Nein ~西洋骨董屋根裏堂へようこそ~ 感想①
- カテゴリ:音楽
- 2015/05/04 22:19:41
Sound Horizon 9th Story CD 「Nein」
そして
9th Story Concert 「Nein ~西洋骨董屋根裏堂へようこそ~」
Revoが紡ぐ物語音楽、第九の幻想。
この数日間、ひたすら地平線を旅していましたが、ようやく時間が取れたので感想を……。
ネ申
Revoマジ最高だわ半端ねー!!
Nein!!
ナインナインナインナイン!!
いやーほんと泣いたし笑ったし燃えたしなんだこの神盤はー!!
4月26日にNHKホールで行われたコンサートに参加したのですが、もう終始感動に打ち震えておりました。
Märchen以来のサンホラのコンサート……!
CDと合わせて、そちらの感想もまとめたいと思います。
■檻の中の箱庭
俺がこの曲を初めて聴いたのは、4月4日正午のアニメイトでした。
そのあとラジオでも聴けたので、『宵闇の唄』の時みたいにCDで初フルサイズを体験して「うおー!」となることはなかったのですが(笑)、それでもやっぱり高音質でじっくり聴くとまた違った世界が見えてきますよね。
リードトラックが打ち込みというのも意外と言えば意外ですが、断片的に【Nein】は未来だとか宇宙だとかそんな事前情報もあったし、すんなり受け入れられましたね。
便宜上R.E.V.O.のボーカルエフェクト、結構好きです。
コンサートはまさにエレクトロニック・ダンス・ミュージック!!
服が光るよ!
すごい踊るよ!
ていうかダンサーしかいないよ!?
まさかああいった形でこの曲を表現するとは。音源を流して、猫耳ダンサーが華麗にクルクル。
また違った一面というか、ああいうの見たことなかったから口半開きで立ち尽くすことしかできなかったぜ! ほげー!
■名もなき女の詩
ここから本編。
メインは花れん。
この曲は序盤・終盤と中盤の空気が違いすぎる(笑)
「儚い《幻想》 舞い散る花びらの中」辺りのメロディーがたまらん。
あとはやっぱりエンディミオの詩。
裏で怒ったり驚いたりしてるじまんぐ面白いよなぁ!?
エンディミオが女王陛下を讃えたので投獄されず、ルーナはパン屋の親方と幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
コンサートでは手拍子が難しすぎた(笑)
■食物が連なる世界
メインは南里侑香。いじめ女子に井上花菜。
この曲はねー、俺個人の心情とリンクする点があって胸に来るものがあるんだよね……。
俺って普段ほとんど肉食べないしいつも米と麺類と野菜と豆腐ばっかり食べてて、食物連鎖についてよく考えることがある。
ヴィーガニズムっていう言葉があるけど、時々思うのです。
「野菜や穀物だけ食べてれば十分生きていけるのに、なんでほかの動物の命を奪ってまで肉を食べるんだろう?」
この考えが少数派でどちらかというと変なのは理解していますが……。
やっぱりFreiと出会ってから加速した気がするなあ、この考えは。
Freiが肉をバリバリ美味しそうに食べてるのを見るのは好き。
なんていうのかな、「自然だ!」って思えるんだよね。犬が肉を食べる姿は。
自然なものは美しい。
生物が他の命を奪ってそれを食べることは自然な行為で、それができないのは美しくないのかもね。
歌詞に夜鷹が出てくるけど、【ヴァニシング・スターライト】の時に『よだかの星』を読んで――よだかが虫を食べられなくなったあの気持ちが痛々しくて、俺は泣きました。
《食物が連なる世界》。
《誰かの死を糧にするモノ》。
いろいろ考えさせられる曲でした。
コンサートでは、南里侑香の演技にうるっときた。
「ごめんなさい」のあとの嗚咽が;;
悲痛で痛切な物語ですが、救いはあったのでしょうか……。
あ、いじめっこを止める沢城ボイスの少年がジョニーにしか見えなかったんですが(笑)
舞台は近代アメリカなんでしょうか?
ハロ夜と同じ歌詞もありますしね。ロクなもんじゃねぇ!!
■言えなかった言の葉
メインは結良まり。
トラック3・4は原曲をあまり知らないので、内容を理解するのに時間がかかりました;
聴けば聴くほど味のある曲で、今では【Nein】の中でもかなりお気に入りの曲です。
《年齢の割に早くも総白髪だけれど立派なおヒゲがチャーミングな先生》がまたしてもジョニー説があるようで……。
根拠は手紙の内容かな? ケイトからの手紙なんじゃないかと言われているようですね。
しかもコンサートで、獣にも似たギラつく眼の彼が完全にゴーゲッターだったなぁ!?
あいつどこにでも現れるなぁ!?
それにしても結良まりさんめっちゃいい声!
ソロアルバム出したら速攻で購入します!
■憎しみを花束に代えて
メインはステラ役(エリス役)のFuki! そしてルナ役は駒形友梨!
はい、来ました。
【Nein】でも一二を争う人気曲でしょうねこれは。
なぜか百合! なぜなのよ百合!(歓喜)
まず原曲の『StarDust』が人気ありますしね。約束された神曲だった。
【monument】と【So That A Star Shines at Night Sky】というCDを買っていたので、すぐにFukiだとわかりましたが――
まさか彼女に百合キャラを演じさせるとは(笑)
「私... 《同性》が好きだ……」の破壊力がやばすぎるwww
そしてじまんぐが健在で何よりです。
コンサートは超盛り上がった!
じまの存在感!
ステラの「運命ね私達」!
サッシャのMC! 颯爽とランウェイを滑走!
ステラとルナのやり取り!
こんなに前向きな百合曲ってほんと珍しいと思う!
これを聴いたあとに、もうすぐ発売される小説版『Elysion』の下巻でスタダを読むのはきついっすね(笑)
■西洋骨董屋根裏堂
メインはNoël……と沢城みゆき!
つーか沢城みゆきすげー。
そしてノエルはなんか出るだけで笑える。市蔵が梶(笑)
黒猫四姉妹のイカレた骨董品紹介パートが好き。
コンサートは直前のノエルMCも含めやっぱり人気ですね~。
⇒ ②へ続く