「悼む人」
- カテゴリ:30代以上
- 2015/01/29 00:09:48
天童荒太さんの「悼む人」を読み終えました。
会ったこともない故人のことを忘れないよう胸に刻み込み、
「悼む」旅をする青年のお話。
故人を知っている人に
「その人は、誰に愛され、誰を愛し、どんなことをして、
人に感謝されたことがあったでしょうか」と聞いてまわる。
何の意味があるのか。理解されない行動・・・。
この本は、読む人や、その時期によって、
とらえ方が違ってくると思います。
私は、今だからこそ読んでよかったのかもしれない。
「冥福」を祈るのではなく、「悼む」。
その人がこの世に存在していたことを、ささやかに讃えている。
とても読みたいなぁと思っている1冊です。
悼むと言う意味の受け止め方は
それぞれが違うかもだし難しいのですが・・・
例えば、家族や友人や交流のあった方を悼むと考えると
その答えは 少し見えてくるような気がします。
その人と過ごした時間や交わした言葉
手のぬくもりや抱きしめた時の感触など
様々なものを追体験して
言葉では言い足りない「さようなら」や「ありがとう」
を心で囁くようなことが悼むなのかなと・・・
そして・・・忘れない事。かなぁ✿*
100年後にはいないだろう。今生きている何十億の人間は
みんないなくなる。残った者は先に逝ったものを悼むけれど
残った者もいずれ逝く。ネガティブ思考かな…最近よく思う。
詩人、吉野弘さんがNHKで紹介されていた。胸を打たれた。
人が生きている内は、煩わしく悩ましくても出会いがあるね^^
「悼む人」の映画のチラシを見たの。(*´▽`*)
で、観てみたいな・・・って思ったよ。
「悼む」っていう意味も人それぞれ違ってくるんだろうなぁって。
辞書に載ってる意味とはまた違う深くて優しい意味があるんだろうなって思いました。
こころを寄せるのも
見知らぬ人たちに 自分の生きている証を
知っててもらいたいから
そして 見知らぬ人たちの
生きている証を 感じていたいから
っていう 気持ちも少なからずあるのかも?
って 思いつつ
こうして この世界の魅力に 捕まっちゃいましたの( ≧▽≦)ノダァ-ッ♪