Nicotto Town


Freiheit von Dunklemeer


Nein ~西洋骨董屋根裏堂へようこそ~ 感想②

⇒ ①の続き





■涙では消せない焔


メインはRIKKIとJimang。
一番好きな曲かも。
この曲は初めて聴いた時に泣き、今でも毎回泣けます。
ラストがね。ずるいよね。泣くよね。
俺が初めて買ったサンホラのCDは【少年は剣を・・・】なんだけど、アルバムでは【Roman】が最初で。
本格的にハマったのも、某所でロマコンの模様を見たからで……。
だから【Roman】やイヴェールは特別なんですよね。
それでですよ、ラストが「賢者 → 焔 → 大サビ」っていう神憑り的な展開なわけですよ。
泣くしかないよなぁ!?;;
しかも歌詞がまた……;;
【Nein】は一見するとネタが多いアルバムですが、この曲はガチ。


コンサートで、戦ったり車椅子だったりするじまさんと共に歌う、麗しいRIKKIママン。
ほんと泣ける;;



■愛という名の咎


――で、その次の曲がこれなわけですよ(笑)
メインは栗林みな実。そしてRevoと似て非なるΕλευσευς。
これは笑ったw
本格的にハマったのが【Roman】なら、【Moira】は俺に創作というものを教えてくれた作品で……。
RPG的なストーリー、引き裂かれた双子、少年期から青年期への成長、守れなかった最愛の妹、そしてエレフとレオンの戦い。
タマラン!!
Revoさんもゲームが大好きだったみたいだけど、俺もRPGばっかり遊んで育ったから、こういう展開の物語が大好物で^^
それなのに……どうしてこうなった(笑)
ネタ曲ではあるんですが、一番インパクトがあってノリやすいメロディーなのはこの曲だと思います。
「あの頃よりも背が伸びたね」の優しい旋律。
「誰かを不幸にするとしても、叶えたい願いがあった」の大サビの破壊力。
そして何より、兄妹愛という倫理すら駆逐したラブストーリー(?)
原曲が救いのない物語だからこそ光るというか……。
公式二次創作のクオリティー半端ないっすね!


コンサートはそりゃもう盛り上がりました。
終始エレフはっちゃけすぎw
それにしてもショートカットミーシャは可愛い。



■忘れな月夜


メインはJoelle。
この歌詞をジョエルさんに歌ってもらったのにはすごく意味があるというか……。
なんというか触れづらい話題ですが、ジョエルさんご本人の境遇とあまりにも似ていて、だからこそ等身大のエリーザベトがジョエルさんと被って見えました。
ジョエルさんは強い女性ですね、本当に。
「障碍を持って生まれた子供達」というのは、どこか【Nein】の共通テーマのようにも感じます。


コンサートの子役がほんと健気で可愛かった。
そしてエリーザベトは聖女いや聖母ですわ。



■輪∞廻


謎。
おそらく8th Storyに関わる楽曲なのではないかと思われます。
耳が聞こえない……音楽というものを知らない子供?



■最果てのL


なんだかんだで一番リピートしてしまう楽曲!
Noëlマジ主人公。
「否定の否定」。
冒頭の『Interview with Noël』のメロディーから察するに、たぶんノエルは、【das Rührendes, Evolutionäres und Vorzügliches Optikgerät】に「母に捨てられた」という過去を改竄されそうになって、親に愛されている光景を見せられた(見せられそうになった)んだと思う。
でも、そうじゃねぇだろと。
やり直しの効く物語じゃ――燃えられないだろ?
いずれ消えゆく人間が必死に生きた現実を『否定』しないでくれ!
この曲には励まされるというか、そうだよなと、とても胸がすく想いがしました。
ノエルかっけー!


コンサートではまさかのVANISHING STARLIGHT集結!?
と言ってもスクリーンに、ですが(笑)
あのミュージックビデオかっこよかったなー!






Sound Horizonメジャーデビュー10周年記念作品。
サンホラだからこそできる、Revoなりのベストアルバムと呼ぶことができるのかもしれませんね。
『進撃の巨人』や『よだかの星』に感銘を受けたのか、Revoさんの楽曲はますます星空で燃えるように熱くなっている気がします。
それは曲調だけでなく、そこに籠められた《音楽家の魂》そのものの熱さです。
実はチケットがまだ複数枚あるので……もう一回観に行きたいな!!




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