旧・新川町と美濃路
- カテゴリ:30代以上
- 2015/04/02 13:34:35
美濃路と言ってもご飯屋さんではありません(^^)
近隣諸地域を歩き回っている私ですが、
なぜか平成合併以前の自治体単位に準拠してます。なんとなく。
現在は清須市の南部となっている旧新川町。
地図を見ても、これと言った施設が見当たりません。
強いて言うなら新川という川その物が名物でしょうか。
この川、江戸時代に開削された人工の川で、当時としては長大です。
川にさほど興味はわきませんけど、まあ行ってみましょう(^^)
で、名鉄本線新川橋という普通しか止まらない駅で下車。
名の通り、目の前が新川な駅を出て堤防道沿いに南下すると、
何だか感じのいい路に交差します。
道幅は狭く、普通車でもすれ違うには互いに路肩に寄せ合います。
が、所々に古い日本家屋が点在するのが面白いです。
道筋はだいたい小さな民家で、所々に古い店があり、
きしめん屋とか町の電気屋とかが現れます。寺もあります。
その間々に木の窓格子の付いた二階家が混ざっています。
これはちょっと、様子がちがうそ、っていう感じ。
小さな家々は新しいのも、昭和風のも、もしかして江戸?も混じりあい、
隙間なくちんまりと収まって連なります。
わき道を見ても、時々古い店のある家並みが続いてます。
その程良い小ささと言うか、新旧混じった町並みがラブリーです。
歩き回るのに非常に気分が良いです。
ある日本家屋の軒下に掲示板が付けられ、屋根神様の解説が
書かれていました。離れて見ると、なるほど、ひさしと言うか、
二階の窓の前の所に、小さな祠が乗っかっています。
尾張地域の風習なのですね。
その説明版の設置者が美濃路まちづくり推進協議会になっていました。
それでようやく、ここが美濃路であると理解した訳です。
江戸と京を結ぶ街道として、東海道は尾張の南で伊勢湾を舟で越え、
中仙道は岐阜から関が原を抜け内陸を京に向かいます。
舟がいやな場合、東海道の尾張から北上して中仙道に合流したり
しますが、その路が、この美濃路になります。
関が原で勝った家康が凱旋した路としても知られるので
武士には好まれた路筋でもあります。
そんな歴史街道だったために、いい感じの旧家が点在したんですね。
何の事は無い、新川を渡って北に行けば、その説明版が
あったんですけどね(^^) この時は後で通りましたから。
街道筋とは言え、ここは宿場ではないため、大きな施設がありませんが、
だから余計に、小さな古い家が多くて親しみのわく景観になってます。
地図では分からない良いものが、現地に行くと、見つかったりします。
やっぱり、自分で歩くのが楽しいと思うひと時でした。
いわゆる観光名所めぐりを意識しないで、
主に町の生活感みたいなのを見て歩くのが常なのですが、
こう言う街道沿いは、やはり違いを感じます。
寂れた商店を見ながら、ここで暮らす良さと悪さに思いをめぐらすと、しみじみしますね。
町自体は、一駅北の須ヶ口の方に賑わいが移ってしまっているのですよ。
桜に雪というのは、観光気分で言うなら、美しいイメージですね。
そこで暮らす人にとっては、もういい加減にして欲しいって所でしょうけど。
この時期になると、あちこちで桜に出くわして、
この木って桜だったのか、と初めて気付いたりします(^^)
須ヶ口駅から分岐して新川方向に、車庫みたいなのがありました。
予備知識無しに行ったので、へーこんな所に、と思いました。
新川堤防側に露天で並んでるのが居たので堤防道路の上から撮ってみました。
赤いのが5本くらいと、ミュースカイ1編成。
やや上からの撮影でも、構造物が多くて、なかなかスッキリとは写せないものですね。
いわゆる風致地区として条例で規制されてる感じは受けませんでした。
実際に条例を調べた訳でもないのでただの印象ですけど、建て替える家もあるみたいなので。
それで、新旧入り混じった自然な生活感がかえって好ましく思えるのです。
児童公園の前に、東海豪雨の最高水位を現す票が立っていたのですが、
水位は喉もとの高さまであってぞっとしました。今現在、その痕跡は水位票に見るだけでしたけどね。
雰囲気が何となく伝わってきます~
落ち着いている中に、新旧入り混じった趣~
そんな町並みを眺めながらの散策は、楽しいですよね^^
現地での発見は、感動もあり・・楽しさも倍増します*^^*
こちらは桜がぼつぼつ咲きだしました♪
もう雪は降らないかなー・・・って
思っていると桜の花につもって
びっくりすることもありますけど(笑)
それと名鉄の車両基地も^^
それが観光スポットになっている場合は食べ歩きできる店があったりして
それはそれで楽しいのでしょうが、
やはり当時の臭いが感じられるまま静かに残っている方が
趣があって良いのかも知れませんね。(特に写真を撮られる方には)
新川町と言えば確かあの「東海集中豪雨」で被害の大きかった場所と記憶していますが、
古い町並みは影響なかったのでしょうか?
初めまして、いらっしゃいませ。
歩くのは楽しいです(^^)
ご近所から旅先まで、どこでもそれなりに楽しんでしまいます。
自分なりの目線で、色々見物しちゃいましょう。
ぷらぷら歩くのって、良いですよね♪
私も最近、始めました!