スポーツカーとは?
- カテゴリ:車・バイク
- 2015/05/12 23:52:12
連休の初日は借り物のロードスターで一人ドライブ。
曇り空なのはオープンカーでは最適なのだ。
炎天下のオープンは、見た目は快適そうだが見た目より悪環境ナノダ。
以外に暑い。エアコンを入れればいいのだが、上半身はもろに直射日光を浴びるので、最悪環境になる。
したがって、この時期の気候と秋の程よい気温の時の曇り空が最適の環境になる。
寒い時期にヒーターを最強にして乗るというテもあるが英国式のとのカバーがないと風が巻き込んで風邪をひいてしまう。
特に日本ではオープンカーを気持ち良く乗るための環境は少ない。
ハワイに行った時の体験で、ポルシェのカブリオレ(オープン)に乗ってた時(助手席です)前をフェラーリのオープンが走っていた。
遅い。
追い越そうにも1車線の海岸道、前を行くフェラーリのドライバーは金髪の女性。
少し広くなったので追い越そうとして並んだ時分かった。オバサンだ。
結局追い越せなかった。
「チンタラ走るなら道を譲ってくれても良いのに、付き合わされるのはまっぴらだ。」と思ってため息をついた時、前のフェラーリは突然甲高い排気音を轟かせた。
それと同時に、蹴飛ばされたように加速すると見る見る間隔が開いていく。
こちらもシフトダウンして追いかけるがタイミングが遅れてしまった。前を行くオバサンはこちらに手を振っている。オープンでなければその仕草は分からない。
カッコイイ。思わずオバサンに惚れてしまった。
後で分かったがあの音はダブルクラッチだった。一方こちらは普通にシフトダウン。しかも下手で回転が合わず一瞬の息づきを与えてしまった。
あのおばさんはフェラーリを使いこなしているんだ。
その高性能車を使いこなせる人がチンタラ走っていた訳が今回のオープンカー一気乗りで分かっ多様な気がする。
ポルシェに乗ってる時から感じてはいたんだけど、高性能車は何時も速く走らなくても、車の感性が感じられれば充分に存在感に満たされる。だからゆっくりでもその挙動に満足できることがあった。
今回はオープンカー。その昔、スポーツカー=オープンカーだった時代が有ったそうだ。
風と音ををダイレクトに感じられる分スピードは無くても「走っている」事が感じられる。単車は体でもそれを感じることができるが、ヘルメットでスポイルされることがない分、オープンカーでも風と一体になることで引けは取らないかも。
ロードスター(現行NCタイプ)を借りて、敢えて高速には乗らず北へ向かい、山形県境に向かい山道を走って行く。車は少ない。見通しの良いカーブを抜けるとき、それほどのスピードではないものの、シートの位置が良いのだろうか、後ろから曲がって行くような錯覚のコーナリングがとても快適。
ドリフトしたい衝動に駆られるが、借り物なので。
でも、普通に走っても、走っていることに楽しさが有る。
堪能した翌日。
オープンカー走行会で、結局同じ場所へ。手ごろなカーブが多いので良い場所なんだ。
「かつてサーキットを作っていた」との情報が有るとのことだったが、昨日はそれらしいものには気付かなかったが、案内されると、言われなければ気付かない所に痕跡が残っていた。サーキットは痕跡だったが、その近辺は適当にアップダウンのコーナーが続くなかなかの場所だった。
参加車両はホンダS2000、BMW Z4、旧ロードスター(NAタイプ)、ダイハツコペン(旧)の4台。
S2000は以前にも運転したことがあったし、スポーツと言う点では同じ排気量のロードスターに優る。サーキトでは間違いなく差がつくと思われる。
だが、一般道では乗りたいのはロードスターなのだ。S2000は、車の出来は悪くないが、しなやかさに欠け、短時間では『ワオーゥ』だが、長く乗っていたい楽しさに欠ける。
Z4は、上質な乗用車で、デカさの割には今回のモデルはパワフルとは言い難く、カッコだけのモデル(私見です)。とは言え、ボディが深く、屋根を空けても快適で、電動のトップを着ければ上質なクーペになる。
ドライブカーとしての存在は捨てがたいものが有る。助手席ならまだしも、運転して楽しさが有るかはお好みですが。
コペンを初めて運転してみた。
パワーは全くない。「軽だからこんなもんか」と走るうち気付いた。
風を受け、全開で走るのは悪くないと言うか…楽しい。軽自動車なんて乗ったことも殆どなかったが以外や以外、バカにしてはいけないのだ。
ホンダS660が大好評なのがよく分かる。機会が有れば是非乗ってみたい。
今回の白眉はM先生が持ち込んだNAロードスター。
初期型で現行のものより1回り小さい。1600㏄のパワーも120psとは、迫力もない、俊足ともいえない。これは単なるクラシックカー?
カッ飛び車を好む私を知っているM先生が敢えてここに持ち込んだのは?
「いいから乗ってごらん。」と言われて走り出す。案の定パワーは無い。昨日乗ったロードスターのようにダッシュするわけでもないが、その気になればタイヤを鳴かせてスタートは出来る。重さは1トンと軽いから、パワーもないエンジンでも軽快感はある。
気がつけば登りのコーナーは2速フルスロットルだ。タイヤが鳴く。ハイグリップでないタイヤなので、滑っても余裕が有る。「楽しい」。
下りのカーブではブレーキで前輪に荷重がかかるとテールが滑ってドリフトでコーナーを抜ける。簡単にできる。シートの位置が乗用車より後ろ寄りに有るので、おしりの位置からしなやかに曲がって行く快感は病み付きになる。余裕が有るので怖くない。2速と3速で目いっぱいエンジンを回して、はた目にはけっこうなペースで走っているはず。
これを維持するため、加えたのはタワーバーとロールバーでレース用に固めたわけでは無い。これで継時的にへたったボディをカバーして、当時と同じレベルのボディコンディションになっているとのことだ。
紛れもないスポーツカーだ。現愛車の『ゴルフGTIれいバージョン』で走れば多分もっと速いに違いない。だが、この古いロードスターは速さの勝ち負けではないスポーツカーとしての走る楽しさを教えてくれた。
走って楽しいのはパワーではない。非力なエンジンでも目いっぱい回しギヤを選んで走れば、それを支えてくれるボディポテンシャルが有れば、まんざら捨てたもんじゃない。と言うより、快感だ。
パワーの有る車には(直線で)抜かれても、より高性能車には追いつくことも敵わないかも知れないが、気持ち良さでは負けない。
それでも十分にスポーツとして楽しめれば良い。
スポーツは戦って勝つことが全てではない。
自らの持てる力を発揮して満足が得られればそれで良いんだ。
それが出来る車なら、普段はチンタラでも楽しめるかも知れない。
ホンダS660に乗ったレーサーや、スポーツカー、高性能車に乗りなれた人たちが褒め称えるのは、そんな彼らでも楽しめる車だからなんだろう。
そして、ロードスターの新型が登場する。
驚くべきことに、エンジンは小さく、パワーもダウン、ボディを短く軽くしたことで軽快感としなやかさを持った、初代のイメージに近いという。
カタログスペックだけだと魅力を感じなかったが、初代ロードスターを体験した今では是非乗ってみたいと思うようになった。
スポーツカーのイメージが変わった私にとって、最高のスポーツカーは直ぐ近く、手の届くところに有るのかも知れない。
スピードを出す楽しさもあるでしょうが、それ以外の楽しさもあるということに改めて気づいたというですね
そのことがスピードを出さなくても車の乗り味を楽しめる余裕につながって、一般道路では法定速度を(多少の+αは御愛嬌)、飛ばしてもいいところ(クローズドコース)では限界域を楽しむということになればいいなと思います
ところで、M先生ならSR311とか持っていそうな気もするのですが、いかがですか?
アクセルを底まで踏める車は楽しいのですw
ポルシェ使い! 昔、空冷RRの911ターボ友達が乗ってて、超じゃじゃ馬で
恐ろしくオーバーステア&トルクステアの車でした^^
今のポルシェは違うらしいですね^^
コンパクトで遊ぶのにはもってこいでしょう^^
スピードが無くてもスポーツしている感じがつかめました。
「ライトウェイトスポーツが一番楽しい。」と言うのがよく分かりました。
ライトウェイトでないスポーツカーは、パワーとバランスで走りの満足が得られる。
その場合はクローズドボディの方が有利です。
楽しむスポーツと、極限を求める格闘戯の違いでしょうか?
存在感で見せつけるスーパーカーのジャンルもありますが、あれでスポーツに挑んで壊す人は多いですね。
私が目指した『ポルシェ使い』の道から外れて来ていますが、
車を楽しむ事を覚え、原点に復帰していくような気がします。
北海道で走ると最高なんだろうな~。^^
スポーツカーに乗りたくなりましたー☆
れいさんにとっては新鮮な感覚だったのかな
カテゴライズするのは非常に難しいですが私のイメージでは
スーパーカー:エンジン第一主義だけど必ずしも速くなくてもよい(排気量の大きさが大事)
スポーツカー:サーキットを走って速くてナンボ
ですね。
そうなるとライトウェイト代表のようなロードスターはどちらにも属しませんが、「FUN TO DRIVE」という指標があれば間違いなくトップクラスなんでしょうね^^
新型は気になります♬
するのも良さそうですね、考えて置きます
風を切る爽快感もスポーツカーの醍醐味なのかも知れませんね。
でも、このブログを読むと、楽しそうで、一度は乗って(勿論、運転)みたいですね!
乗り物が全く違うけど、この間のGWはミニベロ(自転車)で、埼玉山間部を走り回りました。
疲れて、翌日には、筋肉痛で悩まされていましたが、走っていた時は実に爽快でした。
普通の乗用車で、走っていた人が多くいましたが、風を受ける爽快感は全くなかったでしょう。
いやぁ~、ホントに一度乗ってみたいですね。オープンカー!(≧∇≦)b