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シン・ドラマ汁


ドラマ【天使と悪魔】

天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-
テレビ朝日 金曜夜11時15分~
【あらすじ】4年前に行方不明になり、1年前に白骨死体で発見された主婦・綿貫香苗の未解決事件を再調査すべく、ヒカリ茶島は動き出す。被害者の夫・道弘の話によると、香苗は4年前、同窓会に出かけたまま行方不明になったらしい。ところが、なぜか茶島は事件当時の話よりも、道弘が妻の遺体が発見された後に辛くて引っ越したというマンションの間取りに興味を示す。そんな中、複数の証言から、明るく優しい性格で良妻だと思われていた香苗が、職場でよくイジメをしていたことがわかる。

【感想】今回は前回ほどではありませんが、終盤のどんでん返しがうまく利いてましたね。4人が同窓会をしたカフェバーにヒカリたちが聞き込みに行った時、そこのマスターが篠井英介だったので、えらいチョイ役やってるなぁと思ったんですよね。そしたら犯人だったとはねぇ…。さすがに意表を突かれました。役名の名字すら覚えてなかったからねw
今回よかったのは、いつもは大体の筋書きがわかったところで、捜査を放り出して司法取引に入るところを、ヒカリが地道な捜査を続けて真実にたどりついたところです。4回目にして初めて天使が勝利しましたねw このドラマでの天使と悪魔、つまり地道な捜査と司法取引は、イソップ寓話の北風と太陽に似ているように思います。力ずくで旅人の上着を飛ばそうとした北風が地道な捜査で、暑くすることによって旅人に自分から上着を脱がせた太陽が司法取引。この寓話では太陽が勝利しましたが、旅人がどんなに暑くても上着を脱がないと心に決めている場合は、北風が勝利することもあるということですね。
今回何故、天使が勝利したか。それは、彼女たちの純粋で友達を思いやる気持ちが、猜疑心が強い悪魔より、バカ正直な天使に近い心理状態だからだと思います。だから、茶島には彼女たちの気持ちが読めなかった。気持ちが読めなければ、人の心につけこむのが基本の司法取引が、うまくいくはずなんてないですね。犯罪者なのに、心理的には天使に近い。不思議に思えますが、それは今回の事件の動機が怨恨で、殺された方が悪魔に近い存在だったからでしょう。
謝罪するように詰め寄られながらも、さんざん悪態をついていた被害者を見ていたら、ふつふつと殺意が沸いてきました。これはドラマなんだ、この女優さんも好きでこんな役やってるわけじゃないんだと思って見ましたが、実際こんな人、いるんですよね。まさに人間のクズ。しかもバカ。人は誰しも、優越感を持ちたがるものですが、他人を軽蔑したり罵倒したりすることで、優位に立ったつもりになり、自分へのヘイトが上がっても気にしない、もしくは気づかないのは、本当にバカとしか言いようがありません。情けは人のためならず、という言葉はあまり好きではありませんが、こういうバカを見ると、他人に情けをかけないまでも、ヘイトは稼がない方が利口だと思いますね。




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