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シン・ドラマ汁


ドラマ【天使と悪魔】

天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-
テレビ朝日 金曜夜11時15分~
【あらすじ】傷害罪で服役中の西村泰史という青年が、司法取引を持ちかけてきた。2カ月後に内定している仮釈放を1日でも早く実現させることを条件に、ある未解決事件に関する重要情報を提供するというのだ。内々に報告書を作成するよう命じられたヒカリ茶島は、西村と面会。3年前に林の中で、男が女性を殺す現場を目撃したという話を聞かされる。変なとばっちりを受けたくないため胸の内にしまい込んできたが、瀕死の状態にある里親・吉原千賀子の最期を看取りたい一心から、司法取引の材料に使うことを決意したという。西村の些細な仕草から、茶島は証言に嘘があるとにらむ。

【感想】三浦涼介、坊主頭似あわないな!w 母親がイギリス人とのハーフの、クォーターなんですよね。だからちょっとエキゾチックな顔立ちで、母親似だからか女顔。決して正統派の美青年ではありませんが、髪型によってはすごくセクシーで魅力的に見えます。女顔の男性は、坊主頭にしたらだめだねw 一方兄の三浦孝太の方は、びっくりするほど父親似ですね。ま、それはどうでもいいかw
元仮面ライダー好きだった私にとっては、三浦の方が親しみがあるのですが、世間様では大衆演劇の早乙女の方が格が上なんでしょうね。なので、三浦演じる西村が嘘をついているのなら、犯人は早乙女演じる蔭山だろうなくらいには思ってましたよ。他に容疑者ってあまりいませんでしたからね。何故西村が殺したと思わなかったかと言うと、人を殺したと思い込み逃げている最中に、また人を殺すのはちょっと不自然かなと思ったからです。しかも相手はまったく関係なさそうな女だし。まぁ、当初は蔭山もどう関係があるのかわかりませんでしたけどね。今回は動機が後出しなので、推理するのはほぼ不可能でしたね。
そして、今回のテーマは司法取引の弊害について。司法取引が制度化されているアメリカでは、冤罪のうち15%が司法取引によるものだと、茶島が言ってましたね。今まで茶島が司法取引を持ちかけたのは、ある犯罪に関係して罪を犯した人がほとんどでした。つまり、その犯罪に対しある程度の情報を持っているだろうという憶測が可能な人物ということです。しかし今回は、一見何の関係もない事件で服役中の受刑者が証言したものでした。こういうケースの場合、自分の減刑を求めて嘘の証言をする可能性もあるということですね。もちろんそうするためには、ある程度信用性のある証言でないと相手にもされないでしょうけど、今回のケースのように、真犯人と共謀して別人を犯人に仕立て上げた場合、それが嘘かどうか見分けるのは結構難しいと思います。何しろ証拠がないから犯人が逮捕できていないわけで、新証拠といえばその証言のみ。こういった司法取引をする場合、ある一定のガイドラインみたいなものが必要だなと感じさせるストーリーでした。
あと少し疑問に思ったのですが、蔭山が逮捕されたのは、目撃者が犯人と似ていると証言したからでしたが、それだけで逮捕されるものなのでしょうか。物的証拠がない場合、任意になりそうなものですが、とりあえず逮捕して吐かせればいいというような感覚なのでしょうか。だとしたら怖いですよね。濡れ衣なのに逮捕され名前が公表され、輝かしい将来を失ってしまう。前にも同じようなことを書きましたが、今はネットで調べれば簡単に過去のニュースが調べられるような時代なので、そろそろ逮捕しただけで名前公表ってのはやめたほうがいいんじゃないでしょうかね。送検、できれば起訴の段階まで待ったほうがいいように思います。マスコミは反対しそうですけどね。




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