですけどね。話し合いが苦手なサブローは、光秀と入れ替わり、光秀が比叡山との交渉に赴くも、ついてきた秀吉にそそのかされ、寺社を焼討ちにしてしまう。そこで秀吉は自分の仇は光秀の方であると確信。今度は光秀を天下を取るにふさわしい人物であると煽る。今までお互いの最大の秘密を知る協力体制にあったサブローと光秀の間の亀裂が、大きくなっていくというもの。光秀が信長を討ち、その光秀を秀吉が討つという、動かしがたい史実に寄ってきたなぁと思います。
ちなみに書いておきますと、信長が焼討ちをした時、叡山の施設の多くはすでに廃絶していた可能性が高く、重要な寺社であるにも関わらず、焼討ちされても天皇や朝廷が正式に抗議していないことなどから、当時から堕落しきった叡山に対する批判が多かったと思われます。その上、女子供まで殺したということになってますが、そもそも女人禁制の叡山に女がいることがおかしいですよね。つまり女がいたということは、叡山が堕落していたという証拠でもあるわけです。しかし、このエピソードが信長の残酷な一面を表す代表格として伝えられてきたのは、信長に敵が多く、信長を討つ大義として利用されたということもあるのではないでしょうか。
今回、光秀が叡山焼討ちをしたと知り、愕然とするサブローに、帰蝶が思い切って、初めて自分の思いを告白しましたが、叡山ショックのせいで全然サブローに届いてませんでしたね。現時点で、サブローがタイムスリップしてきてから少なくとも10年以上、下手すると20年近く経ってると以前書きましたが、進展の遅いカップルですねw 信長はもう40手前ですよw しかし、あと残すところ恐らく2回ですか。まだ浅井もまだピンピンしてるし、本能寺まで10年近くを残しています。今期だけで終わるとは思えないのですが、視聴率的には続編NGな感じなので、どういう最終回を迎えるのか、まったくの謎ですね…。このドラマなら、畳み込むように本能寺にいっちゃう可能性あり!?




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