Nicotto Town


プチ創作家の日記


巣窟『春分』

春分


誰が貴方を連れて行った
春の便りがつく頃に
雪解け水と共に貴方は消えた

新たな門出に胸を張り
期待と喜び、少しの不安をスパイスにして
羽ばたく者の陰に隠れ
消えてしまった貴方はどこに

月夜の晩に貴方は詠う
芽吹く春に貴方は踊る
そんな夜の小さな舞台
終われば貴方はどこかへ行く

この世界のどこに貴方はいるのでしょう
冬の便りがつく頃に
再び会う貴方の無事を祈ります





*****
季節と共にくる者は季節が巡れば旅をする。

#日記広場:小説/詩

アバター
2015/03/21 23:30
四つの海。四つの空、四つの大地を91日ごとに旅してるのは
風みたいな、雲みたいな、薫りみたいな旅人の俺かもしれません^^




Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.