Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【天使と悪魔】

天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-
テレビ朝日 金曜夜11時15分~
【あらすじ】6年前、あけび山と呼ばれる山の中で、給食センターで働く主婦・福山若葉伊原智子の遺体が発見された。2人は数十カ所も殴打されていた上に、「タスケテ この男 人間ジャナイ」という謎のダイイングメッセージも残されていた。そして犯人が特定できないまま1年が経過した頃、今度は事件があった山の麓で民家が全焼し、若葉たちと仲の良かった同僚・笹本ひろみの遺体が焼け跡から見つかった。しかも、死因は先の被害者と同じ外傷性ショック死だった。茶島はこの事件の再捜査をするため、ヒカリを連れあけび山の現場に赴いた。

【感想】今回は悪魔の勝利でしたね。人の気持ちをまったく思いやらず、時には利用し、冷徹に目標に向かって進む茶島は、よく言えば弁護士としてはプロなのでしょう。ただ、自分がどう思われようと構わないので、敵を作りやすい性格ではありますね。一方ヒカリは、今回まったくいいところがありませんでしたw まぁ、司法取引がテーマのドラマなので、それに携わりながらも逆行することもあるヒカリの活躍の場は少ないでしょうな。でも、前回のように勝利することも、たまにはあっていいと思います。
さて、今回の事件は、今まで以上に陰惨で、何故主婦たちが殺されたのか、興味津々で見てました。容疑者もたくさん出てきて、事件の概要がなかなかはっきりとつかめませんでした。事件当時の容疑者の3人の男性は、全員犯人ではなく、どこに着地するのか、イジメの話が出てくるまでさっぱりでしたね。イジメの件の後出し感が拭えませんが、それを差し引いても、なかなか面白いプロットだったと思います。
ただ、最後に犯人が罪を認めたところが、あまり気に入りませんでしたね。私も最初に殺された2人のうち1人の体に、男性の体液が残されていたのが、結構引っかかってました。女に殺されたのなら、何故そんな跡があったんだろうと。しかし、捜査で関係が割り出せなかった不倫相手がいたことがわかってから、あれが証拠になるんだろうなと思いました。ただ、それは決定的証拠ではないんですよね。最初の被害者の1人と不倫関係にあったという証拠であって、3人目の被害者を殺したという証拠にはなりません。被害者と不倫関係にあったことは、彼の犯行を知らなかった上司も知っていたことですし、もし公になったとしても、警察の規則には触れるかもしれませんが、罪に問われるものではありません。もちろん、不倫相手がいたという新事実から再捜査すれば、決定的な証拠が出てくる可能性があることは否定しませんが、あの時点で落ちたのがちょっと不思議でした。
そして、前回も書きましたけど、イジメするやつってマジサイテーですよね。そんな性格の悪い女と不倫して、よくまぁ僕には彼女しかいなかったとか言えますね。ドMだったんでしょうかねw 哀れな男ですよ。というか、そのへんにちょっと矛盾を感じたんですよね。殺人者になってまで復讐を遂げてやるほどの女ではないぞと。前回もですが、性格最悪の人物が殺されるシーンを見てると、つい「いいぞもっとやれ」と思ってしまう自分が、最近ちょっと怖いですw




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