Nicotto Town


じゃ爺の音楽な日々


ある青年の死

私たちが今住んでいる家に来て8年。
ここに来たとき、向かいの家にはお父さんと息子さん、犬が暮らしていました。

間もなく、病気でお父さんが亡くなりました。
息子さんと犬が残されました。

息子さんは、障がい者のため、施設に入りました。
家には犬が繋がれたまま残されました。

犬はその後、一人で家を守り、一年前に亡くなりました。

昨日、息子さんが亡くなったと、自治会から知らせがありました。
施設で変死とのこと。

数日前、息子さんは、外出許可をとり、家にいました。
その時に私は話をしました。

「障がい者枠で就職できそう」と明るく話していたので、亡くなったことが私には信じられない思いです。

別れ際に、「ありがとうございました」と言ったのが、最後の言葉です。
話をしたことが嬉しかったのだと思いました。

まだまだ若い息子さんの生涯がいかなるものであったか私にはわからないが、彼を社会が十分に支えていたのだろうか。
本当は、もっと若者らしく輝けたのではないか。

今やっと、お父さんや愛犬に会えたところだと思います。
心安らかにいるかもしれません。

心よりご冥福をお祈りいたします。

アバター
2015/05/19 17:39
コメントをいただき、ありがとうございました。
アバター
2015/05/18 19:51
広場より訪問です。
心よりご冥福をお祈りいたします
アバター
2015/05/18 19:37
こんにちは、はじめまして。
ブログ広場より失礼します。

何か涙が出てくるお話ですね。
これから就職できそうと夢を持ったまま逝ってしまった向かいの息子さん。
亡くなる前に話をきいて、明るい顔をみたじゃ爺さんの気持ちとしては、つらいものがあると思います。
そして彼が若かった分、年長者として、遣り切れない気持ちも残るのではないでしょうか。

でも先に逝かれたお父さんと愛犬に会えて、今頃、彼はきっと心安らかに過ごされていると私も信じます。

ご冥福をお祈りして、失礼いたします。






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