長野、わんだ~(^^)
- カテゴリ:その他
- 2015/06/02 14:06:27
軽く首絞まりながら生きてます。
Tシャツ買う時、首廻りがきついかゆるいか、
見極めが難しいです~
丸善書店の新書の棚をあっちからこっちまで、だーっと見て
一番惹かれた新書を買って来ました。
『信州 地名の由来を歩く』 谷川彰英 ベスト新書
この本はシリーズ物なので、他の地域の本もありますが、
これ以前に出版された物は、主に地名の解説に終始してます。
例えるなら、○○の99の謎 みたいな書き方でした。
しかしこの本では、急に方針が変わっていて、話が深くなってます。
著者の出身地なのでやる気が違うのかも知れません(^^)
信州は今でこそ長野県という行政区分にまとめられてますが、
内実はそんなに単純なものでは無いのです。
ここは、現代の行政の線引きを消して白地図にして考えましょう。
諏訪湖あたりの一族は何処から来たのか?
諏訪大社の神が古事記の国譲りの時、出雲の神側に立って、
高天原の神に負けて諏訪まで退いたといいます。
部族的に言うと、出雲の豪族が日本海を経て北陸にも力を持ち
姫川を遡って諏訪まで来ていたというニュアンスがあります。
安曇野とはわりあい新しい言いまわしで、以前は安曇と言って、
全国的に見ると、海人(アマ)が住む場所と読めるようです。
これも、日本海から来たかも知れませんが、著者は
瀬戸内から紀伊半島を経て愛知の渥美(あつみ)半島から
安曇(あづみ)に来たのじゃないかと言ってます。
長野と言う名前も、そもそもは大阪河内の地域名だったとか。
善光寺をお祭りする一族が、元々大阪からやって来て、
信州のこの地に住んで故国の地名を付けたという考えです。
要するに、色々な部族がそれぞれの理由でこの地域に入り、
それぞれの小国を生み出したみたいです。
山で区切られる分、それそれの小国は独立できたのかも知れません。
ならば、信州は多部族合衆国という雰囲気になります。
まだ半分しか読んでいませんし、谷川彰英氏の説が全て正しいと
信じるのも気が早いでしょう。
けれども、信州と言う地域には、そもそも天皇制が成立する頃から
国全体と関わる動きを受けてきたように感じます。
そう思って再び長野県を見ると、
大変ドラマチックなイメージがわいて来ます。
今の人間は地図を上から見るように、地域を高い所から見がちですが、
一旦、視線を地面の高さに戻して見渡せば、
川の向こうに誰が住み、山の陰から何が来るのか、
もっと生々しい感じ方ができる気がしてきます。
滋賀あたりだと、関係ありそうな気がしますね。
朝廷の部下として雇われた海人さんたちが、その辺に領地もらっていたりしそう。
これが学者せんせいだと、うかつな事は言えないのでしょうが、
こっちは素人の空想なので、無責任に色々な説を立てれて楽しいです(^_^)
越後湯沢あたりの駅とか、スキー場近辺はお土産も充実していて、いいですね。
長野は、スキーで行きますが、好きです。
滋賀にも、安曇川って(あどがわ)っていう、地域があるんだけど、
もしかしたら、そこも、アマさんが関係あるんだろか・・・?
そういう見方すると、面白いですね^^
仏教伝来の時、反対派に仏像が捨てられちゃって、
その仏像のひとつが川から拾われて、今、信濃の善光寺にあると言います。
本当かどうかは分かりませんけどね。
人の歴史も似たところがあって、年表見て分かってる気になっても
自分の祖父母の時代はどんなだったか、さらにその親の時代を考えると大昔に思えます。
自分から遡った昔となると、その遠さを実感しちゃいますね。
子どもの頃、長野と河内長野と関係あるのかしら~なんて
思って地図を眺めていた記憶があります^^
昔の人は、地面の高さの視線で、自然とおつきあいしてきたのでしょうね~
そこから、いろいろなお話が今も伝えられている。
この長い人間の歴史を思う時、不思議な感覚をいつも持ちます~
一人の人間の一生なんて、なんてちっぽけなんでしょう*^^*
歴史と言うと、どうしても国の動向になり勝ちなので、
そうじゃない部分で人がどんな風に動いていたかって考えるのは楽しいです。
意外な事実が隠れているかも知れませんよ。
私も、自分の、ルーツやかかわりのある土地に、興味あります
空想ですけど、もしかしたら古代の信州は政治の空白地域だったのかも知れません。
壬申の乱で美濃と尾張は兵を出してますから、その地域までは朝廷の影響下でしょう。
国を譲ったという出雲の人もそうですが、朝廷の目の届かない所に行きたかったのかも知れませんね。
あと、川が多く山があるなら、農耕と狩猟でなんとかなりそうですし、
移住先としてはいい場所だったかも知れません。あくまで空想ですけど。
諏訪、通過しちゃったので(^^; 次に機会があれば立ち寄りたい所です。
どんどん来るほど、諏訪と言うところは
魅力的なところだというお話なのでしょうか?
諏訪は一度、行ったことがありますが
神秘的なところだなあ、と思いました。
私も、諏訪の一族が自分の名を古事記に残したくて無理に話を挟みこんだのか、
とも思いましたが、出雲が日本海伝いに越の国と繋がっていたのは確かなようなので、
あんがい、部族の移住の歴史を反映しているのかも、と思うようになりました。
それにしても、地元の図書館はあかんな~(笑)
ブックオフで廃棄したのをもらってきたのかと思うような本ばっかりに見えました(++)
出雲から諏訪に逃げてくるって
どんだけーーって思ってた。いまだって
出雲から諏訪までくるのって大変だと思うのになー(笑)
もし余裕がおありでしたら、高田崇文「諏訪の神霊」をおススメします。
ミステリですが、御柱祭りにからめて出雲とのかかわりなんかもかなり
突っ込んだ考察がされてて面白いですよ♪
Tシャツでも、生地の厚みによって変わりますね。
厚手のTシャツの上にワイシャツ着ちゃうと、暑くて困ったりもしますよ。
この季節着る物悩みますね。
Tシャツだけだと肌寒いこともありますし
骨折(^^;;; 痛い思い出ですね。
私の文では伝えきれないのですが、長野の中に古代がある、って感じると
急にミステリアスな魅力が見えてくるようです。
現代的には、スキー場銀座とか言いますからね、長野から新潟方面。
次は別府温泉でもつかって、癒されるイメージを付けましょう。
という、低レベルな発想しか思い浮かばないです。
どうやって、そうなったのか、とか考えると面白そうですよね!
あ、因みに、骨折て言うのは、以前、スノーボードに行って、自分が骨折したんですけど、今でも連想ゲームのように、長野県て聞くと思い出します。(>_<)
毛無山だったと思いますー。