Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


あまちゃんの海に行ってきた(小袖)


ゴールデンウイークの最終日に、両親と犬たちで、岩手県久慈市の小袖海岸に行ってきました。

小袖は大ヒット朝ドラ「あまちゃん」の舞台になった場所です。
母はドラマはさほど興味ないようでしたが、まめぶと新鮮なウニが食べたいと言い張り、この外出になりました。

久慈市の港から道なりに沿って進むとたどり着くのですが、地形がリアス式のため、海岸線の細い道路が曲がりくねっていて見通しが悪く、運転上手な親父ですら苦戦していました。

対向車が来ると一時停止しないとならないので、もし車で訪れる際はくれぐれも徐行運転で。
バスを使う方が最も安全です。

小袖は本当に小さい入り江です。すぐそばに山があって、その中にぽつんと船着き場があります。
しかし入り江の海の水がとても美しい!
海は見慣れた蒼雪ですらため息が出る、深い翡翠色です。
のぞきこめば、あれはコンブなのか、海藻が林立していました。ウニがすくすく育ちそうな、きれいで豊かな海です。
ドラマのタイトルに「おらこの海が好きだ!」とありましたが、私もこの海が好きになりました。

周囲には漁師さんたちの小型漁船がたくさん係留してあって、ここでの生活がうかがえます。

ドラマにでてきた防波堤は、高波が来ると危ないので上に上がれませんでしたが、これもかなり小さいものでした。

海の真ん前にこぢんまりと立つ「小袖海女センター」では、「まめぶ」と「うに丼」が食べられます。
まめぶが、小さいお椀に入って一杯300円、うに丼は、ウニがかなり多めに入って、味噌汁付きで1500円です。これは安い。ほかで食べたら3000円はしますから。

私はそのとき腹が減っていなかったので、うに丼は母から一口だけもらって食べたんですが、くさみが全くなくてやたらと美味かったです。
腹減ってなくても頼めば良かった。

犬連れだったので、むろん海女センターに犬は入れません。
母がうに丼を堪能している間、親父が犬と外で待っていました。
私と母が出てきてから、交代でうに丼を食べに親父が入館。

※海女センターは3階建てなのですが、2階の資料館はほとんど見るところがないです。
詳しい資料が見たいなら、久慈市の道の駅やませ土風館が良いです。
まあ、展示物のひとつである化粧のきつい海女人形は面白かったですがw

朝早くに行ったおかげで、さほど人手に悩まされず景色を楽しむことができました。
海女センターの前では、殻つきウニが1個500円で売られており、訪れた人々がウニをむさぼりくっていましたw

ウニを食べるなら明らかにうに丼が安いのですが、殻つきを食べる経験もなかなかありませんし、ドラマでは「海女が取るウニは1個500円で漁協に買い取られる」と言っていたので、これも格安の値段なのでしょう。

まだ海女のシーズンじゃないので、たぶん南部ダイバーが取ってきたウニでしょう。
それを、ドラマでも使われていた岩棚で、おばちゃん数人(たぶん海女さんか)がその場でウニを剥いていました。


訪れて感じたことは、ここは観光地化した今でも小袖の人達の生活の場なのだ、ということです。
おばちゃんたちが世間話をしながら網を手入れしていたり、しらすが干してあったり。

小袖に入ると、警備の人が駐車場に案内してくれますが、人の出入りに必ずあいさつしてきます。
露店で魚を売っているおばちゃんもあいさつしてきます。
それは観光客に愛想を振りまく意味ではなく、この場所を荒らさないようにとの無言の頼みであったように感じました。

にもかかわらず、鈍感な奴はゴミを捨てるんですね<(`^´)>
防波堤に、飲み捨てたばかりのコーラの缶が落ちていました。
すぐそこの漁船に、漁師のおじいさんもいるのに。

ジュースの自動販売機は、防波堤の目と鼻の先にある海女センターに設置してあって、ゴミ箱もそこにあるのですが…なぜそこまで持っていかなかったのかね。

地元の人と美しい海に申し訳ないと思わないんだな、これを捨てた人は…。
私はその缶を拾い、ゴミ箱まで持って行きました。

私たち観光客は、あくまでこの場所に「お邪魔」させてもらっているのです。
お客さん=偉い人じゃないし、たとえ偉い人でもゴミをその場に捨ててはいけません。

ゴミはゴミ箱へ!!

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2015/05/12 02:14
>さえらさん

空き缶拾うのって、なかなか勇気が要ります。
良いことをしているのに、みんながやらないせいで、逆に恥ずかしい行為に感じてしまう。
私でも時々そう感じて、他人が多いときなんかは、ちゅうちょして見過ごしたりします。修業が足りません((+_+))

手が汚れるからとか、他の人が飲んだやつに触るのも嫌、という人も(うちの家族も含めて)多いですが、手なんて洗えば済むことです。
でも他人の後始末を自分がやりたくないって気持ちも理解できます。
だからといって、放置したままは土地の人にも失礼ですよね。

あのとき、空き缶を拾わずに見過ごすのも捨てた人と同じじゃないかと思ったら、やっぱり拾わずにはいられませんでした^^;
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2015/05/11 15:50
いつも犬の散歩のときにも空き缶を拾ってらしたとは!
目についたゴミをさっと拾える、それが自然な行動だ、という人はどんどん減ってきているような気がします。
そんな昨今だからこそ、蒼雪さんにとって当たり前のことも素敵だなって思うのです^^

小袖でも、地元の方々への感謝の気持ちから、きれいな海を汚したくないから、というのがなんとも蒼雪さんらしいです^^
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2015/05/11 15:16
さえらさん、コメント感謝です。

小袖は本当にちっちゃい入り江で、ドラマで主人公のアキが1両電車や何やらにカワイイを連発していましたが、本当にそんな感じです。久慈市の秘境かも(笑)
採れたてのウニもおいしいし、のどかで静かな場所です。

まあ、ひっきりなしに観光客が来るので、ゆっくりじっとしていられるような場所ではないんですが…。
ここも津波の被害に遭ったのですが、すっかりきれいになっていました。
すぐ帰ってしまったんですが、もっとあちこち見て回りたかったな。もう一度行ってみたいです。そしてその時はうに丼を食う!

観光地にしちゃったけど、今もそこに暮らす人の生活の場です。
だからよそ者が空き缶捨てるなんて、人様の家の中にそうするのと同じですよ。
まったくデリカシーに欠けています。頼むからやめてくれ。

そんな、拍手を送られるようなことはしていませんww
いつも犬の散歩のときに近所の空き缶拾ってるし(笑)

私としては、怒りで拾ったわけじゃなく、この小袖をわれわれよそ者にも開放してくれてありがとう、という地元の人への感謝もありました。
このきれいな海を汚しちゃならねえ、という気持ちからでしたねw
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2015/05/11 15:05
いちごさん、コメント感謝です。

近場なので日帰りでしたが、楽しかったです^^
帰り道に立ち寄った線路沿いの海岸で、洋野エモーションも体験してきました(笑)

ゴミのポイ捨ては、本当にやめてもらいたいですね。同じ観光客として、こっちが恥ずかしかったです。
小袖は地元の漁師さんたちが先祖代々守ってきた海です。いちごさんのおっしゃるように、自分たちの家みたいなもの。
観光地だから、地元の人が拾ってくれる、という甘えがあったんでしょうね、捨てた人は…。
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2015/05/11 08:59
私も行ってみたいな~~と思う素敵なレポを拝読しつつ、後半で小袖の人々の暮らしへの蒼雪さんの眼差しにふむふむ、となっていたら……許せ――ん!
ゴミはゴミ箱へ!! これ、当たり前のことなのに。
でも、悲しいかな、ゴミを平気で捨てる人は絶えませんね。
そういう心無い人にとっては、どこでも平気で捨てることが当たり前になってしまっている。
嘆かわしいこと、この上ないです。
しかし、蒼雪さんのような方もいらっしゃるんだから、日本も捨てたもんじゃないって思いたい。
どこの誰が捨てたかも分からない空き缶を拾ってゴミ箱へ持っていった蒼雪さんに大きな拍手を! です^^
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2015/05/10 13:45
お休みの最後に楽しい旅ができてよかったですね

しかし…何故平気でゴミ捨てるんですかね
自分の家に通りすがりの人がゴッソリゴミを放りこんでも笑って許すのかしら?




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