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シン・ドラマ汁


ドラマ【花燃ゆ】

花燃ゆ
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】寅次郎の罪が許され、断絶していた吉田家の家督を、梅太郎の息子・小太郎が相続した。塾には近所の子供たちが集まり、の友人のふさすみが手習いを教えていた。そんな折、は、高杉寅次郎の亡骸を江戸の長州藩領に運んでいる時、将軍が通るため一般人が通行禁止になっている橋を、役人の制止も聞かずに通ってのけたという噂を耳にする。そこへ伊藤利助がやってきて、なんとの友人・すみと婚約したと発表、ふさ、塾生の子供たちから祝福される。一方高杉は、上洛した将軍の行列に向かい茶々を入れ、周布から大目玉を食らう。

【感想】今回は文久3年(1863年)の出来事です。まず最初に、高杉のオイタの事件ですが、将軍の行列に向かって掛け声をかけたという逸話は本当にありますが、真偽は定かではなく、一方橋を渡った事件は確認できませんでした。しかしこの話も逸話として残っていそうな気はしますね。特に上海から帰ってきてからの高杉は、過激な攘夷論に走っていたので、ただ面白半分でやったのではなく、自分が行動することで周囲を動かそうとしていたようです。坊主になったのも本当ですが、剃髪しながらも結構活動していたようです。高杉というと短髪の写真が有名ですが、この時剃髪したので髷が結えるほど髪が伸びなかったのでしょうかね。
次に、伊藤とすみの結婚ですが、今後描かれるかもしれないので軽く触れておくだけにしますが、この結婚は幸せなものではなかったようです。伊藤は日本の初代総理大臣であり、明治42年に暗殺されるまで、3回総理を歴任、昔はお札に描かれた人物としても有名でしたよね。伊藤はそんな大人物ではありましたが、こと女癖に関してタチが悪いのも有名だったようです。
そして前回からでしたっけ、玄瑞にも女の影が…。実はこの頃、志士が集って会合を開くと言えば、遊郭がメインでした。明治まで生きて大物になった志士たちの中にも、芸妓を妻にした人が多かったようです。なので維新の立役者とはいえ、田舎者だった玄瑞が、芸妓に骨抜きにされても不思議はないですね。この辰路という芸妓は、今後文に大きな影響を与えていくことになります。それにしても、鈴木杏はないわ~ほんとないわ~。嫌いというわけではないのですが、子役の頃はそれなりに可愛かったのに、大人になってからはむしろ怖い。芸妓役で白塗りなので、ますます怖い。特に真正面から上目遣いとかされるともはや妖怪にしか見えない。28歳だそうですが、もう40前後くらいに見えちゃう。文のライバルという重要な役どころなので、もうちょっときれいな女優さんがよかったなぁ(;´Д`)
さて、今回の見所は多分、文と敬親の面会シーンだったと思うのですが、まぁこれは創作ですよね。いくら敬親お気に入りの寅次郎の妹だとしても、そうやすやすと会えるわけがないです。実は今後、文は敬親の身近に務めることになるのですが、この時点ではまだ会ってないと思いますね。ま、真偽はともかく、とてもつまらないシーンでしたw こんなシーンに時間を割くなら、もっと下関戦争をちゃんとやってほしかったですね。予算がかかるから無理なのかもしれませんが…。
ちなみに、最初に砲撃したのはフランス船ではなくアメリカ船でした。しかも、陸から砲撃したのではなく、帆船を繰り出しての海上戦だったようです。相手は商船だったので、反撃もできず逃げ出しました。当時商船といえども多少の武装はしていたと思うのですが、急襲に対応できなかったのでしょうね。次に砲撃したのがフランス船で、これは陸上からの砲撃だったようです。3番目がオランダ船で、オランダと言えば江戸時代唯一通商していた西洋国家なのに、もう外国船なら見境がなくなってたんでしょうかね…。また、やったことを見ると本当にえげつないというか、国際法違反でもありますし、もうウガウガの現地人に襲われたのと同じレベルで、ちょっと同じ日本人として恥ずかしいですね。
もちろんこれでタダで終わるわけがなく、長州も幕府も手痛い仕返しを受けるわけですが、それはまた次回ですね。




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