それは、天の声?
- カテゴリ:日記
- 2015/02/17 02:50:37
もうだいぶ前のことなのですが。
ある日仕事に行くために階下へ降りると、居間で親父が電話で神妙に受け答えしていました。
「はい…はい、住所は…」
むむ、と蒼雪嫌な予感。
電話が終わったあと、何を話していたのか親父に問いただしたら、インターネット回線料が安くなる勧誘だったと話しました。
前にもそういうことあったよね?
NTTから、ADSLから光に替えませんかと、電話で勧誘があったでしょ。
そう言うと、親父は、今の電話のプランの方がさらに安くなる、と言い張ります。
また「安くなる」正義論が始まった…。私は頭を抱えました。
退職して収入が減ったため、なんでも安上がりにしようという気持ちはよく分かりますが、よく調べないで話に乗るのは感心できません。
光に勧誘されたときも、一悶着あったのです。
光回線にするプランもいろいろあるのはご存じの通り。
親父がその時契約しようとしたのは、全くと言っていいほどネットを使わないでいると定額で済むプランでした。
でも世の中、そんなうまい話があるわけじゃない。
私は当時あわててネットなどで契約内容を調べ、親父が変えようとしているプランだと、今の使い方では高くついてしまうよ、と忠告しました。
それでようやく親父はNTTに問い合わせて確認し、蒼雪の話が正しかったことを知りました。
結局、料金に大差がないということと、割引サービスが受けられるということで、ADSLから光に乗り換えたんですが。
安いという言葉に弱い親父は、KDDIだかどこかの会社に乗り換えると言い張ります。
でもそのプランは、スマホを持っていることが前提のやつでした。
親父は電話口ではその辺を聞き落としたのか、勧誘者が話さなかったのか、私がそう説明するまで「とにかく得するから」の一点張り。
さすがに私も呆れて、じゃあもう知らないよ、とほっときました。
我が家のことですし、私も使うネットだから他人事じゃないんですが、親父が自分で理解しないとどうにもできないと思ったので。
それからしばらくしても、家に回線工事の人は来ませんでした。
どうやら親父も契約内容について自分で調べたらしく、電話のそばにあるメモ帳には、「クーリングオフ」と書いたあとが…。
契約は解除してもらったようです。ほっとしました^^;
そしてそれ以来、親父はフリーダイヤルに決して出なくなりました。
このことがあるまでは、どんな電話でも出ないと怒ったし、自分が出れば、勧誘者の問いかけに真面目に応える親父でした。
いつかこの調子だと振り込め詐欺に遭うなあと心配していたのですが、ようやく、電話の見知らぬ相手を警戒することを学んだようです。
いまだに被害が多い振り込め詐欺ですが、被害者のほとんどが年配の方です。
思い込みや判断力が下がっていることが被害に遭う一因ですが、さらなる要因として、「律儀に電話に出ようとする」ことが挙げられるんじゃないでしょうか。
昔はネットがなかったから、外部からの連絡が電報か電話しかなく、よって厳しく電話に出るようしつけられた人が多いんではないか。
この身に付いた律義さが、電話の相手を疑う理念を持たせないんだろうと思います。
この出来事がある前、親父が言った言葉に、「もし大事な要件だったらどうする」というのがあったのです。
その大事な要件を、ナンバーディスプレイに登録していない人や非通知の人が伝えるもんかね?と反論したのですが、まったく聞いてくれなかったです。
ありていに言えば、電話をかけてくる人はみんな親切だと思い込んでいたんですね。
大事な要件というのは、たとえば誰か知り合いが大変だとか、そういうことを善意で伝えてくれる通りすがりの他人からの電話、という意味でしょう。
一昔前はそういう人情もあったろうけど、今はそういうのは、まずない。
それでも、かたくなに電話の向こうは善人だけだと信じ込んでいる人は、勧誘の電話は天のお告げか何かのように聞こえるのでしょう。
~がお得ですよという情報が、まるで自分のためだけにくれた秘密であるかのように。
振り込め詐欺に遭ってしまうお年寄りも、おそらく普段は物静かな生活をしていて、会話に飢えている状態かもしれない。
そこへ自分を頼ってきたり、何かが良いという情報を持っていけば、それに応えようとする義務と使命感、もしくは選ばれた人間よろしく高揚してしまうのでしょう。
とにかく、知らない人からの電話には出ない、出ても間に受けないことが大切。
最近、日本の会社で振り込め詐欺防止のための電話が開発されたそうです。
金融機関の窓口などでの水際作戦が功を奏することもありますが、一番は本人がだまされないことです。
こういった電話が、たくさん普及して犯罪が防がれると良いなあと切に思うのでした。
ですね、勧誘と見せかけてお金だけだまし取るタイプもありますから。
それにしても、親父は「安さ」に弱くて困ります。
アマゾンなどで本一冊数円で買えたと自慢するのですが、送料の方が高くついてるって気づいてるかなぁ?^^;
たぶん安く買うことで、自分がうまくお金を使えた、賢いと思っているのかも。
その気持ちは分かるけど、もうちょっと用心してほしい。記事のことで、ちょっと学習できたようで良かったです。
電話に出ないのが一番無難なんですけどね…。宅配も、一応連絡してくるけど出なくても届けに来てくれますし。
でも両親は、その場合、電話に出ないと宅配業者が困るだろう、相手の気持ちも考えろ!と怒るんで…反論不可能です。
確かに相手の立場を思えば電話出た方がいいんですが…。
この手間を省くにはコンビニ受け取りもありですが、それはやりたくないので、何か注文すると、毎回このせめぎあいに悩みます^^;
「身内に何かが電話」、百パー否定できないだけに心苦しいです。
でもそういうロマンを信じ込むと、本当にそういう内容の電話が掛かってきた時…テンパって詐欺に引っかかるんですよね。
それと、電話に出るしつけのほかに、自分が家長だから自分で何もかも決める、という考えも詐欺にかかる要素だと思います。
この件でもそうでした。電話で即断即決。
ネットなど家の全部に関わることは、蒼雪にも相談してねと光の時に頼んだのですが…効果がなく。
今回の事で、ちょっと反省してくれたのは助かります。
本人はプライドがあるので、解約したと私に報告はしませんでしたがw
百田氏は発言があんなにやばいのに、どうして作家として人気が出ているのか私も謎です。
永遠の0が映画化されて、なんか面白そうだから本買おうかと思った矢先に発言騒動が起き、見損なったので読まずに嫌いになりましたよ…。ああいう事は言っちゃいかん。ドイツのワイツゼツカー首相を見習ってくれ!
ところで直樹の直の字、間違ってましたね。失礼しました^^;
時々本物の詐欺もありますから、の手のヤツじゃなくて幸いでしたね。
>「万が一、知人、親せき誰かに何かあったので、まわりの人が連絡にかけてきた電話」
そう、これ、あながち否定もできないんですよねぇ。
オイラも、電話じゃないけど、家の呼び鈴が鳴ったら頭をよぎる事があります。
で、うっかり出ると、大抵セールスなんですけどね。^^;
ただ、さすがにフリーダイヤルから万が一の電話は、まず無いと断言できます。www
でも、ホントにヤバい方は非通知電話なんですけどね。^^;
電話に出ないって無作法は、お父様の年代の方には難しいかなぁ…。
…あ~、お父様は百田直樹ファンでしたか。^^;
この人マジメにダメですよ。あの宮崎駿が、けちょんけちょんに批判するくらい。
何でこうも「永遠のゼロ」がもてはやされるのか、オイラには訳ワカメです。 (´・ω・`)
そうなんですよね…。「万が一、知人、親せき誰かに何かあったので、まわりの人が連絡にかけてきた電話」というのが、全く可能性を否定できるものではないので、親父に強く再三言われると、そうなのかも…と思ってしまいますが。
…どうなんだろうなあ…親父は案外ロマンチストなのかもしれない。だから今の政権を支持したり、百田直樹のファンだったりするのかもなぁ…(ー_ー;)
全ての電話に出ないわけにもいかないですからね。迷惑電話と察しつつも、出ないとならない世の中です。
大切なのは、相手の話にすぐ乗らない、きっぱり断る、これしかないのかもですね^^;
内職商法は大変厄介です。いかにも社会に貢献しているように宣伝し、内職情報誌などに堂々と載っていますが、大半は仕事になる前に手習いをさせ、自社の粗悪な製品を売りつけるのが目的ですから。
私も過去、片手間小遣いを稼ごうとして、この手のやつにひっかかりましたww
だまされた自分も悪いので、良い教訓になっています^^;
ですよね、おっしゃる通りです。うまい話を持って来る善意ある人なんていないですから…^^;
これ、迷惑電話なんですよね。
ハルさんのお母様、えらい!そしてナイス切り返し(笑)
ハルさんも回線の勧誘への断り、さすがですね!なかなかそこまでしゃべれないですよ。
それでかからなくなってきたなら良かったです^^
私だったら、しゃべるのも面倒なので「ハーッ・・・」とこれみよがしにため息をつき、相手の話がひと区切りしたところで「要りません…」と言って受話器を置きますww
勧誘って本社じゃなくて下請けのコールセンターがやってるんですね(゜o゜)
そういう仕事もあるんだなぁ…やってる人も大変ですよね、きっと。
私の父も、蒼雪が説得・説明してもなかなか納得してくれませんでしたよ。
今でもフリーダイヤル、非通知以外の電話には律儀に出ています。
やめたら?と言ったらまた怒られました^^;
「もし誰かが事故など大変な状態になっていて、それを知らせに来た電話だったらどうする?!」
…記事に書いた内容を繰り返してきまして…。そんなドラマチックなことはないだろうと思いますが…。
でも、保険会社などの社員が登録外のナンバーでかけてきたり、宅配便の連絡も携帯などのナンバーでかけてきたりするので、全てに出ないわけにはいかない、という意見には渋々納得。
もし勧誘だったら、そのたびに断ればいい、と父は言いました。
断る労力が私にはいとわしいですけどね^^;
もともと電話が苦手だし。母は、父ほど出ろとは言いません。断るの面倒ですもんねぇ。
電話に出るしつけ、絶対あったと思います。父の父は結構厳しい人だったようで、やはり私と同じように「何かあったらどうする」と教えられて育ったんではないかと。w
私は親にそのしつけはされませんでしたが^^;
先にも書きましたが、電話は大事な連絡手段ですから、商売や詐欺の電話はいらないなと本気で思いますww
お父様の言う「大事な要件」はまずないですね。
「大事な要件」ってやっぱりこちらから求めて探すくらいでないと、
なかなか得られないから、向こうから来るものは何か裏があったり
条件があったりしますよね~!
うちも親には「いい話は絶対外からは来ないからね」と言ってます。
親は親で、私に「変な電話(内職商法とかw)にひっかからないように」
と注意してくれますww
でも、なんでも疑ってかからないといけないなんて、嫌な世の中ですね。
特にお金が絡むと、エグイです。
以前電話勧誘で矯正下着というのが流行ってたんですが、うちの母は勧誘のおねーさんに
「私はないすばでぃだから、いりませーん♬」
とかほざいてましたよ(笑)
私は蒼雪さんちのと同じひかり回線の勧誘で、あんまりしつこいから
「NT○の下請けって言ったけど、会社名は?住所は?具体的にNTTとはどういう関係で、なぜうちの電話番号を知っていて、なぜ私にそのお得な情報とやらを教えるのですか?」
と、ひとつずつネチネチ聞いたら、切りやがりました(*´_ゝ`)
そうそう、ひかりがお得は、大概スマホ使用前提ですもんね。
お父上はしっかり学ばれて、えらいです。
年を取るほど、意見は変えにくいですから…
しかもクーリングオフとか、すごい!!
一人暮らしのお年寄りとか、ほんとに騙さないでほしい。
>>昔はネットがなかったから、外部からの連絡が電報か電話しかなく、よって厳しく電話に出るようしつけられた人が多いんではないか。
なるほど!!と思いました。
蒼雪さん、深い!!
ディスプレイは便利ですよ~。0120はフリーダイヤルなので、絶対勧誘ですから^^;
電話勧誘のトラブル相談も、消費者センターに増えているそうです。
親父の例もまさにそれらの一件に当てはまってましたね。
あとで新聞の消費者相談コーナーを読んで知ったんですがw
生活に関わる大事な契約は、顔の見えない電話で申し込んだらいけませんよね。
こういう情報もあるのかと、参考にするのならいいかもですが(ー_ー;)
勧誘の電話がかかってくるので
そろそろ ナンバーディスプレイ申し込んで
0120で始まる電話には出ないようにしようかって
思案中です。
出てしまうと どっちにしても
いい気分じゃなくなりますもんね・・・。(Ծ﹏Ծ )むぅ。。。