ドラマ【ヤメゴク】
- カテゴリ：テレビ
- 2015/05/15 17:06:42
ヤメゴク～ヤクザやめて頂きます～
ＴＢＳ 木曜夜９時～
【あらすじ】孫を暴力団から抜けさせてほしいと、野口清という老人が足抜けコールにやって来た。麦秋らが話を聞くと、孫の大輝は、未成年にも関わらず暴力団と個人的に取引をしている様子。清の話を聞いた石山室長は、過去のある事件を思い出し、胸騒ぎを覚える。実は、清の息子で大輝の父親である隆の会社を倒産に追い込み、大輝が大学を中退せざるを得なかった背景には、麦秋ら足抜けコールが関係していたのだ。しかも、麦秋は４年前に大輝を補導した過去があった。一方、三ヶ島が麦秋に個人的に足抜けを依頼した貴船組の藤田は、専門の薬物が貴船組で禁止されていたため、上納金が納められず途方に暮れていた。
【感想】今回も面白かったですね。貴船組との丁々発止の攻防もなく、永光家の過去も一切触れられませんでしたが、サブストーリーそのものが面白かったです。三ヶ島の友人・藤田が絡んできたからでしょうかね。ところで全然関係ないのですが、今まで私は三ヶ島の名前の「翔」というのを、てっきり「しょう」と読むのだと思っていましたが、本当は「かける」だったのですね。ちょっとかっこいい名前ですよねｗ 名前負け？ｗ
しかし、今回の麦秋も酷かったですね。過去に野口隆が勤める会社を倒産に追い込んだ件。隆は一緒にゴルフをしていた仲間が、暴力団とはまったく知らなかったんですよね。暴力団に絡む人物には一切手心を加えない麦秋ですが、これは回避できない災難だなぁ。隆は同業者であると信じ込んでたんですよね。でも、何故暴力団の構成員が、一般人のふりをしてゴルフをしてたんでしょうかね。バレるとゴルフ場に入れてもらえないからとかあるんですかね。にしても怖いですよね。一般人だと信じ込んでつきあっていた人物が、実は暴力団員だなんて…。もしゴルフ中にトラブルでも起きたら、命取りになりかねませんよ。おおこわ。
さて、なかなか入り組んだストーリーのため、堤組特有の遊びが入る部分がなかなかない中、これでもかってくらい、細かいところで遊んでますよね。今回は、三ヶ島がよく利用していた喫煙室が使用禁止となり、地下２１．５階？の元ミショウを利用しろみたいな張り紙がしてあったのを発見。ミショウってＳＰＥＣの部署ですよね。そんな地下深くにあったのか…。そもそも警視庁にそんな地下があるのか、「．５」って何なのか、いろいろツッこみたくなる張り紙でした。それから、公式サイトを見たことがある方ならご存知でしょうが、実はこのドラマ、三ヶ島と佐野と水原という男性３人の三角関係が存在しておりますｗ 三ヶ島は結婚して娘もいたので普通に女性好きだと思うのですが、どうもソッチ系の男を引き寄せてしまう性質があるようです…。この設定を踏まえて見てみると、佐野と水原が三ヶ島に対して異様に愛想がよかったり、２人で火花を散らしあったりするところが楽しめますよ。
それと内容とはまた別のところで面白かったのは、野口家の３人の男性が、全員面長で鼻の存在感がある、顔のタイプがよく似た俳優さんだったところ。ぜんっぜん別人なんですけどね、なんか家族っていう設定に説得力がありましたよね。この３人、絶対顔で選ばれたよなと思いました。３人の中で一番メジャーなのは手塚とおるですが、彼、全然目立ってませんでしたしねｗ こういう面白いキャスティングは、堤組ならではだよなぁと思いました。
あと、ちょっと疑問に思ったのは、野口老人がどうやって、わざと「母さん助けて詐欺」に引っかかったフリをしたのか。母さん助けて詐欺ｗｗｗ 久々に聞いたわ。それはともかく、どうやって大輝がつるんでいたハングレのグループに、野口家へ電話をさせたのかがちょっと気になりました。そのへんの説明はなかったですよね。情報のプロらしい貴船組の客分が関わっていたのでしょうかねぇ。
