Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【64】

64(ロクヨン)
NHK 土曜夜9時~
【あらすじ】警察庁長官視察の前日、ロクヨンに酷似した少女誘拐事件が発生。三上は、記者クラブとの報道協定締結を目指すが、刑事部は頑として情報提供を拒む。何とか聞き出せたのは、被害者が不良の女子高生で、今までの素行からして狂言誘拐の可能性があるからとのことだった。少女とその家族の名前が匿名のままであることに、記者クラブは大きく反発。三上は意気込む記者たちを部下に抑え付けさせ、捜査一課長の松岡に会いに行く。

【感想】やっと事件が起きましたが、一昨日見たんですけど一番印象に残っているのは、記者会見場と捜査本部を往復する捜査二課長がヘロヘロになってしまったところですw あんなイジメみたいなことってあるんですかねぇ。まぁ、あるんでしょうね。原作者の横山秀夫は元地方新聞記者ですからね。あと、面白かったのは、それまで事ある毎に衝突していた広報室と記者クラブでしたが、東京から本社の記者や各地の記者が、記者会見担当の捜査二課長に突き上げを食らわせるのを見て、記者クラブの記者たちが広報室に同情し、泣き叫んでいたところです。記者と警察という枠ではなく、地方とその他という枠で近しい感情を抱くなど、実際記者をやらない限り、わかりませんよ。警察と記者って、実に複雑な関係なんですね。
さて、事件の方。まず、被害者の狂言誘拐の疑いがあるとのことでしたが、もしそうだとしても、何故ロクヨンを真似なければならないのかに、疑問が残ります。被害者は女子高生。15年前の事件当時、生まれてはいたでしょうがほとんど記憶にない時期ですし、そのくらいの年の子にとって、15年前って遥か昔の話です。そんな事件を真似しようという発想がまずないでしょう。なので、もし狂言誘拐だとすれば、必ず共犯者がいるはずです。
また、前回行方不明だった雨宮が、自宅に帰ってましたね。なので、完全に疑いが晴れたわけではないですが、彼が事件に関わっている可能性は低いんじゃないかと思います。もちろん他に誰か共犯者がいる場合は別ですが。行方不明のままなのは幸田ですね。幸田に関しては今回一切触れられていなかったので、何とも言えませんが、やはり気にかかります。
三上が捜査車両に乗り込んでからは、それまでの一切情報が降りてこない状態から、一気に最前線の情報が、20分遅れとはいえ、記者たちにもたらされることになり、スッとしましたね。これも、三上と松岡捜一課長にパイプがあったからですが、何故D県警の捜一はこんなにも広報室を蔑ろにするのでしょうか。何でもかんでも記者発表するのもどうかと思いますが、ここまで秘密主義なのは珍しいでしょう。ひょっとして、刑事部長が本庁人事になることに、何か関係しているのでしょうか? 直前に誘拐事件が起きたことで、警察長官の視察は立ち消えになってしまったようですが、本庁人事についてはどうなるのでしょうか。
他にも、三上の娘の行方も気になりますね。たまにかかってくる無言電話の向こうには一体誰がいるのでしょうか。その謎は次回最終回でわかるのでしょうか。

アバター
2015/05/13 17:27
お久しぶりです。以前もいらしてくださったことありますよね?
原作、そんなに長いのですね。
確かこのミス1位などになった話題作でしたよね。
調べたところ、横山秀夫は話題作はあるものの、
かなり寡作な方で、一球入魂するタイプの作家さんのようですね。
ドラマを見る限り、骨太な作品を書く印象があります。
アバター
2015/05/12 21:40
こんばんは。
クライマーズハイもそうでしたが、NHKの横山秀夫ドラマは重すぎず怖すぎず、引き込まれます。
原作は上下巻構成ですが、第4話は下巻の半分を過ぎたところです。あと1話でどう完結するのか楽しみです
(原作は実家にありましたが読んでいません←)



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