Nicotto Town


アポの素


上の日常-ある日の大阪

それは確か、、、いや、記憶は定かじゃないかな

まだ雪の降り積もっていた頃、2月頃だったかもしれない。

その日上の次元では、ステージは大阪を中心としたが、淀川に沿ってブースが並び
同人音楽フェスなるものが開かれていた。

私の母の上の人であるゲートウェイは、主催者として、忙しく動きまわっていた。
ゲートウェイは昔、「時と光の神殿」でカイトの同僚であったが、ダウンが神殿を出た後の事なので、カイトの弟子であったダウンとは知り合いではない。

元々サンダルフォンと共に神殿を渡り歩いており、その場その場の神に音楽を捧げてきたが、メタトロンが主神とされていた時と光の神殿に着いてからは定住し、神殿が崩壊するまでその場にいた歴史を持つ。

さて、このゲートウェイが主催した同人音楽イベント…
ゲストにうちの方々が呼ばれたらしい。
上で有名である事と同時に、下で家族関係だから呼びやすかった、そんな感じで。

最初はメイン歌手、名は知らないが有名な歌い手で、ゲートウェイの知り合いという女性が歌う。
ゲートウェイ自身はギターやベース、キーボードなどを状況、メンバーに合わせて使い分けた。 たまに裏歌詞を歌ったりもする。ラップもする。

フリューネは元悪魔とはいえ、一応女神の枠に入るし ということでゲストとしてステージへ。
その旦那としてクロイエンも、トレーニングを重ねた後、ステージ参加で一緒に歌う。

曲の殆どがボーカロイドだったが、たまに普通にJ-Popも入ったりしていたり。


この日、ステージのラストにはボーカルデビューしたてのアルサイエスが控えていたが
この頃の彼はスパーキーとの事で精神的に不安定にあり、体調もよろしくなく、出られないんじゃないかと、ステージ裏では言われていた。

最後の最後の曲は、アルサイエスとミレンダで歌う予定だったのだが、体調が整わず、代わりにゲートウェイが歌っていた。 が、

そこはワーカホリックに陥るほど仕事には根をつめる性格のアルサイエス、颯爽と現れマイクを受け取り、ミレンダの肩を寄せて歌いだす。

これには諦めていたファンも大歓声だった。
あまりの事にぶっ倒れそうになるファンが居るのも、ゲートウェイが見逃しはしなかった。
流石にステージに慣れている彼は、ピンポイントにファンに語りかける。 マイクで。

「そこのお嬢さん! 憧れの王子様を見ずに気絶していいのかい!?」 と。

その彼女が気を持ち直したかどうか、私は知らない。


ただこの後、アルサイエスはミレンダに、無理をした事でボロクソ言われるのである。。。

イベント出店はやはりボーカロイド物が多いが、同人音楽なら何でも良いので、幅が広く、別にインディーズでも良かった上に、リアルアイドルでも上の歌い手のファンでもよく、さらに幅が広い。 つまりなんでもあり。

しっかし、誰が設置したのか、アルサイエスのファングッズがおいてあるブースには驚いたんですが。


ステージは大阪
最後に歌ったのはアルサイエスとミレンダ

この後私は、前世で私とかのちゃんが出会った場所が、大阪だという事を知ったのです。
その時には出来なかった事を、今、上で。

成人せず亡くなった、同級生の彼女との
あの時奪われた時間を今、与えられているんだろうと
アルサイエスはそう思っていたが、ミレンダは最近、意味深な事を呟いた。

「あんたのファン一号は私だからw」

…君はいつの時代から見ていた?



さて
この日のカイト君ですが
「お前は空気を読まないデスヴォイスでステージを破壊するから呼ばない」
と、ゲートウェイに言われてしまっていたので、

奥さんと二人自宅で温かいうどん食ってましたとさ。
泣いてなんかない…!が、ちょっとショックだったらしい。
その話をしている時にカイトは、前記事の禁則事項を思い出して泣いていたのであった。




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